DJIのポータブル電源・ソーラーパネルはどこの国のメーカー製?
Amazonなどの通販サイトで「ポータブル電源」を探していると、
「DJI」というポータブル電源ではあまり馴染みのないブランドを見かけるようになりました。
では、DJIはどこの国のメーカーブランドで、
ポータブル電源はどういった特徴を持っているのでしょうか?
DJIはどこの国のポータブル電源メーカー?
DJIは、中国の深圳で設立され、
現在も深圳に本社を置く中国のメーカーです。
「DJI」ブランド製品は、
「深圳市大疆创新科技有限公司(DJ-Innovations)」という企業が展開しています。
所在地は「深圳市南山区高新南四道18号创维半导体设计大厦西座14层」です。

DJIは2006年にドローン制御システムの会社として設立
2006年に産業用ドローンの制御システムを開発する会社として設立されます。
2010年代初頭までは産業用ドローンや産業用ドローンのシステムを専門的に開発していましたが、
2012年に個人向けドローンを発売します。
その後産業用・個人用ともにシェアを伸ばし、
2015年にはドローンの世界市場で70%のシェアを獲得しています。
現在のドローン市場でもDJIはガリバー的存在であり、
ポータブル電源メーカーと言うよりはドローンメーカーとして一般的には認識されています。
しかし2020年代に入るとアメリカでドローンの規制が強化され、
2022年には紛争地でDJIのドローンが使われたことでさらに規制されたのです。
規制を受けにくい民生用ドローンの開発を続けるとともに、
ドローン以外にカメラや手ブレ補正アイテムのジンバル、ポータブル電源などの市場へ進出しています。
DJI初のポータブル電源の発売は2024年ですから、
ポータブル電源メーカーとしては新参ですがドローンメーカーとして実績豊富で期待大です。
読み方は「ディージェイアイ」
「DJI」は、「DJ-Innovations」の頭文字(イニシャル)をとった略称です。
このため、「ディー・ジェイ・アイ」と読みます。
日本法人がある
の日本法人は「DJI JAPAN 株式会社」であり、
所在地は、〒108-0075 東京都港区港南1-2-70 品川シーズンテラス11F です。
日本法人の設立は2013年8月、国内従業員数は約200名です。

ポータブル電源の生産も中国
DJIのポータブル電源が作られているのも中国です。
DJIは本社がある深センと東莞、珠海に自社工場を持っており、
ドローンやポータブル電源などほとんどの製品を深センを中心とした3つの工場で作っています。
中国メーカーの中国製品ということでアメリカやヨーロッパでは警戒されていますが、
電化製品や電子機器の多くは中国で作られているのが現状です。
アメリカを含めた多くの国の電機メーカーが中国で製品を作っており、
世界中で中国製の電子機器が使われています。
日本も例外ではなく、中国製を除外すると電化製品や電子機器は
選択肢がほとんど無くなると言っても良いぐらいです。
DJIのポータブル電源も中国製ということで警戒されがちですが、
品質・性能・安全性いずれも現在のところは問題は指摘されていません。
出身者が「EcoFlow」を設立
中華人民共和国のポータブル電源メーカー「EcoFlow」は、
DJI出身者が中心となって設立された企業です。

