ウイルスバスターとノートンとマカフィーとカスペルスキーとESETの比較
この記事を読めば、ウイルスバスターとノートンとマカフィーとカスペルスキーとESETでどのセキュリティソフトを選べばいいか大体わかります。
長いので、時間がない人はまとめをお読みください。
ウイルスバスターとノートンとマカフィーとカスペルスキーとESETの概要
まずは、5社がどんなメーカーか見てみましょう。時間がなければ飛ばしてください。
ウイルスバスター
提供元:トレンドマイクロ株式会社
東京に本社を置く情報セキュリティ企業。国内首位、世界3位。もとは台湾系。

Norton(ノートン)
提供元:Norton Lifelock
アメリカ合衆国の情報セキュリティ企業。世界シェア首位。




McAfee(マカフィー)
提供元:McAfee Inc
アメリカ合衆国の情報セキュリティ企業。世界シェア2位。




Kaspersky(カスペルスキー)
提供元:Kaspersky Lab
ロシア連邦の情報セキュリティ企業。西側諸国向けの拠点はスイスとスペイン。




ESET(イーセット)
提供元:ESET,spol.s r.o.
スロバキア共和国の情報セキュリティ企業。近年急成長。キヤノンと合弁。




各メーカーの特徴
ウイルスバスター
国内で最も使われているセキュリティソフト。知名度抜群、誰でも知っている。性能はそれなりに高い。ただ、更新料も高いし、やや動作がもっさり。
ノートン
世界トップクラスの個人向けセキュリティソフト。高機能だし安心感はあるが、更新料がやや高め。10台用が出たからある程度お得感も出てきた。仮想通貨マイニング騒動。
マカフィー
歴史あるセキュリティソフト。上記2社に比べると微妙だったが、マカフィー リブセーフの登場でお得感が出た。
カスペルスキー
ウイルス検知率世界トップクラス。性能でいうと最強。コストもバスターとかより安い。ただロシア製という点で敬遠されがち。その点が気にならないならとても優れたソフト。
ESET
大手では珍しい東欧製。国内ではキヤノンの子会社がサポート。動作の軽さが一番の強み。性能もそれなりに高い。機能は少なめ。
用途別に各社の製品を比較
ウイルスバスター入れてます
一番売れてるのはウイルスバスター
国産だから高いんじゃないの?って思われるかもしれませんが、実はバスターのコンポーネントってほとんど海外拠点でコーディングしてるし、
解析も東京には小さいブランチがあるだけで、ほとんどフィリピンでやってるんです。
海外大手と違ってVPNも無料でついてないから別途買わないとだし、高い割に3台までしか使えない。
ただ性能は別に悪くないし、やはりVBを知らない人はいないから、
ビジネスマンとかフリーランス、士業の人とかが「ウイルスバスター
知名度と「他者に与える印象効果」重視の場合はおすすめです。
あと例えばパソコン苦手なシニアの方とかだと、上位製品のウイルスバスター クラウド + デジタルライフサポート プレミアム
それが必要かという問題はあるけど。
例えば、サポートの電話番号をテプラとかでPCやテレビに貼っておくといいかも。いざとなったら電話すればオペレーターが対応してくれるし。
あとLINEも追加しておけば安心。パソコン得意なシニアは必要ないかもだけど。
台数無制限という威力
ファミリーの場合だと、人数比のコストの安さで言ったら台数無制限のマカフィー リブセーフ
なぜなら、家族全員のPCとスマホにインストールできるから。
つまり無制限版を1ライセンス買えば、PC3台スマホ5台タブレット1台とかあっても更新料同じということ。
かなりお得。しかもVPNまで無料で使える。
カスペルスキー公式
ただiPhoneのライセンス別かも。iPhoneアプリは、4月に出たばかりなので情報があまりない。
PCがMacでスマホがiPhoneとかだったら、最強なのはアップル製品に強いノートン
ウイルスバスターだとMacにファイアウォールがついてないけど、ノートンはついてる。iPhoneアプリもあってブラウザ保護とかしてくれる。
VPNも無料だからテレワークも安心。あと必要かわからないけど、クラウドストレージも付帯。
ノートン
つまりアップルユーザーでコストをそこまで気にしない場合は、ノートン
コストや軽さを重視する場合は、
