DJI・Jackery・EcoFlowのポータブル電源はどれがいい?比較してみた結果
アウトドア用品としてもはや定番となった「ポータブル電源」
近年、地震や山林火災などの大規模災害が続いていることから防災意識が高まっており、
災害時の停電対策として「ポータブル電源」を求める人が増えています。
また、電気代が急騰していることもあって
「ポータブル電源」を使って節電している家庭も増えています。
では、ポータブル電源ブランドは数多くありますが、
「DJI」「EcoFlow」「Jackery」ならどれを買うのが良いのでしょうか?
DJI・EcoFlowは中国、Jackeryはアメリカ
DJIとEcoFlowは中国のメーカー、Jackeryはアメリカのメーカーです。
DJI
DJIは、2006年に産業用ドローンの制御システムや
ジャイロセンサーなどを開発する会社として中国の深圳で設立されました。
2012年にコンシューマー向けドローンを発売すると、
2015年から2017年にかけてはドローン市場の世界シェア率70%を獲得する独占状態となります。
2018年にアメリカを始めとして世界各国でドローンの規制が強化されると、
DJIはドローン以外の分野にも進出します。
DJIがポータブル電源を発売したのは2024年で、
ドローンメーカーとして老舗ですがポータブル電源メーカーとしては新参です。

Jackery
Jackeryは2012年にアメリカで設立、
当初はスマホ用モバイルバッテリーなどを作るメーカーでした。
ちなみに、Jackeryはアメリカ企業ですが創業者は中国にルーツがあります。
アウトドアブームの流れに乗って2014年にポータブル電源を発売すると、
2020年には世界のポータブル電源市場でシェア率1位を獲得します。
2025年現在も世界シェア1位の座を守っており、
現状ではJackeryが世界一のポータブル電源メーカーなのです。
EcoFlow
一方EcoFlowは、2017年にこちらも中国の深センで設立されます。
設立メンバーがバッテリーのエンジニアだったことから、
設立当初からポータブル電源などバッテリー製品を専門的に取り扱っているメーカーです。
2025年現在は設立から10年経過していませんが、
世界のポータブル電源市場で2位のシェア率を獲得しています。
DJIはドローンメーカーとしての絶対的な実績があるので、
知名度はDJIが一番上です。
しかしポータブル電源市場市場シェアはJackeryがトップですから、
ポータブル電源メーカーとしてはJackeryが一番信用できると言えます。
DJI・Jackery・EcoFlowのポータブル電源は中国製
DJI・Jackery・EcoFlowのポータブル電源は中国製です。
DJIは深圳・東莞・珠海に工場がありますが、
本社もある深圳の工場で主にポータブル電源を作っています。
Jackeryも中国の深圳に自社工場があり、
自社ブランドのポータブル電源はほぼ全て深圳の自社工場で作られています。
EcoFlowは深圳で設立されたメーカーなので
ポータブル電源は中国製です。
中国の深圳は電子機器製造の中心地であり、
世界的電機メーカーの多くが深圳で製品を作っています。
最先端技術を使って作られている
DJI・Jackery・EcoFlowのポータブル電源は高性能と言えるのです。
DJI・Jackery・EcoFlowともに生産管理と出荷前の最終チェックは
自社で行っていますから、品質と安全性にも問題はありません。
DJIはポータブル電源を安く買える
ポータブル電源の価格を比較すると、
DJIが一番安くなっています。
DJIの公式オンラインストアでは、容量500Whクラスが58,300円、
1000Whクラスが114,400円、2000Whクラスが175,450円で販売されています。
Jackery公式オンラインストアでの販売価格は、
600Whクラスが86,000円、1000Whクラスが139,800円、2000Whクラスが239,800円です。
EcoFlowの公式オンラインストアでの
500Whクラスの販売価格は64,900円、1000Whクラスは139,700円です。
Jackeryに500Whクラスは無いので、
500Whクラスと600Whクラスでは600Whクラス方が価格が高いのは当然です。
しかし1000Whクラスと2000WhクラスはJackeryの方が2~6万円ほど高いですから、
DJIの方がポータブル電源を安く買えると言えます。
ただしJackeryはセール開催時に値引きされますので
公式サイトの事前チェックが必要です。
また、EcoFlowと比較しても、容量が同じクラスだと、
DJIの方が1~2万ほど安く買えます。
DJIでは、急速充電ケーブルや車のシガーソケットと繋ぐ充電ケーブル、
ポータブル電源の収納ケースなどが1~2万円あれば購入できます。
Jackeryの希望価格とではDJIでポータブル電源用ソーラーパネルを1枚買って
同じぐらいの価格となるので、コスパもDJIの方が高いです。
できるだけ安くポータブル電源を手に入れたいと考えているなら、
コストパフォーマンスの高いDJIがおすすめです。
ポータブル電源の種類が多いのはEcoFlow・Jackery
ポータブル電源を安く買えるのはDJIですが、
ポータブル電源の種類が多いのはEcoFlowとJackeryです。
DJIが取り扱っているポータブル電源は、
500Whクラス・1000Whクラス・2000Whクラスの3種類のみとなっています。
Jackeryでは、小容量の100~200Whクラス、中容量の600Whクラス、
大容量の1000~3000Whクラスの合計7種類を取り扱っています。
EcoFlowでは、200Whクラスの小容量モデルから非常用電源としても使える
6000Whクラスの超大容量モデルまで10種類以上を取り扱っています。
キャンプなどアウトドアで使うなら比較的軽くて持ち運びやすい小中容量モデル、
災害対策や節電用なら大容量モデルが適しています。
用途に合わせてポータブル電源を選びやすいのは、種類が豊富なEcoFlowです。
用途によってポータブル電源に求められる容量は変わるので、
種類の多いEcoFlow・Jackeryの方が色々な用途に対応可能です。
ただ小容量モデルは中容量モデルで代用できますし、
中容量モデルは大容量モデルで代用できます。
大は小を兼ねますから、小容量なら500Wh、中容量なら1000Wh、
大容量なら2000Whと選択肢が少ないDJIの方が迷いにくいとも言えます。
3社とも主要機種はリン酸鉄リチウムイオン電池
DJIとEcoFlowのポータブル電源に使用されているのは
「リン酸鉄リチウムイオン電池」です。
Jackeryは古い型番の機種には3元系のものもありますが、
最新の主要機種にはリン酸鉄リチウムイオン電池を使用しています。
以前はどのメーカーもスマホと同じ三元系リチウムイオン電池が主に使われており、
現在でもリチウムポリマー電池を使っているポータブル電源はあります。
リチウムポリマー電池は500回の充電サイクルを繰り返すと劣化するのに対し、
リン酸鉄リチウムイオン電池は3000回以上の充電サイクルに耐えることが可能です。
また充放電中に発熱しにくく、発火のリスクが低くて安全性がより高いということで、
最近はリン酸鉄リチウムイオン電池を使うポータブル電源が増えています。
リン酸鉄リチウムイオン電池だと毎日充電しても10年ぐらい使えますから、
これからポータブル電源を買うならリン酸鉄リチウムイオン電池がおすすめです。
DJIとJackeryは最大5年保証、不要になったら無料回収
DJIとJackeryの保証は最大5年で、
不要になったポータブル電源は無料で回収してくれます。
DJIは基本のメーカー保証が3年で、
購入後に公式サイトで製品登録すると2年の延長保証が付いて5年保証となります。
Jackeryもメーカー保証は3年で、
製品登録をしなくても自動で保証期間が2年延長されて5年保証です。
ただし100Whクラスのみメーカー保証2年で、
製品登録とユーザー登録で最大5年保証となります。
不要になったポータブル電源は処分するのにお金がかかるケースも多いので、
無料回収を行っているメーカーで購入するのがおすすめです。
まとめ
DJI・Jackery・EcoFlowの比較では、Jackeryがやや有利でしょうか。
Jackeryは世界トップシェアのポータブル電源メーカーとして
実績と信用度がありますから安心して使えます。
また、機種数も多いので用途に合ったポータブル電源が選べます。
EcoFlowもポータブル電源メーカーとしての実績と信頼度があり
ポータブル電源の選択肢は多いです。
ただ価格はDJIの方が安いですから、リン酸鉄リチウムイオン電池で長寿命ですし、
コスパ重視ならDJIを選ぶのもおすすめです。
【米国シリコンバレー発】Jackeryのポータブル電源
ポータブル電源選びでお悩みの方へ
安い買い物ではありませんから、慎重に選びたいですよね。
でも、家電と違って、聞いたことのないメーカーばかり…
一体どれを選べばいいのか…
そう思っていませんか?
その気持ちはよくわかります。
信頼できるブランドを選ぶ
ポータブル電源を選ぶ基準は人それぞれですが、
もしお悩みなら、ブランドで選んでみてはいかがでしょうか?
そう、米国シリコンバレー発のポータブル電源ブランド
「Jackery(ジャクリ)」のことです。

