Shokzはどこの国の骨伝導イヤホンメーカー・ブランド?中国製?
耳を塞がないので外出時に使用しても外部の音が取り込みやすく、
耳への負担が少ないなどといったことで「骨伝導イヤホン」が注目されています。
骨伝導イヤホンの有名ブランドの1つが「Shokz」ですが、
Shokzはどこの国のメーカーブランドなのでしょうか?
Shokzはどこの国?
米国テキサス州のオーディオ機器メーカー
「Shokz(ショックス)」は、
アメリカのテキサス州オースティンに拠点があるオーディオ機器メーカーであり、
オーディオ機器ブランドです。
2011年にニューヨークで「AfterShokz」の名前で設立され、
2019年に現在のテキサス州オースティンに拠点を移しました。
2021年に社名とブランド名をAfterShokzから現在のShokzに変更しています。
創業当初から骨伝導技術を活用したオーディオ機器を開発しており、
骨伝導のイヤホンやヘッドホンにおいては他の追随を許さないトップランナーです。
Shokzは日本市場にも進出しており、
累計で530万台を超える骨伝導イヤホン・ヘッドホンを販売しています。
2020年には骨伝導ヘッドホンの日本国内シェアが80%を超え、
日本国内でも骨伝導技術を活用したオーディオ機器のトップメーカーとなっています。
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Shokzは中国のメーカー・ブランド?
発祥は中国深圳
現在Shokzは拠点のあるアメリカからグローバル展開していますが、
ルーツを探ると中国に行き着きます。
2004年に中国の深圳で「ShaoyinTechnology」という会社が設立されたことが、
Shokzの始まりです。
現在でも中国国内でShokzブランドを展開しているのはShaoiynTechnologyです。
さらにShokzは骨伝導技術に関する多数の特許を取得していますが、
その特許の所有者もShaoiynTechnologyとなっています。
ShaoiynTechnologyが骨伝導技術を活用したオーディオ機器を
海外で販売する目的で設立したのが、アメリカのAfterShokzです。
現在もShokz製品のほとんどが中国の深圳で開発されており、
Shokzのイヤホンやヘッドホンは「Made in China」なのです。
中国企業として海外展開するには制約が多いので、
アメリカにブランドを海外展開する会社を新たに立ち上げたといったところだと考えられます。
中国企業であることを隠すようなやましい意図ではなく、
単純にアメリカ企業の方が海外でビジネス展開しやすいからです。
ほかの大手メーカーも製造は中国で行っていたりしますので、
Shokzが中国発祥であることはあまり気にしなくても大丈夫です。
Shokz製品の特徴
骨伝導イヤホンにしては音質が良い
Shokzの骨伝導イヤホンの特徴として挙げられるのが「音質の良さ」です。
通常イヤホンは鼓膜に直接音を伝達しますが、
骨伝導イヤホンは耳周辺の骨を振動させて鼓膜の奥にある蝸牛に音を伝達しています。
(蝸牛は音を感じる器官)
骨を通して音を伝達するため、
どうしても従来のイヤホンに比べると音質が悪くなってしまうのです。
特に低音は制限が大きいため、
骨伝導イヤホンを使うと全体的に奥行きや迫力に欠ける音に聞こえます。
Shokzの骨伝導イヤホンでも「低音が弱い」「音質が悪い」という意見は聞かれるものの、
骨伝導イヤホンとしては音質は良い方です。
本格的に音楽を聴くのには適しませんが、
通勤通学時やランニング時に音楽を聴くぐらいであれば問題ありません。
音声通話用やオンライン会議用として
Shokzの骨伝導イヤホンを使うケースもあります。
長時間使える
Shokzの骨伝導イヤホンは「長時間使える」のも大きな特徴の1つです。
骨伝導イヤホンが一般的にあまり普及しないのは、
「バッテリーの持ちが良くないから」とも言われています。
ワイヤレスであることに加えて骨伝導技術が使われているため、
フル充電しても1日持たないのが当たり前でした。
しかしShokzの骨伝導イヤホンは長時間使用が可能で、
手頃な価格のエントリーモデルでも連続6時間再生が可能です。
最上位モデルだと連続48時間再生となっており、
フル充電しておけば外に持って行っても1日ぐらいは余裕で使えます。
バッテリーの持ちが悪いから骨伝導イヤホンを諦めた、
という場合はぜひShokzの骨伝導イヤホンを試してみてください。
安くはない
特別な技術が使われていることもあって
Shokzの骨伝導イヤホンは価格が安くありません。
一番手頃な価格のエントリーモデルでも1万円を軽く超えますし、
上位モデルは2~3万円です。
音質を気にしなければワイヤレスイヤホンは1,000円台でも購入できますし、
1万円出せばかなりの高性能モデルが購入できます。
Shokzの骨伝導イヤホンはエントリーモデルで1万円超ですから、
従来のワイヤレスイヤホンと比べるとかなり高額です。
また骨伝導イヤホンは音質がそれほど良くありませんから、
音質メインで考えるとShokzの骨伝導イヤホンは割高とも言えます。
まとめ
Shokzは、アメリカのテキサス州オースティンに拠点があるメーカーのオーディオ機器ブランドです。
ただしルーツは中国にあり、
現在でもイヤホンやヘッドホンなどShokz製品の大半は中国で開発・製造されています。
骨伝導技術のパイオニア的存在であり、
骨伝導技術を使ったオーディオ機器の開発では他の追随を許しません。
ただエントリーモデルでも1万円超とワイヤレスイヤホンとしては高額なので、
気軽に購入できないのがネックです。
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