炊飯器の象印マホービンとタイガー魔法瓶は何の関係があるの?違いは?
炊飯器や電気ケトルで知られる、象印マホービンとタイガー魔法瓶の間には、どのような関係があるのでしょうか。また、何が違うのでしょうか。
象印とタイガーとは
象印とタイガーは、どちらも日本の企業です。
象印マホービン
魔法瓶メーカー。IH炊飯器がよく売れており、マイコン炊飯器は3合のものが売れている。コーヒーメーカーなども。
タイガー魔法瓶
魔法瓶メーカー。IHだけでなく、5.5合タイプのマイコン炊飯器もよく売れている点が特徴。
象印とタイガーの関係と共通点
本社が大阪
まず、象印とタイガーの共通点として挙げられるのが、本社が大阪にあるという点です。
象印の本社
〒530-8511 大阪府大阪市北区天満1-20-5
タイガーの本社
〒571-8571 大阪府門真市速見町3番1号
事業がほぼ同じ
象印とタイガーは、事業がほぼ同じという点も共通しています。
まず、祖業である魔法瓶ですが、いずれのメーカーもエアーポットやマグボトルなど取り揃えています。
現在の主力である炊飯器もそうですね。マイコン式をはじめ、IH、圧力IH、圧力スチームIHなど取り揃えており、
内窯の材質や構造にもこだわるなど、しのぎを削っています。
近年普及してきた、電気ケトルについても両社参入しています。
ブランド開始時期がほぼ同じ
象印とタイガーは、ブランドの開始時期がほぼ同じです。
いずれも大正12年(1923年)にブランドが開始されています。
名前が似ている
象印とタイガーは、ともに動物の名前がモチーフになっているという点も共通しています。
もともと、大正12年に誕生した「虎印」魔法瓶がタイガーの前身です。
象印と虎印、昔の名前はさらにそっくりです。
象印とタイガーの違い
会社が違う
当然ながら、象印とタイガーは別法人です。
別々の経営陣が経営しており、本社も別にあります。
資本関係もないと思います。
設立時期が違う
前に見てきたように、象印とタイガーはブランドの開始時期が同じです。
しかし、会社自体の設立時期は異なります。
象印は、旧・愛知県中島郡朝日村出身の創業者が、大正7年(1918年)に大阪府大阪市西区で設立した
「市川兄弟商会」を前身とする企業です。
一方、タイガーは前述したように、大正12年に誕生した魔法瓶が最初です。
上場企業と未上場企業
また、上場企業か否かという点も異なります。
象印は東証プライム市場に上場する企業ですが、タイガーは未上場企業です。
スペックやラインナップがに違う
また、スペックが微妙に違います。
これは、それぞれ独自に開発しているためで、
どっちが良くてどっちが悪いという話ではありません。
他にも、象印には、空気清浄機やコーヒーメーカーといったラインナップがあるという点も違いです。
まとめ
象印とタイガーはともに、大阪の魔法瓶メーカーとして誕生しました。
現在は炊飯器や電気ケトルなどが主力ですが、どちらもいいメーカーです。