互換インク
互換インクとは、プリンタのメーカーが製造する純正インクに対する語です。
プリンタメーカーとは別の会社が製造しており、正しい型番を選べば、純正インクとほぼ同じように印刷をすることができます。
ただ当然のことですが、プリンタの性能を最大限発揮できるのは、純正インクです。
互換インクの利点
互換インクの利点は、安いということにつきます。
ある程度の品質を備えていても、純正品の半額程度で買えるものが多くあります。
互換インクの注意点
ICチップがついているものと、ついていないものがあります。
ついていないものを選んだ場合、インクの残量表示がされません。
ここは特に留意しておく必要があります。
ついているものに関しては問題なく残量表示されますが、「純正インクではありません」という注意表示は出るかも知れません。
また、まれに不良品に当たることもあるかもしれませんが、これは互換インクに限った話ではありません。
Amazonなどで購入する場合、出品者などをきちんと確認することも必要です。
心配な場合は、保証がきちんとしているインクナビなどの専門ショップで購入するか、
Jit(ジット)やエコリカ等、日本製の互換インクを選ぶといいと思います。
日本メーカーの互換インク
jit
ジット
「jit」は、山梨県に本社を置く、ジットが展開する互換インクブランドです。
純日本製の互換インク
「jit」の一番の強みとして、日本製であることが挙げられます。互換インクであっても、国産のものが買いたいという方にはおすすめできます。
リサイクルトナーもあります。
ジットのインクは、楽天やAmazonに公式販売ページがあるほか、家電量販店でも購入できます。
公式販売ページ以外で購入する場合は、類似品に注意が必要です。
バランス型
一方、日本製のため、よくある激安の互換インクほど安くはありません。
もちろん純正品よりは割安なため、価格と品質のバランスを重視される方にはおすすめできます。
価格を重視される場合は、後述する互換インクショップなども検討されてみてはいかがでしょうか。
プリンタインクのジットストア (楽天)
ジットダイレクト ストアフロント(Amazon.co.jp)
ecorica
エコリカ
知名度の高いリサイクルインク
エコリカは、家電量販店でも見かける、著名な互換インクブランドです。
希望小売価格はジットと同程度ですが、Amazonでよく値引き販売されており、比較的割安に購入することができます。
取り扱い店が多い
取り扱い店数は知名度に比例して多く、アマゾンなどで「エコリカ」と検索すれば出てきます。
家電量販店のポイントを貯めている方は、そちらで購入されるのもおすすめです。
Color Creation
「Color Creation(カラークリエーション)」は、ヤマダ電機の店頭やディスカウントストアでも販売されている互換インクのブランドです。
東京都葛飾区に本社を置く、カラークリエーションが展開するブランドで、エコリカやジットと比べると少々知名度は低いかもしれません。
ヤマダウェブコムでは、なぜか「カラークリエイション」と誤植表示されます。
Color Creation製エプソン用ブラック大容量タイプの互換インクをヤマダ電機で購入し、試しにコピーをしてみたところ、普通にくっきりと印刷できました。残量表示もされたと思います。
互換テープもある
Color Creationがほかの互換インクブランドと異なるところとしては、テプラやネームランド等の互換テープを販売している点が挙げられます。
Plaisir
プレジール
大阪市に本社を置く互換インクメーカーです。家電量販店などでも販売されています。
PPC
ピーピーシー
家電量販店などで販売されている互換インクのブランドです。本社所在地などは不明ですが、日本製のインクを使用している旨がパッケージに記載されています。
日本メーカーの詰め替えインク
純正インクカートリッジに、ドリルで穴を空けてインクを補充するタイプです。
少し手間がかかります。
SANWA SUPPLY
サンワサプライ
周辺機器大手、サンワサプライの詰め替えインクです。
試しに、サンワサプライのキヤノン用ブラック詰め替え用インクを購入してみました。
詰め替えは思ったほど難しくなく、普通に印刷もできましたが、インク残量の表示がされなくなりました。
ELECOM
エレコム
大阪市の周辺機器大手、エレコムの詰め替え用インクです。
家電量販店の通販サイトで検索すると、なぜか別メーカーの製品も表示されます。
互換インクショップ
日本国内の、代表的な互換インクのオンラインストアを、いくつか挙げたいと思います。
なお、こちらは基本的に海外生産になります。
インク革命.com
インクカートリッジ、トナーカートリッジの専門通販サイト
インク革命.comは、東京都に営業本部を置く、シー・コネクトによる互換インクのオンラインショップです。
対応メーカーが多い
インク革命.comの特徴として、対応メーカーが多いことが挙げられます。
Canon、EPSON、brother、HPという定番のメーカーはもちろん、
リコー、DELL、レックスマーク、EMシステムズといった比較的マイナーなメーカーも取り扱っています。
トナーもある
さらにトナーまで扱っています。
Canon、EPSON、brother、リコー、OKI、富士ゼロックス、NEC、富士通、カシオなどありとあらゆるメーカーのトナーを扱っており、一度ご覧になることをおすすめします。
なんと三洋電機までありました。
評判も良い
また、インク革命.comの互換インクは海外生産ですが、レビューを見る限りでは、比較的評判も良いようです。この点に関しても安心できます。
インクナビ
インクナビは、福岡市に本社を置く、ジーストリームによる互換インクのオンラインショップです。「オフィス文書に強い互換インク」を標榜しています。
条件付き保証付帯
インクナビは保証に力を入れているようです。条件付きではありますが、インク革命.comよりも長い2年間の保証や、プリンタの修理費負担などのサービスを提供しています。
主要4社に対応
なお、インクナビはCanon、EPSON、brother、HPの互換インクを扱っています。それ以外のメーカーは、【インク革命.com】をご利用ください。
純正インク
各プリンタメーカーは、純正インクを発売しています。
これらは各プリンタ専用に設計されており、その性能を最大限に発揮することができます。
一方、販売価格が比較的高額になっており、コストという面から見るとあまりお得感はありません。
Canon
キヤノン
キヤノンは国内首位のプリンタメーカーです。
EPSON
セイコーエプソン
セイコーエプソンは国内2位のプリンタメーカーです。
brother
ブラザー工業
ブラザー工業は、後発の国内プリンタメーカーです。
HP
ヒューレット・パッカード
ヒューレット・パッカード(HP)は、世界首位のプリンタメーカーです。
Lexmark
レックスマーク・インターナショナル
中国企業傘下の、米国のプリンタメーカーです。