ナイセンクラウドとZoiperの違いとは
最近、手軽で安く使えるビジネスフォンとして注目を集めているのが
「クラウドPBX」や「ソフトフォン」で、代表格が「ナイセンクラウド」と「Zoiper」です。
ではそもそもクラウドPBXやソフトフォンとはどういったもので、ナイセンクラウドや
Zoiperとはどういったサービスなのか、それぞれ詳しく見ていきましょう。
クラウドPBXはクラウド型のビジネスフォン
クラウドPBXは、固定電話の主装置である「PBX」をクラウド上に設置する
クラウド型のビジネスフォンです。
従来のビジネスフォンはPBXをオフィスに設置するため、
オフィス以外の場所で固定電話を使うことができませんでした。
しかしクラウドPBXはPBXをクラウド上に設置してあるので、
スマホでネット回線を利用することで外出先でも固定電話を使うことができるのです。
スマホでも、「090」や「080」で始まるスマホ番号ではなく、
「03」などの市外局番で始まる固定電話番号で発信するが可能です。
ですからビジネスフォンとしてプライベートのスマホを使っても、
スマホ番号を取引先に知られることがありません。
もちろんスマホで固定電話にかかってきた電話を受けることもできますから、
大事な電話を取り逃すといった心配も無いです。
さらにPBXの物理的な設置が不要なため、
導入に手間がかからず費用も抑えることができます。
クラウドPBXを通したスマホ同士の通話は内線扱いとなり、通話料が発生しません。
なので導入コストはもちろん、運用コストも抑えられるのが「クラウドPBX」なのです。
ソフトフォンは専用通話ソフトを使うビジネスフォン
ソフトフォンはスマホやパソコンで専用の通話ソフトを使って通話するもので、
「LINEの通話機能」を想像すると分かりやすいでしょうか。
基本的にはクラウドPBXと同じような使い方ができますが、
ソフトフォンには別途固定電話の主装置であるPBXが必要となります。
クラウドPBXは「固定電話をクラウド化するサービス」のことで、
ソフトフォンは「専用ソフトを使った通話サービス」となります。
ですから基本的には、クラウドPBXとソフトフォンを組み合わせて使うことになるのです。
ただしソフトフォンは従来の固定電話でも利用でき、従来の固定電話で利用すると
外出先や拠点間の通話を内線扱いにすることができません。
ナイセンクラウドは3000社以上で利用されているクラウドPBX
「ナイセンクラウド」は3000社以上で導入されているクラウドPBXで、
ある調査会社によると「経営者が選ぶ電話サービス」でNo.1の評価を受けています。
ナイセンクラウドの詳細は、以下の記事で解説しています。
スマホで固定電話番号を運用可
固定電話が無くても、
ナイセンクラウドならスマホで固定電話番号を取得して運用することができます。
すでに固定電話番号を取得している場合でも、
番号はそのままでビジネスフォンとして使えます。
ナイセンクラウドを利用しているスマホ同士の通話は内線扱いで、
国際通話であっても通話料が無料となります。
また、オプションですが、内線外線問わず複数人での同時通話も可能で、
ナイセンクラウドを使った電話会議もできます。
ナイセンクラウドにはソフトフォンとして機能もあるので、
別途ソフトフォンのサービスを利用する必要はありません。
スマホはiOSとAndroid、PCはWindowsとMacの主要なOSに対応しているので、
ナイセンクラウド導入でスマホやPCを買い替えずに済みます。
ナイセンクラウドの料金
ナイセンクラウドの料金は、導入にかかる初期費用は一律10,000円で月額料金は
・ライト(1回線) 2,000円
・ペア(2回線) 5,000円
・プロ(5回線以上) 10,000円~
となっています。
「プロ」は5回線までなら月額10,000円で、
6回線目以降は1回線につき月額1,000円が加算されます。
30回線以上で5%、100回線以上で10%、200回線以上で20%の追加料金の割引が
受けられます。
ただし別途電話番号の使用料金も必要で、
・NTT 1,000円
・KDDI 1,600円
などがナイセンクラウドの料金にプラスされることになります。
Zoiperは無料でも使えるソフトフォン
Zoiperはソフトフォンサービスで、無料で利用することもできます。
ナイセンクラウドと違って、Zoiperだけでは電話番号の取得や電話の発着信はできず、
別途固定電話かクラウドPBXの利用が必要となります。
なのでZoiperは無料で利用することができても、
固定電話やクラウドPBXの利用に料金が発生します。
無料版ではWindowsPCからのFAX送信や電話会議などができませんが、
約6,500円(49.95ユーロ)の有料版ならできます。
ただ海外企業が提供しているサービスで、日本語に対応した公式サイトがありません。
Zoiper自体も英語表記ですから、
英語が理解できないと初期設定すら手間取る可能性が高いです。
コスト面での優位性はあるかもしれませんが、基本的にはナイセンクラウドが選ばれると思います。
まとめ
クラウドPBXやソフトフォンを利用することで、
初期費用や運用コストを抑えてビジネスフォンを導入することができます。
ナイセンクラウドやZoiper以外にもクラウドPBXやソフトフォンはありますから、
「自社の使い方にあった」クラウドPBXやソフトフォンを探してみてください。
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