賃貸アパートや賃貸マンションなどの賃貸住宅で固定電話が引けない場合はどうする?その対処法とは
賃貸のアパートやマンションに入居したものの、
部屋に固定電話回線が引けないと「どうする?」となってしまいます。
そもそも賃貸アパマンで固定電話回線が引けないことがあるのか、
固定電話回線が引けない場合の対処法などについて詳しく見ていきましょう。
賃貸アパマンの部屋に固定電話が引けないことはある?
NTTの固定電話回線は日本全国に張り巡らされており、離島などの
特殊な地域でない限りは建物に固定電話が引けないことはほとんどありません。
ただ賃貸アパートや賃貸マンションでは、建物自体には固定電話が開通していても部屋まで
固定電話回線が引けないことが稀にあるのです。
アパートやマンションなどの集合住宅やビルでは、
壁の中にある配管にケーブルを通して各部屋へ固定電話を引き込んでいます。
築古の物件だと配管が壊れてしまっていたり、他の部屋で使っている電話などの
ケーブルが詰まっていて新たにケーブルを通す物理的な隙間が無いことがあります。
電話やネットのケーブルを通す配管は壁の中に設置されているので、
壊れていても簡単に修理できません。
既に引き込まれている回線に影響は無くても、配管が壊れていることで
新たなケーブルが通せずに部屋に固定電話が引けないことも考えられます。
ケーブルが詰まっていて物理的な隙間が無い場合は、既に引き込まれている回線に
良くない影響が出る恐れがあるので新たなケーブルを引き込めないこともあるのです。
実際にはネット回線はともかく固定電話回線が部屋に引き込まれていないことは
新築でもない賃貸アパートや賃貸マンションでは考えにくいです。
しかし配管の不具合で新たなケーブルが敷設できずに、
部屋に固定電話が引けないことが無いとも言えません。
新築のアパートやマンションは部屋に固定電話が開通していないこともある
新築で前の入居者が居ない賃貸アパートや賃貸マンションでは、
部屋に固定電話が開通していないこともあります。
最寄りの電信柱から建物自体には固定電話回線が引き込まれているものの、
各部屋までは固定電話のケーブルが引き込まれていないことがあるのです。
建物自体には電話回線が引き込まれているけど部屋まで引き込まれていない場合は、
部屋に固定電話回線を引き込む費用は入居が負担しなければいけません。
アパートやマンションの共用部から各部屋に電話線を引き込むのに数千円、
場合によっては1万円以上の工事費がかかります。
「どうせ固定電話は使わないし、工事費ももったいない」ということで部屋に
固定電話を引かないという選択をするケースも新築の賃貸アパートや賃貸マンションではあるのです。
前の入居者が電話線を部屋に引き込まずに退去すると、後からその部屋に
入居する人は「固定電話が開通していない部屋」に入居することになります。
その際に配管が詰まっていたりすると、
部屋に固定電話が引けないといったことになってしまうわけです。
賃貸アパートや賃貸マンションで固定電話が引けない場合の対処法
賃貸アパートや賃貸マンションで固定電話が引けない時の対処法として「IP電話の利用」が
挙げられます。
IP電話はインターネット回線を使った通話サービスのことで、
固定電話回線が引けなくてもネット回線があれば利用できます。
IP電話の利用には光回線が最も適していますが、固定電話回線が引けない
賃貸アパートや賃貸マンションでは光回線の新規開通も難しいかもしれません。
光回線がベターですがモバイル回線でもIP電話は使えます。
スマホ回線やモバイルルーター・ホームルーターなら回線工事不要ですから、
配管の不具合で固定電話が引けない賃貸アパートや賃貸マンションでも開通可能です。
IP電話なら「03plus」がおすすめ
IP電話が利用できるサービスはたくさんありますが、
中でもおすすめなのが「03plus」です。
初期費用は5,000円で工事不要、月額料金は980円となっています。
家族で利用する場合はIDの追加が必要ですが、
電話番号を追加しなければ追加したIDは月額700円で利用できます。
NTTの固定電話は基本料金が2,500~2,900円ほどかかるので、
ID3つまでであれば03plusの方がお得です。
通話料はNTTの固定電話だと市内が3分9.35円、市外は
・20kmまで90秒22円
・20~60km 60秒33円
・60km超 45秒44円
と通話先との距離によって金額が変わります。
03plusは全国一律3分8円(IP電話機や宅内機器が発信した場合)ですから
通話料もNTTの固定電話より安いです。
10分までの通話が無料になりかけ放題プランもある
別途月1,000円かかりますが、
03plusには1回10分までの通話が無料になるかけ放題プランもあります。
スマホではかけ放題プランは当たり前となっていますが、
固定電話やIP電話でかけ放題プランが利用できるものはそれほど多くありません。
実際にNTTの固定電話にはかけ放題プランがありませんし、
電話をよくかけるなら03plusの方が断然お得なのです。
市外局番で始まる番号も使える
03plusでは「03」や「06」など市外局番で始まる番号を使うことも可能です。
IP電話と言えば「050」で始まる番号しか使えず、
電話番号が変わるので利用を躊躇うケースが以前は多くありました。
しかし現在はIP電話でも市外局番で始まる番号が使えるものもあり、
03plusでは市外局番で始まる番号が使えます。
ナンバーポータビリティも可能ですから、
NTTの固定電話から03plusに乗り換えても電話番号はそのまま使えるのです。
市外局番で始まる番号が使えてもナンバーポータビリティに対応している
IP電話サービスはそれほど多くありません。
03plusを利用する際に注意すべきこと
賃貸アパートや賃貸マンションで固定電話が引けない時には03plusがおすすめですが、
03plusの利用には注意しないといけないこともいくつかあります。
まず1つは「通話品質がネット回線の影響を受ける」ということです。
IP電話はネット回線を使った通話サービスですから、
使っているネット回線が不安定だと通話も不安定になります。
特にモバイル回線は光回線に比べると不安定になりやすいですから、
通話中にノイズが入ったり音声が途切れたりといったことが起こる恐れがあるのです。
また通信障害などでネットが繋がらなくなるとIP電話も使えなくなってしまいます。
市外局番で始まる番号が使える地域が限られている
03plusでは市外局番で始まる番号が使えるのですが、
現状では使える地域が限られています。
現状03plusで市外局番で始まる番号が使えるのは、
東京や大阪、札幌、仙台、名古屋、福岡などの大都市部のみです。
(今後拡大する可能性はある)
それ以外の地域で03plusを利用する場合は市外局番で始まる番号は使えず、
「050」で始まる番号を使うことになります。
発信できない番号がある
これは03plusに限ったことではありませんが、
IP電話には発信できない番号があります。
IP電話で発信できない番号として覚えておかないといけないのが
「110」や「119」といった緊急通報です。
また海外への発信もできませんから、
海外に居る友人や家族と電話でよく話すといった場合には注意しないといけません。
ただ03plusで発信ができないだけで、
別途契約しているスマホ回線なら緊急通報も海外への発信も可能です。
03plusは専用アプリを使って通話しますから、緊急通報や国際電話は03plusアプリを
使わなければ良いだけなので大きなデメリットとはなりません。
まとめ
賃貸アパートや賃貸マンションで固定電話が引けないケースは多くないものの、全く無いとも言えません。
最近は通話もスマホで行うので固定電話を必要としない人も多く、
固定電話が引けないなら使わないという選択もアリです。
どうしても自宅で固定電話を使いたい場合は、
03plusなどのIP電話の利用を検討してみてください。
03plus公式サイト
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