ただ、スマホはAndroidにしか対応してないから、iPhoneで何か入れたい場合は無料アプリとかを入れるかほかの買うしかない。ただ、iPhoneにそこまでいるか?という話もある。
その辺割り切れるなら
VPNはNordVPN
セキュリティソフトの必要性と低コスト化に関する考察
そもそもセキュリティソフトいる?
まず、そもそもセキュリティソフトを買う必要があるかという問題。Windows 10以降だと、Microsoft Defenderが最低限の防御してくれるから。
だからPC1台しかないし、あまり使わないという場合とかは、無料のアプリとかインド製の
ソースネクストの裏技
どういうことかというと、
だからまず、リアルタイムガードをこれで起動しておく。それで、Windowsセキュリティを開くと、「ウイルス対策」のタブに、
「現在のセキュリティプロバイダを引き続き使用しながら、Microsoft Defender アンチウイルスで定期的に検査する」的なオプションがあるから、
オンにしておけば定時スキャンはこれでするから、実質的に2種類のエンジンでスキャンしていることになる。これでほぼ打ち漏らしはないよね、というのが私の裏技。
ソースネクスト?
ソースネクストってサポートとかはあまり期待できないと思うけど、とりあえず入れておきたいという場合には結構便利だったりする。
セキュリティソフトって毎年とか、そうでなくても2~3年おきに更新あるじゃないですか。ソースネクストはそれがないんです。
買い切りタイプってやつで、例えば新しくWindowsのパソコン買って、
あ、
話戻すけど、それで3年後にPCを買い替えたとすると、その3年間は更新料がかからないんです。
別に3年間でなくても4年でも5年でもなんでもいいんだけど、初期化したりしなければ、次の買い替えまで更新料0円というわけ。
結果としてお得ですよね。
大手じゃなくて平気?
そもそも怪しいメールとかサイトは、警告ポップアップが出てきた時点でURLも見ずに慌てて個人情報入力するとか論外だし、
自分でURLを見てなんか変だなと思う注意深さとか、添付ファイルを開く前にスキャンするとかそもそも怪しいのは開かないとか日頃の心構えが一番大事です。
信用のために入れる
でもやっぱり大手のセキュリティソフトは保証やサポートもついてたりして安心感が違うし、少し重くなるけどある意味「損害保険」みたいなものだと思う。
特にテレワークで個人のPC使ってる人は、何か起きてから「セキュリティ対策してなかったからだ云々」とか社内でバッシングされて、社会的地位を危うくしないためにも入れておくといいです。VPNも必須になりつつあるし。
士業とかフリーランスの人も同様に、信用第一ですよね。もちろん物理的になくさないとかは自分で気を付けないとですが…。
つまり、信用を失いたくないから入れる、という場合はメジャーなソフトをおすすめします。
結局どれを選ぶべきか
ということで結論は以下。
台数無制限がいい場合はマカフィー リブセーフ
とにかく検知率重視。打ち漏らしとか許せないって人はカスペルスキー
ロシア製だとか別に007みたいな人じゃなければ気にする必要ないと思う。
高くてもいいからアップル製品に特化したのが欲しいという場合はノートン
VPNは別途買うから人に「ウイルスバスター入れてますから大丈夫です。安心してください」と言いたい方はウイルスバスター クラウド
VPNとiPhone対策は別でもいいので、とにかくひたすら動作の軽さを追求するという人は
別に重要な用途で使わないし、そこまでお金もかけたくないという場合はMicrosoft Defenderを有効にしておくか、
少し心配という場合は、
もしくは重い可能性もあるけど、
まとめ(結論)
主にパソコンで使うなら、カスペルスキー
ロシアってところが引っかかるかもしれませんが、そもそも国営ではなく民間企業だし、
多くの人には関係ないと思います。
なにより肝心のウイルス検知率がトップ級で、コストも安い。
VPNは別だけど、他社に安くて良いものがあるからそれでいいのでは。
純粋にコスト対効果の高いセキュリティ対策、としてみた場合かなり合理的だと思う。
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