Nintendo(任天堂)とニンテンドースイッチの正体
ニンテンドースイッチなどで知られるゲーム機メーカー「Nintendo(任天堂)」とは、一体どこの国のどのようなメーカーなのでしょうか。
Nintendo(任天堂)は日本企業のブランド
「Nintendo(任天堂、ニンテンドー)」は、日本企業である「任天堂株式会社(英語名 Nintendo Co., Ltd.)」が展開する、家庭用ゲーム機およびゲーム機周辺機器、ゲームソフトなどのブランド名です。
代表者および本社所在地
任天堂株式会社の代表者は、以下の通りです。
代表取締役社長 古川 俊太郎 氏
代表取締役 フェロー 宮本 茂 氏
任天堂株式会社の本社所在地は、以下の通りです。
京都市南区上鳥羽鉾立町11-1
これらのことから、「Nintendo(任天堂、ニンテンドー)」は、京都市に本社を置く日本企業「任天堂株式会社」が展開するブランドであるということがわかります。
創業は明治22年、設立は昭和22年
任天堂株式会社の創業は、明治22年9月であり、設立は昭和22年11月です。
資本金は、10,065,400,000円です。
任天堂株式会社の社員数は、以下の通りです。
連結社員数 6,574名(2021年3月末現在)
単独社員数 2,498名(2021年3月末現在)
任天堂の歴代主要ハード
任天堂は、数々の有名家庭用ゲーム機を輩出してきました。
ニンテンドースイッチやDS、Wiiで知られる
Nintendo Switch – ニンテンドースイッチ
任天堂は、家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ(Nintendo Switch、2017年)」
および、携帯用ゲーム機「ニンテンドースイッチライト(Nintendo Switch Lite、2019年)」のメーカーとして高い知名度を有します。
Nintendo DS、Wii
以前は携帯用ゲーム機「Nintendo DS(2004年)」「Nintendo DSi(2008年)」「Nintendo 3DS(2011年)」
据え置き型ゲーム機「Wii(2006年)」「Wii U(2012年)」といった製品を展開していました。
かつてはファミコン、ゲームボーイ、64なども
Family Computer – ファミコン
また、かつては「ファミリーコンピュータ(Family Computer、ファミコン、NES、1983年)」や
「スーパーファミコン(スーファミ、1990年)」といった据え置き型ゲーム機、
初の携帯用ゲーム機「ゲーム&ウオッチ(1980年)」などを、
GAME BOY – ゲームボーイ
また、「ゲームボーイ(GAME BOY、1989年)」をはじめとするゲームボーイシリーズは息が長く、
「スーパーゲームボーイ(1994年)」「ゲームボーイポケット(1996年)」「ゲームボーイライト(1998年)」
「ゲームボーイカラー(1998年)」
「ゲームボーイアドバンス(2001年)」「ゲームボーイアドバンスSP(2003年)」
「ゲームボーイプレーヤー(2003年)」「ゲームボーイミクロ(2005年)」などのシリーズが発売されました。
ロクヨン、ゲームキューブ
「Nintendo 64(ロクヨン、1996年)」
「ゲームキューブ(2001年)」「バーチャルボーイ(1995年)」などのゲーム機でも知られました。
製造は中国とベトナム
任天堂は、ゲーム機のハード面に関してはファブレス(工場を保有しない)という経営手法を主に採用しています。
このため、製造に関しては主に台湾などの電子機器受託製造サービス(EMS)を利用しており、これらの企業が工場を置く中国やベトナムといった国で製造がおこなわれています。
祖業は花札、トランプ
意外かもしれませんが、任天堂はゲーム機のメーカーとして創業したわけではありません。任天堂のルーツは、明治時代に設立された「花札」のメーカーです。
1889年 (明治22年)山内房治郎氏が、京都市下京区にて花札の製造を開始しました。
1902年 (明治35年)、日本初のトランプ製造に着手します。
1963年 (昭和38年)には、任天堂株式会社(現商号)に社名変更。
1977年 (昭和52年)、家庭用テレビゲーム機「テレビゲーム15」、「テレビゲーム6」を発売し、ゲーム機事業に参入します。
1980年 (昭和55年)には、携帯型ゲーム機「ゲーム&ウオッチ」発売し、携帯用ゲーム機市場に参入しました。
数々の有名キャラクター
任天堂は、その長いゲーム史において、数々の世界的なゲームキャラクターを生み出してきました。
代表作は「スーパーマリオ」
1981年に登場
任天堂を代表するキャラクターといえば、何と言っても「スーパーマリオ」でしょう。
彼が初登場したのは、後述するアーケードゲーム。1981年のことでした。
1985年 (昭和60年)には、スーパーマリオが主役となる、ファミリーコンピュータ用ゲームソフト『スーパーマリオブラザーズ』を発売。
マリオの仲間たち
スーパーマリオシリーズでは、マリオの双子の弟「ルイージ」や、キノコ王国のお姫さま「ピーチ姫」、「ヨッシーアイランド」からやってきた「ヨッシー」といったマリオの仲間たちに加え、
ピーチ姫のもとで働く「キノピオ」
さらには、マリオたちの敵役となる、カメ族の大魔王「クッパ」や、イタズラ好きなオバケ「テレサ」、クッパの兵士「ノコノコ」、キノコの「クリボー」など、
さらには、自称マリオの幼なじみで、最大のライバル「ワリオ」や、ワリオの相棒「ワルイージ」などが登場し、派生作品も多数生まれています。
もう一つのキャラクター「ポケモン」
任天堂を発祥とするもう一つの代表的なコンテンツであり、世界的なゲームキャラクターといえば「ポケモン(ポケットモンスター、Pokemon)」でしょう。
ゲームボーイソフト「ポケットモンスター 赤・緑」に端を発するポケットモンスターシリーズは、現在は任天堂の子会社「ポケモン」が事業を展開しています。
マルチメディア展開
ゲームソフトにとどまらず、カードゲーム「ポケモンカード」やテレビアニメなど、世界中でマルチメディア展開を行っています。
また、「ポケットモンスタースペシャル」をはじめとするコミカライズもあります。
ピカチュウは皆さんご存知ですね?
ポケモンGOは別会社
なお、スマートフォンアプリである位置情報ゲーム「Pokemon GO(ポケモンGO)」は、任天堂がライセンスを供与するものの、任天堂ではなく、「イングレス」などで知られる米企業「ナイアンティック」が開発したものです。
「ゼルダの伝説」「ドンキーコング」も
ドンキーコング
任天堂は、1981年 (昭和56年)業務用テレビゲーム機(アーケードゲーム)「ドンキーコング」を開発、販売開始します。
このゲームには、「マリオ」も登場しました。
実は、タイトルとしては「スーパーマリオ」より「ドンキーコング」が先なのですね。
ゼルダの伝説
「時のオカリナ(1998年)」「風のタクト(2002年)」などで知られる、「ゼルダの伝説」シリーズは、1986年にスタートしました。
「ピクミン」「ファイアーエムブレム」
ほかにも「ピクミン」シリーズや
「ファイアーエムブレム」シリーズ
「スプラトゥーン」「どうぶつの森」
近年話題になったタイトルとしては、対戦型アクションゲームの「スプラトゥーン」、
『あつまれ どうぶつの森(あつ森)』が社会現象になった、「どうぶつの森」シリーズなども任天堂の作品です。
まとめ
以上のことから、任天堂は、日本発の世界的なゲーム企業であるということがわかります。
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