エオリアと白くまくんのルームエアコンはどっちがいいか比較
温暖化などの影響で春と秋が短くなり、「エアコン」の活躍する時期が長くなっています。
本格的な稼働時期の前にはエアコンの買い替えを検討しますが、「エオリア」と「白くまくん」ならどっちに買い替えた方が良いのでしょうか?
価格が安いのはエオリア
エアコンは性能や機能も重要ですが、いくら高機能高性能でも「価格」が高いと購入を躊躇ってしまいます。エオリアと白くまくんの価格を比較すると、エオリアの方がやや安いです。
大手家電量販店の通販サイトで、主に6畳用の低価格モデルがエオリアは84,850円、白くまくんは114,710円で販売されています。6畳用のハイグレードモデルだと、エオリアは228,000円、白くまくんは255,720円です。
リビングなどで使う主に10畳用は、低価格モデルがエオリアは118,940円、白くまくんが151,010円となっています。10畳用のハイグレードモデルは、エオリアが250,800円、白くまくんが277,720円です。
寝室などで使う6畳用もリビングで使う10畳用も、低価格モデル・ハイグレードモデルともにエオリアの方が安く買えます。
全てのエアコンを比較したわけではないので、モデルやセールのタイミングによっては白くまくんの方が安く買えることがあるかもしれません。ただ今回比較した限りでは、エオリアの方が低価格モデルもハイグレードモデルも安く買える可能性が高いです。
省エネ性能が高いのは白くまくん

エアコンは購入する時の価格も気になりますが、長時間使用することも多いので「電気代」も重要な比較ポイントとなります。エオリアと白くまくんの省エネ性能を比較すると、白くまくんの方がやや高くなっています。
価格を比較した低価格モデルの6畳用と10畳用、ハイグレードモデルの10畳用は省エネ性能がエオリアと白くまくんでほぼ同じです。ハイグレードモデルの6畳用は、エオリアより白くまくんの方が省エネ性能は上です。
低価格モデルの6畳用は2027年度省エネ基準達成度がどちらも86%で、年間の電気料金の目安が19,400円となっています。
低価格モデルの10畳用は、エオリアの省エネ基準達成度が87%、白くまくんが86%、年間電気料金の目安がエオリアが24,700円で白くまくんが25,100円です。わずかにエオリアの方が省エネ性能は高いですが、電気代は年間で400円の違いですから、ほとんど差はありません。
ハイグレードモデルの10畳用も、省エネ基準達成度はどちらも107%で、年間電気料金の目安はどちらも20,100円です。ハイグレードモデルの6畳用は、省エネ基準達成度がエオリアは106%、白くまくんは110%、年間電気料金の目安もエオリアが16,000円で白くまくんが15,400円です。
作動音が小さいのはエオリア
エアコンを動かすと多少の「音」が出ますが、作動音はエオリアの方がやや小さくなっています。
6畳用の低価格モデルこそ、エオリアが冷房時60dB暖房時62dB、白くまくんが冷房時暖房時ともに62dBとそれほど差はありません。しかし低価格モデルの10畳用だと、エオリアが冷房時59dB暖房時60dBに対して白くまくんは冷房時64dB暖房時65dBです。
ハイグレードモデルの6畳用では、エオリアが冷房時55dB暖房時56dB、白くまくんは冷房時59dB暖房時60dBとなっています。ハイグレードモデルの10畳用は、エオリアが冷房時57dB暖房時61dB、白くまくんが冷房時60dB暖房時63dBです。
低価格モデルの10畳用で5dB、ハイグレードモデルの6畳用で4dBの差があります。わずか4~5dBの違いですが、音の聴こえ方として1.5倍から1.6倍ぐらいの違いがあるのです。
日中に使うことが多いリビング用なら特に気にしなくても良いかもしれませんが、就寝時に使う寝室用だと作動音は気になります。特に音に神経質な人は、わずかでも作動音が小さいエオリアを選ぶ方が良いでしょう。
フィルター掃除が簡単なのはエオリア
エアコンの手入れで面倒なのが「フィルター掃除」ですが、フィルター掃除に手間がかからないのはエオリアです。
エオリアも白くまくんも、フィルターの自動掃除機能を搭載しています。
フィルターの自動掃除で出たホコリなどのゴミも、エオリアは自動で排出してくれるのです。室外機に繋がるホースとは別の細いホースから、フィルターの自動掃除で回収されたホコリが室外に排出されます。
白くまくんは自動掃除で回収されたホコリなどはダクトボックスに溜まる仕組みになっており、定期的にダクトボックスを掃除する必要があります。エオリアも全く手入れをしなくて良いわけではありませんが、フィルター掃除に関してはほとんど手間がかかりません。
特にエアコンの手入れが面倒と考えている人には、フィルターを自動で掃除してくれるだけでなく回収したホコリも自動で排出してくれるエオリアがおすすめです。
まとめ
今回のエアコンの比較では、エオリアが有利となります。省エネ性能こそ少し落ちますが、価格の安さと作動音の小ささ、フィルター掃除の簡単さで白くまくんを上回っています。
白くまくんは省エネ性能でエオリアを上回っているものの、年間電気料金が数百円違うだけで本体の価格差を埋めるほどではありません。