DJIのポータブル電源の特徴
ポータブル電源メーカーとしては新参ですから、
DJIのポータブル電源がどういった特徴を持っているのか知らない人も多いのではないでしょうか。
そこで、DJIのポータブル電源の特徴をいくつか紹介しましょう。
長寿命で安全性が高い
DJIのポータブル電源の最大の特徴となっているのが「長寿命」と「安全性の高さ」です。
ポータブル電源のバッテリーとして「リン酸鉄リチウムイオン電池」が使われています。
従来はスマホのバッテリーと同じ三元系の「リチウムポリマー電池」が使われていましたが、
現在はリン酸鉄リチウムイオン電池が主流となっています。
リチウムポリマー電池も長寿命で安全性が高いのですが、
リン酸鉄リチウムイオン電池はリチウムポリマー電池よりもさらに長寿命で安全性が高いです。
リチウムポリマー電池は500回の充電サイクルを繰り返すことで容量が大幅に減りますが、
リン酸鉄リチウムイオン電池は4000回の充電サイクルに耐えられます。
あまりないとは思いますが、例えば毎日フル充電して使ったとしたら、
リチウムポリマー電池だと2年足らずで寿命ですが、リン酸鉄リチウムイオン電池だと10年以上使えるのです。
またリン酸鉄リチウムイオン電池は内部構造が非常に安定していて、
発熱しにくい上に内部に熱が溜まりにくくなっています。
スマホやモバイルバッテリーが発火したという事案を時折見聞きしますが、
DJIのポータブル電源は発火のリスクが低いです。
ポータブル電源の作動音が小さい
DJIのポータブル電源は「作動音が小さい」のも特徴です。
有名メーカーのものも含めて、
現在一般的に販売されているポータブル電源の作動音は50db前後です。
50dbは夜間でも気にならないぐらいの音量なので十分小さいのですが、
DJIのポータブル電源の作動音は25db程度となっています。
25dbはアナログ時計の秒針の音ぐらいの音量なので、
よほど神経質にならなければ就寝時でも気になりません。
静かなポータブル電源を探している場合にはDJIがおすすめです。
価格は安いが種類が少ない
DJIのポータブル電源は、
他メーカーに比べて価格は安いものの種類が少ないです。
容量500Whクラスと1000Whクラスの2種類のみで、
約20種類取り扱っているメーカーがあることを考えるとかなり少ないです。
ただ、価格は500Whクラスが58,300円、1000Whクラスが85,800円と安くなっています。
他メーカーだと500Whクラスで7~8万円、1000Whクラスだと10万円を超えることも多いので、
DJIは安くて手に入れやすいです。
ソーラーパネルも販売している
DJIは、ポータブル電源とあわせて使えるソーラーパネル充電器も販売しています。
一台で120W、200Wの機種のほか
120Wの2枚セットで240W・3枚セットで360Wなどの容量を取り揃えています。
ポータブル電源とのセットモデルもあり、
わかりやすく買いやすい印象です。
まとめ
DJIは中国の深センに本社があるドローンやポータブル電源のメーカーです。
ドローン市場では70%のシェア率を誇るガリバー的存在ですが、
ポータブル電源市場では2024年発売で新参となっています。
ドローンメーカーとしての実績から信用度が高く、
種類は少ないもののリーズナブルな価格で手に入れやすいポータブル電源と評判です。
コストパフォーマンスが高く音が静かなポータブル電源をお探しの場合に
チェックして欲しいメーカーです。
【米国シリコンバレー発】Jackeryのポータブル電源
ポータブル電源選びでお悩みの方へ
安い買い物ではありませんから、慎重に選びたいですよね。
でも、家電と違って、聞いたことのないメーカーばかり…
一体どれを選べばいいのか…
そう思っていませんか?
その気持ちはよくわかります。
信頼できるブランドを選ぶ
ポータブル電源を選ぶ基準は人それぞれですが、
もしお悩みなら、ブランドで選んでみてはいかがでしょうか?
そう、米国シリコンバレー発のポータブル電源ブランド
「Jackery(ジャクリ)」のことです。

古き良きカリフォルニアデザイン
Jackeryの魅力は、オレンジを基調とした「カリフォルニアデザイン」
アメリカを感じさせ、冒険心がわいてくる素敵なデザインですよね。
ソーラーパネルもそろいのデザインで、ブランドの認知度は抜群。
「どこに出しても恥ずかしくない」ポータブル電源といえるでしょう。

老舗ポータブル電源ブランド
Jackeryの魅力は、ブランド力やデザインにとどまりません。
その信頼性も注目すべきポイントです。
Jackeryは、ポータブル電源界の先駆者的存在。
老舗のブランドならではの安定感が光っています。
日本の安全基準にはもちろん適合しています。
JVCケンウッドとの技術提携
さらに、Jackeryは、東証プライム市場に上場し
日本を代表するオーディオ・車載機器メーカーのひとつに数えられる、
「JVCケンウッド」と技術提携しているという事実。
これは、技術力を担保する何よりの証拠ではないかと思います。

公式ルートで買うと長期保証
さらに、正規販売店での購入は、製品登録で長期延長保証が付帯する
これが非常に安心なポイントです。
特に、公式サイトでの購入は、購入画面で簡単に保証が選択できます。
通常モデルは最長3年保証が付帯。これだけでもすごいことなのですが、
標準モデルの8倍の長寿命サイクル設計のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載した
「600 Plus
」「1000 New
」「2000 New
」「1000 Plus
」「2000 Plus
」「300 Plus
」「240 New
」の6モデルと、
従来型電池のモデルながら超大容量の「3000 Pro
」は
なんと、最長5年(3年+2年)もの長期延長保証が付帯する
というから驚きです。
もちろん、ソーラーパネルセット(Solar Generator)も対象となります。
繰り返しますが、これには正規販売店での購入と製品登録が必要です。
もっともわかりやすくて安心なのは、公式サイト。
購入時に「無料2年延長プラン」を選択・ユーザー登録で保証が付帯されます。
さらに、公式サイトは日本全国送料無料。
支払い方法も充実。明朗会計で安心です。
お見逃しなく。
なお、どれがいいか迷った場合は、
お手頃な価格とスタンダードな容量、高速充電に対応し、
リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したことにより
4,000サイクル(初期モデルは500サイクル)もの圧倒的な長寿命を実現したうえ、
本格的な用途に耐えうる大容量を実現したハイスペックモデルの「1000 New
」とそのソーラーパネルセットモデルの「Solar Generator 1000 New
」をおすすめします。
アウトドアはもちろん、防災用としても太鼓判の高スペックですよ。
重量はありますが大容量でコスパも抜群です。


DJIポータブル電源の関連記事
DJIのポータブル電源比較
DJI・Jackery・EcoFlowのポータブル電源を比較、どれがいい?
DJIとEcoFlow、どっちのポータブル電源を買うべきか?
DJIとBLUETTI、どちらのポータブル電源を買うべきか?