クリスタ・Illustrator・Corel Drawのイラストソフトはどれがいいか比較してみた
パソコンで本格的に絵や漫画を描くには「イラストソフト」が必要ですが、
種類が多すぎて違いがよく分からないですよね。
今回はイラストソフトの中でも比較的メジャーな
・CLIP STUDIO PAINT(以下クリスタ)
・Illustrator
・Corel Draw
の3つについて比較していきましょう。
【PR】XP-PEN公式ストアでは、ペンタブレットの割引販売を随時実施中!
【XP-PEN】 公式ストア
関連記事
XP-PENとはどこの国の会社?中国製のメーカー?[ペンタブレット][デリペン]
Raytrek(レイトレック)とDAIVなどのクリエイター向けPC比較
ソフトによって描けるイラストの方向性が違う
一口にイラストソフトと言っても、ソフトごとに描けるイラストの方向性が違っています。
例えば手書き風のイラストを描けるのは一般的に「ペイントソフト」と言われるもので、
画像をドットの集合体として描くのが特徴です。
ロゴやキャラクターなど画像の境界線がハッキリしたイラストを描くには「ドローソフト」を
使うのが向いていて、画像を点・線・面の集合体として描きます。
漫画やアニメ原画制作には総合型ソフト
ペイントソフトとドローソフトのいいとこ取りをした「総合型ソフト」もあり、
特に漫画やアニメを描くのに適しています。
今回比較するソフトで言うと、クリスタは総合型ソフト、
IllustratorとCorel Drawはドローソフトに当たりますね。
ちなみに今回の比較対象には入っていませんが、
ペイントソフトと言えば「Photoshop」が代表的なソフトです。
Webサイトのデザインなどを作るのであればドローソフトのIllustratorやCorel Drawが
適しています。
手書き風だったり昔のTVゲームのようなアナログ風イラスト、
漫画・アニメを描くならクリスタがおすすめです。
漫画を描くならクリスタ一択
パソコンで漫画を描きたいと考えているなら、
今回比較している3つの中ではクリスタ一択となります。
漫画を描くには1ページを分割するコマ割りが必要ですが、
IllustratorとCorel Drawではコマ割りができません。
IllustratorやCorel Drawでも漫画が描けないわけではありませんが、
コマ割りをするには他の画像編集ソフトが必要です。
クリスタにはコマ割りの機能が搭載されているので、
他の画像編集ソフトを使わなくても漫画のようなコマ割りができます。
フリーハンドでのペン入れもできますから、
漫画を描くならIllustratorやCorel Drawよりもクリスタが便利ですよ。
安心と信頼のお絵かきソフトはこれ【CLIP STUDIO PAINT】
イラストソフトを使う場合はパソコンのスペックにも注意が必要
それぞれのイラストソフトには必要最低限求められる動作環境があり、
それを満たしたパソコンでないとソフトが起動しないこともあるのです。
今回比較している3つのソフトではIllustratorが動作環境を一番気にすべきソフトと
言えるかもしれません。
まずOSですが、クリスタはWindowsなら8.1・10・11に対応、
Macは10.14・10.5・11・12に対応しています。
IllustratorはWindowsだと10のバージョンV21H1・V20H2・V1909・V2004に対応、
Macは10.15・11・12対応です。
Corel DrawはStandardとEssentialsはWindows10と11のみ対応で
Macには非対応となっています。
上位版のGraphics SuiteはWindowsは10と11、
Macにも対応していて10.15・11・12で使えます。
IllustratorはWindows11でも使えるのは使えますが、ソフト自体が起動しなかったり
一部機能が使えないなどの不具合が発生することが現状ではあるようです。
今後IllustratorもWindows11に対応するとは思いますが、2022年8月現在
Windows11に完全対応しているとは言えないので注意が必要です。
Illustratorはメモリ8GB以上必要
それぞれのソフトを使うのに必要なパソコンのメモリ数は
・クリスタ 2GB以上
・Illustrator 8GB以上
・Corel Draw Standard、Essentials 4GB以上
Graphics Suite 8GB以上
となっています。
ちなみにメモリはRAMと表記されることもあるもので、
パソコンが処理を実行する際に一時的にデータを保存しておく領域のことです。
メモリの数値が大きいほど処理能力が高く、
いわゆる「サクサク動くパソコン」ということになります。
クリスタとCorel DrawのStandard・Essentialsは標準的なスペックのパソコンでも
使えますが、Illustratorは標準よりメモリ容量が大きいパソコンでないと使えません。
ただ先に紹介したのはソフトを動かすのに必要最低限のメモリ容量で、実際には
・クリスタ 8GB以上
・Illustrator 16GB以上
・Corel Draw Standard、Essentials 8GB以上
のメモリ容量がそれぞれ推奨となっています。
必要最低限のメモリ容量があればソフトが動かせるものの、
快適に使うためには必要最低限の2倍以上のメモリ容量が要るというわけです。
8GBは最近は標準的なスペックのパソコンでも搭載しているメモリ容量ですが、
16GBは一般の人が使うパソコンとしてメモリ容量が多めですね。
Illustratorを使うにはOSのバージョンにも注意が必要な上、メモリ容量も大きくないと
いけないのでパソコンの買い替えが必要となるかもしれません。
価格が手頃なのはクリスタ
イラストソフトを選ぶのに価格も外せない要素ですが、
価格はクリスタが一番手頃となっています。
クリスタの価格は
・CLIP STUDIO PAINT PRO パッケージ版9,200円
ダウンロード版5,000円
サブスク版480円(月額、1デバイスプラン)
・CLIP STUDIO PAINT EX パッケージ版37,200円
ダウンロード版 23,000円
サブスク版980円(月額、1デバイスプラン)
となっています。
Illustratorはサブスク版のみで、月々プランは月額3,828円、
年間プランの月々払いだと月額2,728円、年間プランの一括払いで28,776円です。
Corel Drawは
・Essentials 15,670円
・Standard 41,580円
・Graphics Suite パッケージ版82,500円
サブスク版2,922円(月額)
で最上位版のGraphics Suiteだけサブスク版が利用できます。
クリスタも上位版のEXは3万円を超えますが、PROなら買い切りで1万円以下、
サブスク版なら月額500円以下とかなり安く使えます。
安心と信頼のお絵かきソフトはこれ【CLIP STUDIO PAINT】
3つとも無料体験版が利用できる
今回比較している3つのイラストソフトはいずれも無料体験版が利用可能です。
クリスタはPRO・EXともに初めての利用時に限り最大3か月間、Illustratorは7日間、
Corel Drawは15日間無料となります。
ただしCorel Drawは公式サイトでStandardかGraphics Suiteを購入する場合のみ
無料体験版が利用できます。
ソースネクストで販売されているEssensialsには無料体験版や無料利用期間は
ありませんから注意してください。
まとめ
イラストソフトのクリスタ・Illustrator・Corel Drawを比較しましたが、
それぞれ「何を描くか」という目的が違っているため一概に優劣は付けられません。
ただIllustratorはパソコンのスペックが求められますし値段的にも安くないので、
初めてのイラストソフトにはあまり向かないかもしれないですね。
いずれも無料体験版が利用できるようになっていますから、
まずは無料で使ってみてどれが使いやすいかを確認してから購入するようにしましょう。
ペイントソフト CLIP STUDIO PAINT 無料体験版のダウンロード
【PR】XP-PEN公式ストアでは、ペンタブレットの割引販売を随時実施中!
【XP-PEN】 公式ストア
関連記事