XiaomiかREDMAGICか、海外メーカーゲーミングスマホ買うならどっちが良い?比較してみた結果
スマホを作っている日本メーカーはかなり少ないですから、
スマホの買い替えでは海外メーカーも選択肢に入れざるをえなくなっています。
今回は海外メーカーのスマホから「Xiaomi」と「REDMAGIC」をピックアップして、
どちらが良いかを比較してみましょう。
スマホメーカーの信用度はXiaomiが上
スマホメーカーとしての信用度を比較すると、Xiaomiの方が断然上です。
Xiaomiは2010年に中国で創業、
創業翌年の2011年からAndroidベースのスマホの製造・販売を手がけています。
当初は1年に1機種のみを発売するというAppleの手法を取り入れ、
高性能なスマホを安価に販売することで大きく成長しました。
2014年に中国国内でトップシェアを獲得、
2023年はスマホ世界シェアでApple・Samsungに次ぐ3位となっています。
REDMAGICを製造・販売しているのは「Nubia」というメーカーです。
元々は中国の電気通信メーカー「ZTE」の完全子会社として2012年に設立
されましたが、2015年に独立して現在はZTEの完全子会社ではなくなっています。
(ZTE傘下であることに変わりはない)
ゲーミングスマホメーカーとして一部で人気があるものの、
日本市場でも世界市場でもシェアはそれほど獲得できていません。
また親会社であるZTEは、アメリカで国家安全保障にリスクをもたらす恐れが
あるとして製品の販売・使用が制限されています。
Xiaomiの世界シェアは12%を超えていますし過去にそうした危機に見舞われていないので、
スマホメーカーとしてはXiaomiの方が断然信用できるというわけです。
ただ、ZTEもかなり大手の通信機器メーカーなので、
その子会社であるnubiaも、製品の品質などは特に問題ないと思います。
XiaomiもREDMAGICも中国製
XiaomiもNubiaも中国メーカーですから、
日本向けに販売されているスマホは中国で作られています。
Xiaomiは中国に加えてインドやベトナムでもスマホを作っており、
中国国内の一部ではベトナム製のスマホも流通しています。
日本にもベトナム製のXiaomiのスマホが入ってきている可能はありますが、
現状では恐らく中国製の方が多いと思われます。
Nubiaも中国国外に拠点をいくつか持っているものの主な生産拠点は中国で、
日本で販売されているREDMAGICは中国製の可能性が高いです。
実際に以前見た親会社ZTEのスマホは中国製でした。
ただ、スマホの製造は今や中国が最先端なので、
中国製であるということは特にデメリットになりません。
価格はREDMAGICが安い
スマホの価格を比較するとXiaomiよりもREDMAGICの方が安いです。
2024年5月現在のNubiaの最新機種である「REDMAGIC9 Pro」は、
Nubia公式オンラインストアで139,800円で販売されています。
Xiaomiの最新フラッグシップモデル「Xiaomi 14 ultra」の
Xiaomi公式オンラインストアでの価格は199,900円です。
基本構成は
・CPU Snapdragon 8 Gen 3
・GPU Qualcomm Adreno
・メモリ 16GB
・ストレージ 512GB
で同じですから、
他の部分に多少の違いはあるもののREDMAGICの方が安いと言えます。
型落ちで良ければ、MediaTek SoC搭載のXiaomi 13T Proなら安いです。
選択肢はXiaomiの方が多い
スマホの選択肢はREDMAGICよりXiaomiの方が多いです。
かつてXiaomiはiPhoneと同じように1年1機種しか発売していませんでしたが、
現在は複数機種を発売しています。
価格を比較したフラッグシップモデル以外にも、
より安価な「Redmiシリーズ」や「POCOシリーズ」があります。
Redmiシリーズは安いものなら1万円台から購入できますから、
安いスマホを探している人にも適しているのです。
REDMAGICはNubia公式オンラインストアで取り扱われているのは、
2024年5月現在3機種のみです。
いずれも10万円以上の価格となっていますから、安くてそこそこの機能が
付いているエントリーモデルを探している人には向いていません。
ただ、エントリースマホではゲームが快適に動かないので注意しましょう。
バッテリーと冷却性能はREDMAGICが上
バッテリーと冷却機能の性能はXiaomiよりもREDMAGICが上です。
スマホの買い替えを考える原因の1つが「バッテリーの劣化」ですし、
使用中に本体の温度が上昇するのもスマホを劣化させる原因です。
Xiaomi 14 ultraのバッテリー容量が5000mAhなのに対して、
REDMAGIC9 Proのバッテリー容量は6500mAhと3割ほど大きくなっています。
バッテリー容量が大きければ充電回数が少なくて済みますから、
REDMAGICの方がバッテリーの劣化が起こりにくいです。
Xiaomiの冷却機能は「IceLoopシステム」という液体冷却なのに対して、
REDMAGICはスマホでは珍しい冷却ファンによる空気冷却です。
パソコンなら液冷の方が効率的ですが、
スペースが限られるスマホだと空冷の方が効率的と言えます。
使い方にもよりますが、バッテリー容量が大きくて効率的に冷却できる
REDMAGICの方が長く使える可能性が高いです。
まとめ
XiaomiとREDMAGICを比較しましたが、
今回の比較ではXiaomiがやや有利といった感じです。
ただ知名度こそ低いものの性能的にはREDMAGICが上だったりしますから、
特にゲーミングスマホとしてならREDMAGICも悪い選択ではありません。