Seagate(シーゲイト)とは
HDDやSSDで見かける「Seagate」とは、どこの国のどのようなメーカー・ブランドなのでしょうか。
アメリカのストレージメーカー
「Seagate Technology(シーゲイト・テクノロジー)」は、アメリカ合衆国に本社を置く、HDD(ハードディスクドライブ・ハードディスク駆動装置)等のストレージ専業メーカーです。
HDD、SSDなどを製造
「Seagate」ブランドにより、HDD、SSD、外付けハードディスク、外付けSSD等を製造および販売しています。
読み方は「シーゲイト」
「Seagate」は、「シーゲイト」と読みます。
上場企業
Seagateは、米NASDAQ(ナスダック)市場に上場する企業です。

日本法人がある
シーゲイト・テクノロジーの日本法人は「日本シーゲイト株式会社」で、東京都品川区東品川2-5-8 天王洲パークサイドビル3Fにあります。
世界2位のHDDメーカー
Seagateは、世界2位のハードディスクメーカーです。
世界に3社しかないHDDメーカー
現在、世界には3社のHDDメーカーがあります。
逆にいうと、3社しか製造するメーカーがありません。
このため、世界中のパソコンやサーバー、外付けハードディスク、BDレコーダーなどを製造するメーカーは、この3社のいずれかからHDDを購入して自社製品に組み込んでいます。
1位はWD、3位は東芝
世界シェア(市場占有率)でみると、1位が米国の「Western Digital(ウエスタンデジタル)」、2位は「Seagate」、3位は日本の「東芝デバイス&ストレージ」です。
HDDの製造は中国、タイなど
Seagateの工場は、中国やタイなどが中心です。このため、同社のHDDも中国製やタイ製のものがほとんどです。SSDは、台湾製のものもあるようです。
SeagateによるM&A
韓国サムスン電子からの事業買収
Seagateは、2011年4月に、韓国サムスン電子(Samsung)から2.5インチHDD事業を買収しました。このため、同社は韓国にも開発拠点を有しています。

韓国サムスン電子との提携
また、同時に韓国サムスン電子と提携しました。これにより、SeagateはサムスンにHDDを供給し、サムスンはSeagateに半導体メモリを供給します。
ただ、大手メディアの情報などによると、Seagateの「BarraCuda SSD」には日本のキオクシア製フラッシュメモリと、台湾・南亜科技(Nanya)製DRAMキャッシュが搭載されているようです。

このため、サムスン製メモリはデータセンター等のエンタープライズ製品に搭載されているのかも知れません。
仏LaCieの買収
Seagateは、2012年5月に、外付けハードディスクなどの製品で知られる、フランスのストレージメーカー「LaCie」の買収を発表しました。
このため、LaCie製品にはシーゲイト製HDDが搭載されていると推測されます。
また、日本国内ではエレコムがLaCie製品を販売していましたが、徐々にSeagate製品に切り替わりました。
Seagate(シーゲイト)製品の種類
HDD
SSD