格安SIMを使うメリットはなくなった?

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格安SIM・格安スマホのメリットがなくなる!?

これまでのスマホ代の節約方法と言えば、
大手キャリアから格安SIMへの乗り換え一択でした。

しかし1年ほど前から、
大手キャリアが格安SIM並に料金の安いサブブランドの提供を始めています。

これによって格安SIMでなくてもスマホ代が節約できることになり、
もはや「格安SIMを使うメリットがなくなった?」とも言われています。

そこで格安SIMのメリットは本当になくなったのか、
格安SIMと大手キャリアのサブブランドとの違いなどについて詳しく見ていきましょう。

 

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格安SIMは赤の他人、サブブランドは自分の子供

スマホの回線事業者である大手キャリアから見ると、格安SIMは「赤の他人」で、
サブブランドは「自分の子供」といった感じです。

これが格安SIMとサブブランドの違いを端的に表した表現となります。

赤の他人である格安SIMは、
大手キャリアが使わない回線を借りてスマホサービスを利用者に提供しています。

それに対してサブブランドは、
大手キャリアが使っている回線を借りてスマホサービスを提供しているんですね。

大手キャリアから回線を借りているのは同じですが、
大手キャリアが使っている回線か使っていない回線かという違いがあります。

詳しくは後述しますが、
この借りている回線の違いが通信品質に大きな差を生んでいるんです。

人間でもそうですが、血の繋がっていない赤の他人よりも
血が繋がっている自分の子供の方が可愛いのだと思います。

自分の子供には自分が必要なものでも譲りますが、
赤の他人にはせいぜい不要なものを譲る程度です。

それと同じで、大手キャリアから見て赤の他人である格安SIMには使っていない回線、
自分の子供であるサブブランドには使っている回線を貸しているわけです。

 

 

借りる回線の違いが生む通信品質の差

大手キャリアが使っていない回線を借りている格安SIMと大手キャリアが使っている
回線を借りているサブブランドで、通信品質にどのような差が生まれるのでしょうか?

大きく違うのは「通信速度」と「混雑時の繋がりやすさ」の2つですね。

この2つはこれまでも格安SIMの弱点とされていて、
大手キャリアから格安SIMへの乗り換えを躊躇する大きな要因となっています。

格安SIMは大手キャリアの回線を使っていながら、
大手キャリアに比べると通信速度が大幅に遅いんです。

 

大手キャリアとサブブランドの通信速度

通信速度が測定できるあるサイトに掲載されている情報によると、
大手キャリアの平均通信速度は

  • ドコモ 約150Mbps
  • au 約100Mbps
  • ソフトバンク 約93Mbps

となっています。

それに対して格安SIMの平均通信速度は約35Mbpsで、
大体3倍から4倍ぐらいの差があります。

これだけ通信速度が違うと、
多少高い料金を払っても大手キャリアを使い続ける人が居るのも納得ですね。

サブブランドの通信速度はと言うと

  • ahamo(ドコモ) 約100Mbps
  • povo(au) 約60Mbps
  • UQモバイル(au) 約60Mbps
  • ワイモバイル(ソフトバンク) 約60Mbps
  • LINEMO(ソフトバンク) 約60Mbps

で、格安SIMの2倍程度の通信速度が出ています。

サブブランドも大きく言うと格安SIMの括りに入りますが、
通信速度を見るとサブブランドとそれ以外の格安SIMでは明らかな違いがあります。

ワイモバイル

 

サブブランドは混雑時でも繋がりにくくならない

格安SIMとサブブランドのもう1つの大きな違いが「混雑時の繋がりやすさ」です。

実際に格安SIMを使っていると分かりますが、人がたくさん居る場所や夜間といった
時間帯では通常時よりも繋がりにくかったり通信速度が極端に遅くなったりします。

そういった場所や時間帯ほどスマホでSNSや動画を見たかったりしますから、
繋がりにくかったり通信速度が遅くなると「使いにくい」となってしまうんですね。

一方サブブランドの方は、
混雑時の繋がりやすさについては大手キャリアとほぼ同じです。

大手キャリアであれば、人混みであろうが夜間であろうが、
それが原因で繋がりにくくなったり極端に通信速度が遅くなることはまずありません。

サブブランドだと多少通信速度が遅くなることはあるものの、
格安SIMのような使いにくさは感じないんですね。

ワイモバイル

 

