サイコムとツクモのBTOパソコン・ゲーミングPCではどっちがいい?比較してみた結果
かつては一部のゲーマーだけのものであったオンラインゲームが一般化したことで、
「ゲーミングPC」で本格的にプレイしたいと思う人も増えています。
今回は、ゲーミングPCのBTOメーカーである「サイコム」と「ツクモ」について
価格やサポートなどの面から比較してみましょう。
パソコンメーカーとしての資本力はツクモ
パソコンメーカーとしての信用度や企業規模で比較すると、
サイコムよりツクモが有利です。
サイコムは1999年に前身となる会社が創業、
当初からゲーミングPCを中心としたBTOパソコンを取り扱っています。
BTOパソコンメーカーはパソコンショップから派生したケースも多いですが、
サイコムは一貫してネット通販に特化しており店舗は持っていません。
ツクモは、1968年に前身である九十九電機が創業、
1977年からパソコンの取り扱いを開始します。
順調に成長を続けましたが2008年に経営不振によって破綻し、
2009年に「Project White」という会社にパソコン事業が譲渡されます。
Project Whiteは元々ヤマダデンキが九十九電機の事業を引き受けるために作った
会社であり、2021年にヤマダデンキに吸収されました。
2024年現在、九十九電機のパソコン事業はヤマダデンキに引き継がれており、
ツクモはヤマダデンキのパソコンブランドとなっています。
独立系であるサイコムよりも大手家電量販店であるヤマダデンキを後ろ盾に持つ
ツクモの方が、パソコンメーカーとしての資本力は上なのです。
ただツクモは一度経営破綻してヤマダデンキ傘下となっています。
創業してから経営が傾くことなく独立を保ち続けているサイコムの方が信用できる、
という考え方もできます。
サイコムもツクモも国内生産
サイコムもツクモも自社ブランドのBTOパソコンは日本国内での生産です。
サイコムは本社がある埼玉県八潮市に工場があり、
八潮市の工場ですべてのBTOパソコンを生産しています。
ツクモは生産工場の場所を明らかにしていませんが、
公式オンラインストアに「安心・信頼の国内生産」と記載されています。
生産拠点についての詳細は公表されていませんが、
ツクモのBTOパソコンが国内で作られていることに間違いはないです。
価格が安いのはツクモ
ゲーミングPCの価格を比較すると、サイコムよりツクモが安いです。
例えば
・CPU Intel Core i7-13700F
・GPU GeForce RTX4060 8GB
・メモリ 16GB
・ストレージ 1TB
というスペックのゲーミングPCが、
ツクモの公式オンラインストアでは約19万円で購入できます。
同じスペックのゲーミングPCをサイコムの公式オンラインストアで購入すると、
約25万円かかります。
上記以外のスペックが違うので単純には比較できないものの、
同程度スペックならツクモの方が安く購入できる可能性が高いです。
送料もツクモの方がやや安い
オンラインストアでパソコンを購入すると代金とは別に送料がかかりますが、
送料もツクモの方が安いです。
ツクモは1回の購入代金が3,300円以上であれば送料無料、
3,300円未満だと送料は550円となります。
ただしBTOパソコンについては、
購入代金や配送地域に関わらず一律1台あたり2,200円の送料が必要です。
サイコムは購入代金や配送地域に関わらず1台あたりの送料は一律2,920円で、
ツクモより700円ほど高くなっています。
それほど大きな違いではないものの、
できるだけ購入費用を抑えたい場合は価格・送料ともに安いツクモがおすすめです。
ツクモは店舗でも購入可能
ツクモは独自のパソコンショップに加えて、
ヤマダデンキの店舗でもBTOパソコンを購入できます。
サイコムは創業当初からネット通販に特化していて店舗を持っていませんから、
店舗での購入はできません。
実物を触って比較検討したい、
スタッフと相談しながら検討したいという人はツクモ一択です。
ただしサイコムでは電話での購入相談を受け付けていますから、
ネット通販のみでも安心してBTOパソコンが購入できます。
保証内容もツクモ
BTOパソコン購入後の保証を比較してもツクモが上です。
サイコムもツクモも基本的なメーカー保証は1年ですが、
購入時に追加料金を支払うことで保証期間が3年に延長されます。
ただしサイコムはメーカー保証の延長で、
通常使用の範囲内における自然故障のみの対応となります。
落下や水濡れなどのユーザー起因による故障や落雷など自然災害による故障は、
サイコムでは保証対象になりません。
ツクモは延長保証に加入することで、
自然故障に加えてユーザー起因や自然災害による故障も保証対象となります。
持ち運び前提でない限りは故障のリスクは低いですが、
より幅広い故障に対応してもらえるツクモの方が保証内容は充実しています。
まとめ
ゲーミングPCのBTOメーカーであるサイコムとツクモを比較しましたが、
今回の比較ではツクモが上です。
ただサイコムはカスタマイズ性が高く、
パーツのメーカーや型番もわかるようになっています。
用途に合ったカスタムを考えているのであれば、
比較的カスタマイズ性の高いサイコムを選ぶのもアリです。
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