Comfeeはどこの国の家電ブランド?安全に使える?

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Comfeeはどこの国の家電メーカー?中国製?

Amazonなど通販サイトで家電を探していると、
「Comfee」というリーズナブルな価格で販売されているブランドを見かけます。

日本ではあまり馴染みが無い家電ブランドですが、
Comfeeはどこの国のブランドなのでしょうか?

 

Comfeeはどこの国のブランド?

中華人民共和国広東省の電機メーカー

Comfeeは、中国の広東省に本社がある
「美的集団(Midea Group)」という電機メーカーの家電ブランドです。

1968年に美的集団の前身となる組織が創業、
当初はプラスチック加工をメインとしていました。

1980年に電気扇風機の製造を開始したことから家電事業に参入、
1990年に家電ブランドComfeeを立ち上げます。

東芝や三洋電機、アメリカの電機メーカーと協力することで
製品の多様化を進め、総合家電メーカーに成長しました。

2016年には白物家電の世界シェアで
同じ中国のハイアールに次ぐ2位となります。

その後シェアを少し落としたものの、
2023年時点でも家電の世界シェアトップ10に名を連ねています。

2001年に日本法人「日本美的(ミデアジャパン、マイディアとも)」を設立、
20年以上前から日本市場でもComfeeの家電が販売されているのです。

COMFEE’ Amazonストア

COMFEE 楽天市場店

Comfeeは「イタリア発」?

ちなみに、家電ブランドComfeeについてネットで調べると
「イタリア発」といった情報が出てくることがあります。

Comfeeはヨーロッパにも進出しており、
美的集団のヨーロッパの拠点がイタリアにあるようです。

中国メーカーは近年、ヨーロッパデザインを多く取り入れる傾向にあるので、
イタリアでデザインされた家電ということで「イタリア発」なのかもしれません。

拠点だけなら日本にもありますので、
Comfeeは中国の電機メーカーである美的集団の家電ブランドです。

 

Comfeeの家電は中国製

Comfeeは中国メーカーのブランドですから、
Comfeeの家電は当然中国で作られています。

美的集団の本社がある広東省を中心に中国国内に複数の製造拠点があり、
美的集団の自社工場でComfeeの家電は作られているのです。

日本では中国製品に対するイメージがあまり良くありませんが、
日本を含めた世界中の電機メーカーが中国で製品を作っています。

中国製を除外すると家電の選択肢がほとんど無い、
と言っても良いぐらいの状況です。

美的集団は国際標準化機構による品質マネジメントシステム規格(ISO9001)を取得しており、
Comfeeの家電の品質に問題はありません。

日本で販売されているComfeeの家電は日本の安全基準に適合していますから、
安全性にも問題は無いです。

 

東芝ライフスタイルの親会社

美的集団は東芝の白物家電部門であった
「東芝ライフスタイル」の現在の親会社です。

東芝本体の経営危機に伴い、
2016年に東芝から白物家電部門を買収しました。

このため現在白物家電における「TOSHIBA」ブランドは
「Comfee」の系列ブランドということになりますね。

産経新聞:産経ニュース
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また、ドイツのロボットメーカー「クーカ」の親会社でもあります。

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Comfeeの家電の特徴

価格が安い

Comfeeの家電の特徴と言えば、やはり「リーズナブル」であることです。

例えば洗濯機、容量が7kgの機種は日本メーカーだと6~7万円ぐらい、
高機能なものだと10万円以上の価格となっています。

Amazonで販売されているComfeeの容量7kgの洗濯機の価格は約35,000円、
日本メーカーの半額ぐらいの価格で購入できます。

ルームエアコンもおもに10畳用だと日本メーカーの製品は6~8万円ぐらい、
高機能なものは10万円超です。

Amazonで販売されているComfeeのおもに10畳用のルームエアコンの価格は
約5万円ですから、日本メーカーより割安です。

一人暮らしなどでとにかく安い家電が欲しいと言う場合には
Comfeeの家電はおすすめできます。

COMFEE’ Amazonストア

COMFEE 楽天市場店

 

コンパクトで日本向き

Comfeeの家電はサイズがコンパクトなものが多く、
日本の住宅事情に適しています。

例えば電子レンジ、庫内容量が17Lのタイプのサイズは
幅約46cm奥行約35cm高さ約29cmで重さは約12kgです。

探せばもっとコンパクトで軽い電子レンジはありますが、
容量17Lタイプとしては十分コンパクトと言えます。

海外は日本よりも住宅が大きいことが多く家電を置けるスペースも広いので、
海外メーカーの家電はサイズが大きいものが少なくありません。

日本メーカーの家電と性能は同じなのにサイズが大きくて、
日本の住宅の家電スペースに入らないということもあるのです。

Comfeeの家電はコンパクトで日本向けと言えますから、
置き場所に困ることはありません。

 

多機能ではない

Comfeeの家電はシンプルな機能のものが多く、
多機能なものはほとんどありません。

例えば洗濯機であれば簡易な乾燥機能のみで本格的な乾燥機は付いておらず、
洗濯槽の自動洗浄機能も付いていないです。

ルームエアコンも内部に汚れが付きにくくなっているだけで、
エアコン内部やフィルターを自動で掃除する機能はありません。

電子レンジも基本的なレンジ機能のみとなっており、
基本機能に絞ることで低価格を実現しています。

多機能な家電が欲しい人には向きませんが、
家電は基本的な機能しか使わないという人にはComfeeの家電はおすすめです。

 

まとめ

Comfeeは、中国の広東省に本社がある
美的集団という電機メーカーの家電ブランドです。

美的集団は現在、東芝の白物家電部門であった
東芝ライフスタイルの親会社になっています。

日本法人を通して日本に進出しており、
Amazonや楽天市場など通販サイトでComfeeの家電が購入できます。

多機能ではありませんがシンプルでコンパクト、
何と言っても価格がリーズナブルなのが魅力です。

これから一人暮らしを始めるなどで、
家電一式を安く揃えたいという場合にはComfeeはピッタリです。

COMFEE’ Amazonストア

COMFEE 楽天市場店

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