 

格安SIMはネット申し込みのみ、サブブランドは店頭申し込みも可能

通信品質は別の部分での違いとして、格安SIMが基本的にネット申し込みのみなのに
対してサブブランドは店頭申し込みも可能といったことが挙げられます。

大手キャリアやサブブランドもネット申し込みはできますから、
若い人やネットを自由に使いこなせる人にとっては大きな差とはなりません。

しかし年配の方やネットが苦手な人からすると、
店頭申し込みができるかできないかは結構大きな差になるんですね。

若い人やネットを自由に使いこなせる人でも、通信品質や料金プラン、
他社との違いなどスマホの新規申込や乗り換えで聞いておきたいこともあるはずです。

ネット申し込みでも質問はできますが、チャットやメールでのやり取りとなるので、
こちらの聞きたいことが相手に伝わらないこともあります。

また言葉や文字での説明だけではこちらが理解できないこともあって、
店員さんに対面で説明してもらう方が分かりやすかったりするんですよね。

そのため「興味はあるけどお店で申し込めないから格安SIMは利用しない」と
いったケースも少なくありません。

サブブランドであれば、回線事業者である大手キャリアのキャリアショップで
申し込むこともできますし、独自店舗を構えている場合もあります。

auのサブブランドである「UQモバイル」やソフトバンクのサブブランド「ワイモバイル」
なんかは、独自店舗を構えています。

店舗で説明を聞いて納得した上で申し込みたい人にとっては、
サブブランドが店頭申し込みできるというのは大きなメリットとなります。

ワイモバイル

 

格安SIMも家電量販店などで申し込める場合があるが・・・

格安SIMは基本的にネット申し込みのみですが、
一部家電量販店などで申し込める場合もあります。

例えば「BIGLOBEモバイル」は大手家電量販店で申し込めますし、
「IIJmio」もビックカメラやソフマップでの申し込みが可能です。

ただ全ての格安SIMが家電量販店などで申し込めるわけじゃなく、
店頭申し込みできる格安SIMの種類は限られています。

そのため、自分が使いたいと考えている格安SIMを家電量販店などが
取り扱っているとは限らないことになります。

ですから格安SIMは基本的にネット申し込みのみ、
一部例外的に家電量販店などの店頭でも申し込めるだけなんですね。

また家電量販店などで格安SIMを店頭申し込みすると、
ネット申し込みよりも料金が高くなったりすることもあります。

なので格安SIMで「格安」のメリットを享受するんだったら、
ネットで申し込む方が確実ですよ。

IIJmio

 

ネット申し込みだと初期設定は基本自力

格安SIMをネット申し込みすると、スマホ端末の初期設定を自力でしないといけません。

機械が苦手な人にとってはこれがもっとも高いハードルで、
自力での初期設定が面倒だから格安SIMを使わない人も少なくないんですね。

事業者によっては、端末とSIMをセットで申し込むことで、
すぐに使える状態にして手元に届けてくれることもあります。

しかしSIMのみの申し込みだと、
端末にSIMを挿し込むところから自力でしなければなりません。

それほど難しくはありませんが、マニュアル通りに設定したのに
スマホが電波を受信しないなんてこともあるんですよね。

サブブランドのように店頭で申し込めれば、
SIMの挿し込みや初期設定は店員さんがやってくれます。

その他アプリの設定などは代行してくれないものの、
設定方法を実際にスマホを使いながら詳しく教えてくれます。

そういったことを考えると、機会が苦手な人にとっては店頭申し込みができるというのは
大きなメリットになりますね。

 

 

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サブブランドでも解消されないデメリットもある

格安SIMのデメリットの中には、
サブブランドを利用しても解消されないものがいくつかあります。

その1つが「キャリアメールが使えない」ことです。

UQモバイルとYモバイルはキャリアメールが使えますが、
ahamoやpovo、LINEMOではキャリアメールは使えません。

ですから大手キャリアからサブブランドへ乗り換えたとしても、
現在使っているキャリアメールアドレスが使えなくなってしまう可能性が高いんです。

電話番号もそうですが、
メールアドレスが変わったことを周囲の人に周知するのって面倒なんですよね。

メールフィルターによって、知らないアドレスからのメールを受信しないように
設定している人も少なくありません。

そのためメールアドレスが変わったことをメールで知らせようとしても、
メールを受信してもらえずに知らせられなかったりします。

ただ最近は、複数機器で共有できるフリーメールをメインアドレスとして使っている人も
多くなっています。

なので、キャリアメールが使えないことが大きなデメリットにはならないケースも
少なからずありますよ。

 

