TECLASTとはどこの国の会社?中国製のメーカー?
Amazonなどで「TECLAST」というブランドの
ノートパソコンやタブレットPC、SSD、モバイルバッテリーなどを見かけたことがありますか?
AmazonでAndroid搭載のタブレットを探していると、
人気上位に「TECLAST」というブランドが出てくることがあります。
人気上位でも日本国内ではあまりメジャーとは言えないブランドなので
実際に購入するのを躊躇うかもしれませんがTECLASTはどこの国のメーカーブランドなのでしょうか?
今回はこちらのブランドについて分かる範囲で解説していきたいと思います。
この記事を読むと「TECLASTとは何か」がわかります。
TECLASTはどこの国?
中国広州の電子機器メーカー
「TECLAST」は、中国の広東省広州市に拠点を置く
「商科グループ」が展開している電子機器ブランドです。
Androidタブレット以外にも、ノートPCやミニPC、
PC用モニター、充電器などの周辺機器を取り扱っています。
中国では老舗メーカーの一つ
設立は1999年で中国の電子機器メーカーブランドとしては老舗と言えます。
2000年頃から深圳市を中心に海外有名メーカーの製品を作る工場が増え始め、
2010年頃から自社ブランドを立ち上げる中国メーカーが出てきました。
海外メーカーの製造委託によって取得した電子機器製造の技術とノウハウを生かして、
自社ブランドを立ち上げるというわけです。
しかしTECLASTは海外メーカーが本格的に中国進出する前の1999年設立なので、老舗と言えるのです。
現在日本を含めた40か国以上でブランド展開しており、
累計で2億台以上の電子機器を販売しています。
「TECLAST」は中国企業のブランド
「TECLAST(台电)」ブランド製品は
「台电科技」という企業が展開しています。
本社所在地は 广东省广州市 です。
「广州市(Guangzhou)」とは中華人民共和国広東省(广东省、Guangdong)の省都です。
親会社は「商科集团」
台电科技の親会社は、商科集团(广州商科信息科技有限公司,Shangke Group)です。
广州商科信息科技有限公司は、
PCパーツメーカーの台湾・梅捷(SOYO)や铭瑄などを傘下に有する企業です。
本社所在地は
广东省广州市天河区华夏路30号1205-1212房 です。
マイクロソフトやNVIDIAとも取引がある
TECLASTの中国の公式サイトには、主要取引先として
・マイクロソフト
・NVIDIA
・Intel
・AMD
錚々たる世界的企業の名前が並んでいるのです。
TECLASTのタブレットにはGoogleのAndroidが搭載されていますし、
ノートPCにはIntelやAMDのCPUが搭載されています。
GoogleやマイクロソフトのOS・ソフト、IntelやAMDのCPUを搭載することが認められているのは
TECLASTが信用されている証です。
日本では中国メーカーに対してあまり良くないイメージを持つ人もいますが、
TECLASTは信用できるブランドだと言えます。
TECLAST製品の特徴
圧倒的に安い
TECLAST製品の大きな特徴の1つが「圧倒的な低価格」です。
例えば
・サイズ 14インチ
・OS Android14
・メモリ(RAM) 8GB(最大20GB)
・256GB
というスペックのTECLASTのタブレットがAmazonで46,900円で販売されています。
同じ中国メーカーのLenovoの13インチ、Android12、8GB、128GBのタブレットは、
Amazonで5万円台での販売です。
韓国メーカーであるGalaxyのタブレットは、
同程度スペックだと10万円超の価格となっています。
パソコン世界シェア1位で比較的安価なLenovoよりも安いですからTECLAST製品は低価格と言えます。
ただ安いだけでなく十分なスペックを持っているのでコスパが高いとも言えるのです。
メイン機としてはもちろん2台目やサブ機として購入するのにもTECLASTのタブレットはピッタリです。
とは言えLenovoも公式サイトでセールを行っているときもあり
コスパの良いメーカーです。
主力製品はAndroidタブレット
TECLASTの主力製品は、Androidを搭載したタブレット型端末(タブレットPC)です。
同社のタブレットは価格性能比の高さが特徴であり、
8~10インチのサイズでエントリークラスから取り揃えています。
またTECLASTはノートパソコンおよびモバイルノートパソコンも販売しています。
インテル製下位グレードCPUとストレージにSSDを搭載した低価格タイプが売れ筋です。
以前はSSD(Solid State Drive)、外付けSSD、
USBメモリといったメモリ製品も国内販売していました。
大容量バッテリー
TECLASTのタブレットは大容量バッテリー搭載で、1度のフル充電で長時間使用できます。
先の46,900円で販売されているタブレットには10000Amhのバッテリーが搭載されており、
最大24時間の使用が可能です。
使い方次第ですが、1度フル充電しておけば2~3日は充電しなくても使い続けられます。
タブレットやスマホを持ち運んで使う際には
充電切れに備えてモバイルバッテリーも用意するのが必須となっています。
しかしTECLASTのタブレットはフル充電しておけば2日ぐらいは余裕で持ちますから、
モバイルバッテリーを携帯する必要がありません。
海外メーカーのためサポートには若干の不安も?
TECLASTは海外メーカーのためサポート面に若干の不安があります。
TECLASTには日本法人が無く、
日本向けの公式サイトも中国語か英語を日本語に翻訳したものとなっています。
初期不良や保証期間内に自然故障が発生した場合、保証はしてもらえると思いますが、
日本語での十分なサポートが受けられるかは不透明です。
AmazonのTECLAST公式ストアでは保証による交換が受けられたという情報もあります。
サポート面を重視するならAmazonのTECLAST公式ストアから購入するのがおすすめです。
セキュリティリスクが無いとは言えない
TECLASTのタブレットにはセキュリティリスクが無い、とは言えません。
現状では、TECLAST製品にバックドアは発見されておらず、
大規模な情報漏洩も報告されていません。セキュリティ上の問題はありません。
しかし中国企業には、規模が大きくなるほど中国政府の影響が強くなる傾向があります。
TECLASTの設立は1999年でタブレットやノートPCは中国国内でトップクラスのシェアを獲得しており、
決して小さい規模ではないです。
TECLASTに限ったことではありませんが、中国メーカーである以上は
今後中国政府の影響が強くなって地政学的なセキュリティリスクが発生する恐れはあります。
もっとも現時点では特に気にする必要はないと思います。
価格の安さというメリットが補って余りあるので普通に使う分には問題はないでしょう。
まとめ
TECLASTは、中国の広州市に拠点を置く商科グループが展開している電子機器ブランドです。
低価格でコスパが高く、特に2台目やサブ機の購入を検討している人にはTECLASTのタブレットはおすすめです。
ただし海外メーカーのためサポート面に若干不安があり、
将来的には地政学的なリスクが発生する可能性もあることには注意しましょう。
今のところその辺を差し引いても価格が安いので
普通に使う分には特に問題ないと思います。
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