BenQ・ASUS・Acerならどのメーカーのアイケアモニターが良い?比較してみた
目の疲れは肩こりや頭痛を引き起こしますから、長時間パソコンを使うのであれば「アイケアモニター」を導入したいところです。
PCモニターメーカーでも特に人気の高い「BenQ」「ASUS」「Acer」、この中ならどのアイケアモニターを使うのが良いのでしょうか?
3メーカーとも台湾
今回比較するBenQ・ASUS・Acerはいずれも台湾の電子機器メーカーです。
BenQ(ベンキュー)
まずBenQですが、2001年に台湾で設立されています。Acerが2001年に新しいモニターブランドを立ち上げた際に、分社化されたモニター製造部門がBenQです。
2007年のグループ再編でBenQはAcerから独立、現在はAcerとは別会社としてPCモニターなどを作っています。PCモニターのシェア率はそれほど高くないものの、特にゲーマーには人気の高いブランドとなっています。
ASUS(エイスース)
次にASUSですが、1989年に台湾で設立されました。現在はパソコンやスマホなども作っていますが、当初はマザーボードなどPCパーツを作るメーカーでした。
パーツメーカーとしては現在も世界トップクラスで、特にマザーボードは世界で使われているパソコンの4割にASUS製品が搭載されているほどです。PCモニターを取り扱うようになったのは1990年代後半からで、ゲーミングモニターを世界で初めて販売したのはASUSとされています。
Acer(エイサー)
最後にAcerですが、1976年に台湾で設立されました。当初は工業デザインなどを行う会社でしたが、1981年に自社ブランドのパソコンを開発して以降はコンピューター事業がメインとなります。
2001年にPCモニター製造部門をBenQとして分社化しましたが、現在もPCモニターの製造は続けています。
知名度や実績は、パソコンのシェア率世界5位を争っているASUSとAcerが一歩リードといった感じです。しかしBenQはPCモニターを専門的に取り扱うメーカーですから、PCモニターメーカーとして比較するとBenQが一番信用できるかもしれません。
モニター製造は台湾と中国
3メーカーとも本拠地は台湾ですが、PCモニターは台湾と中国で作っています。
BenQは世界130か国でブランド展開しており、製造拠点もメキシコ・ブラジル・ドイツ・マレーシアと世界各地にあります。ただ、メインの製造拠点は台湾と中国で、特に日本で購入できるBenQのPCモニターはほぼ確実に台湾製か中国製です。
ASUSも台湾と中国に製造拠点を持っていますが、PCモニターを作っているのは主に台湾です。パソコンなどの電子機器は台湾で開発して中国で作っているものの、PCモニターはほぼ全て台湾製となっています。
Acerは自社工場を持たないファブレスメーカーで、PCモニターを含めたAcer製品は製造を委託しています。最近はインドやインドネシアの工場にも製造委託していますが、メインは中国の重慶にある工場です。
現在中国は電子機器製造の中心地であり、アメリカを含めた世界の電子機器メーカーが中国で製品を作っています。日本では中国製品が若干敬遠されがちですが、PCモニターに関しては中国製であることを気にする必要はありません。
価格が安いのはAcer

アイケアモニターの価格を比較すると、Acerが一番安くなっています。
価格比較サイトによると、
・23.8型
・液晶
・IPSパネル
・ノングレア(非光沢)
・フルHD(1920×1080)
のBenQのアイケアモニターの最安値は13,770円です。
同じ価格比較サイトで同じ条件のアイケアモニターの最安値は、ASUSが11,480円、Acerが9,880円となっています。
サイズが27型だと、BenQが16,470円、ASUSが18,103円、Acerが14,980円です。BenQもASUSも十分安いですし価格差もそれほど大きくありませんが、Acerが一番安く買える可能性が高いです。
ただし、全てのアイケアモニターを比較したわけではないので、モデルやセールのタイミングによってはBenQやASUSの方が安く買えることもあります。
3メーカーともフリッカーフリー機能搭載
3メーカーともに、アイケアモニターには欠かせない「フリッカーフリー機能」が搭載されています。
フリッカーは画面のちらつきのことで、実際には感じない程度のちらつきでも目が疲れやすくなるのです。通常はモニターの明るさを下げるほどちらつきが発生しやすくなります。
しかし3メーカーのアイケアモニターにはちらつきを抑えるフリッカーフリー機能が搭載されており、明るさを下げてもちらつきはほとんど発生しません。
自動輝度調整も3メーカー共通
BenQ・ASUS・Acerいずれのアイケアモニターにも「自動輝度調整」機能が搭載されています。
周囲の明るさに合わせてモニターの明るさを自動的に調整する機能です。部屋が明るいとモニターも明るくなり、逆に部屋が暗いとモニターの明るさも抑えられます。
周囲の明るさと差が少ない方が目への影響も小さくなりますから、アイケアモニターには自動輝度調整は必須と言えます。
BenQとAcerは商品ページなどで自動輝度調整の搭載が明記されていますが、ASUSは明記されていません。しかし「画面の明るさが自動的に切り替わる」といった内容のユーザーレビューがあるので、ASUSのモニターにも自動輝度調整機能が搭載されていると思われます。
ブルーライト軽減機能も共通している
数年前から目への影響が指摘されている「ブルーライト」の軽減機能も、3メーカーいずれのアイケアモニターに搭載されています。
Acerは「30%以上軽減」と軽減率を明記していますが、BenQとASUSは「ブルーライトを軽減」としか記載されていません。ただ個別の商品ページには38%49%など軽減率が記載されていますから、軽減率も3メーカーで大きな差は無いと思われます。
短時間の使用なら20~25%程度軽減されれば良いですが、長時間使用だと30~40%程度の軽減率は欲しいところです。特に小さい子供はブルーライトの影響が強いとされているので、子供がパソコンを使用するならより軽減率の高いPCモニターを選ぶのがおすすめです。
反射率はBenQが一番低い
光の反射率は、3メーカーの中ではBenQが一番低くなっています。
一般的なPCモニターやTVの画面には、ガラスパネルが使われています。ガラスパネルは表面に凹凸が無いので光の反射率4%以上と高く、目への影響が大きいとともに画面への映り込みも発生しやすいです。
ASUSとAcerのアイケアモニターには、ノングレアパネルが使われています。パネルに当たった光を拡散させる加工が表面に施されており、光の反射率は3.5%程度です。
BenQのアイケアモニターにはナノマットパネルが使われています。ナノマットパネルはノングレアパネルの低反射機能をさらに強化したもので、光の反射率は3%以下です。
光の反射は目の疲れの原因であり、場合によっては網膜など目の細胞を傷付けてしまうことがあります。画面への映り込みも発生しにくくなりますから、光の反射率がより低いPCモニターは快適に使える上に目にも優しいのです。
まとめ
今回はアイケアモニターを比較しましたが、僅差ですがBenQが一番良いのではないでしょうか。
自動輝度調整はBenQのものがより実用的となっており、光の反射率もナノマットパネル採用で一番低くなっています。あくまで今回比較した限りではあるものの、BenQ・ASUS・Acerの中ではBenQのアイケアモニターが一番目に優しいと言えます。
ただ差はほんの僅かですから、価格重視ならAcerのアイケアモニターを選ぶのも悪くありません。



