玄人志向、バッファロー、CFD
玄人志向、BUFFALO(バッファロー)、CFD販売の3メーカーは、家電量販店のPC周辺機器コーナーや、自作PCパーツのブランドとしてよく知られていますが、これらブランドには強い関連性があります。
メルコホールディングス
知名度の低い、身近な会社
メルコホールディングスは、東京都千代田区丸の内にある、パシフィックセンチュリープレイス丸の内に本社を置く企業です。
もともとは愛知県を地盤とする企業であり、名古屋市内にも本社を有します。
東証一部上場企業
メルコホールディングスは、東京証券取引所、および名古屋証券取引所市場第一部に上場する企業です。
持株会社化
メルコは2003年10月に持株会社化し、メルコホールディングスへと社名変更を行いました。
「牧技術研究所」
社名のメルコ(MELCO)は、「牧技術研究所」のイニシャルに由来しています。
BUFFALO(バッファロー)
BUFFALO(バッファロー)は、バッファロー(名古屋市)が展開する、非常に知名度の高いパソコン周辺機器のブランドです。
特に、無線LANルーターでは国内トップクラスのシェア(市場占有率)を有しています。
多彩なラインナップ
他にもパソコンのデータバックアップやテレビの録画、ゲーム機などに使われる、外付けHDD(ハードディスクドライブ)やSSD、
他にもUSBメモリ、SDカード、LANケーブル、マウス、キーボードなど、様々な製品が家電量販店などで販売されています。
「プリンタバッファ」に由来
「バッファロー」の社名およびブランドは、同社が初期に飛躍する原動力となった製品である「プリンタバッファ」に由来しています。
この製品名と、力強く大地を駆ける動物であるバッファローをかけ合わせたことにより誕生しました。会社が躍進して欲しいとの願いが込められています。
メルコホールディングスの子会社
バッファローは、メルコホールディングスの子会社です。
CFD販売
「CFD」は、CFD販売(シー・エフ・デー販売、名古屋市)が展開するブランドです。
特に有名なのはメモリ製品であり、自作PC、および既存のPCの換装用ないし増設用として利用されるSSD(ソリッドステートドライブ)やメモリのブランドとして知られます。
メルコホールディングスの子会社
現在、CFD販売はメルコホールディングスの子会社となっています。
玄人志向
「玄人志向(くろうとしこう)」は、自作PCにおいて必ず目にするブランドのひとつといえるでしょう。
「サングラスをかけた男」や「黒いサングラス」のマークが印象的で、特に、電源ユニットやグラフィックスボード(グラボ)では有名です。
CFDのブランド
玄人志向は、上記のCFD販売が展開するブランドです。このため、メルコホールディングスの傘下ブランドということになります。
メルコの子会社
上記の3ブランド
CFD販売とバッファロー
CFD販売とバッファローは、ともにメルコホールディングスの連結子会社です。
このため、「BUFFALO」ブランドを展開する企業と、「CFD」「玄人志向」ブランドを展開する企業は別々の企業でありながら、両者ともにメルコグループであるということになります。
兄弟ブランド
つまり、この3つは兄弟ブランドであるといえます。
その他ブランド
製麺の「シマダヤ」
かなり意外かもしれませんが、「流水麺」などで知られる製麺のブランド「シマダヤ」を展開する企業も、メルコホールディングスの子会社です。
食品事業
同社は東京都渋谷区に本社を置く企業であり、デジタル製品が主力のメルコグループにあって、食品事業を担っています。
創業家
実はシマダヤは、1931年に、創業者である牧清雄氏が名古屋市に設立した、「島田屋商店」を源流とする企業です。
牧家はメルコホールディングスの創業家であることから、創業家の関連する企業であるといえそうです。