 

光回線とのセット割や家族割の対象外

サブブランドだと、
特定の光回線とのセット割や家族割といった割引サービスが使えません。

UQモバイルauひかりワイモバイルSoftBank 光と一緒に使うことで、
それぞれ大手キャリアのスマホを使っている場合と同じセット割が適用されます。

しかしahamoとドコモ光、povoとauひかり、LINEMOとソフトバンク光ではセット割は
適用されません。

またサブブランドは大手キャリアの家族割の対象にならないので、
家族割を利用するには家族そろってサブブランドへ乗り換える必要があります。

ですから、大手キャリアで光回線とのセット割や家族割を利用している場合は、
サブブランドに乗り換えることで逆に通信費が割高になってしまう恐れもあるんですね。

大手キャリアからサブブランドや格安SIMに乗り換える場合は、
スマホ代だけでなく通信費全体を考えて比較検討しないといけませんよ。

 

セット割を使わない場合の光回線

ただ、サブブランドや格安SIMを使う場合で、光回線も安く使いたいという場合があると思います。

その際は、セット割前提のものではなく、「GMO光アクセス」など初めから割安な回線を選ぶといいかも知れません。

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キャリアメールの持ち運びが可能に

これまでは携帯会社を乗り換えると、電話番号は持ち運ぶことができましたが、
キャリアメールアドレスは持ち運べませんでした。

しかし2021年12月から、有料ではあるものの携帯会社を乗り換える際に
キャリアメールアドレスを持ち運ぶことができるようになっています。

これによって、サブブランドや格安SIMの「キャリアメールが使えない」という
デメリットが消えることになります。

ただキャリアメールアドレスの持ち運ぶと月300円程度の料金が発生するため、
サブブランドや格安SIMの割安感が少し薄れてしまうんですね。

さらに、キャリアメールアドレスが持ち運べるのは、
大手キャリアからサブブランドや格安SIMに乗り換える場合のみとなっています。

サブブランドや格安SIMからさらに別のサブブランドや格安SIMに乗り換える
場合には、キャリアメールアドレスを持ち運ぶことができません。

それから、キャリアメールアドレスを持ち運ぶことで一部機能が使えなくなったり、
端末によってはキャリアメールアドレスが使えないこともあるんですよ。

なので、キャリアメールアドレスが持ち運べるようになったとは言うものの、
電話番号のように気軽に持ち運べるわけじゃないので気を付けましょう。

 

 

サブブランドの登場で格安SIMを使うメリットはなくなった?

大手キャリアがサブブランドを提供するようになったことで、
一部では「格安SIMを使うメリットがなくなった?」とも言われています。

通信速度や繋がりやすさといった通信品質はサブブランドに分がありますから、
使い勝手の面では確かに格安SIMを選ぶメリットはありません。

ただ料金面に関しては、
サブブランドは格安SIMよりも若干ですが高い設定となっています。

月200~300円の違いではありますが、
家族4人の年間料金で考えると万円単位の差が出てきます。

通信費を少しでも抑えたい場合には、
サブブランドではなく格安SIMという選択をすることになります。

サブブランドの登場によって、格安SIMのメリットは少なくなっているのは事実です。

しかし料金の安さにおいては格安SIMにまだ分がありますから、
格安SIMを使うメリットが全くなくなったとまでは言えないんじゃないでしょうか。

 

 

まとめ

サブブランドの登場によって、
少しずつですが格安SIMの存在感が薄れていっています。

しかし、サブブランドは通信品質では大手キャリアに劣り、
料金面では格安SIMよりも高いんですよね。

そのため安さを重視するなら、
格安SIMという選択肢はまだまだ強い存在感を示しています。

大手キャリア・サブブランド・格安SIMの特徴をしっかり把握して、
自分の使い方に合ったサービスを選ぶようにするといいですね。

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