古き良きカリフォルニアデザイン
Jackeryの魅力は、オレンジを基調とした「カリフォルニアデザイン」
アメリカを感じさせ、冒険心がわいてくる素敵なデザインですよね。
ソーラーパネルもそろいのデザインで、ブランドの認知度は抜群。
「どこに出しても恥ずかしくない」ポータブル電源といえるでしょう。

老舗ポータブル電源ブランド
Jackeryの魅力は、ブランド力やデザインにとどまりません。
その信頼性も注目すべきポイントです。
Jackeryは、ポータブル電源界の先駆者的存在。
老舗のブランドならではの安定感が光っています。
日本の安全基準にはもちろん適合しています。
JVCケンウッドとの技術提携
さらに、Jackeryは、東証プライム市場に上場し
日本を代表するオーディオ・車載機器メーカーのひとつに数えられる、
「JVCケンウッド」と技術提携しているという事実。
これは、技術力を担保する何よりの証拠ではないかと思います。

公式ルートで買うと長期保証
さらに、正規販売店での購入は、製品登録で長期延長保証が付帯する
これが非常に安心なポイントです。
特に、公式サイトでの購入は、購入画面で簡単に保証が選択できます。
通常モデルは最長3年保証が付帯。これだけでもすごいことなのですが、
標準モデルの8倍の長寿命サイクル設計のリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載した
「600 Plus
」「1000 New
」「2000 New
」「1000 Plus
」「2000 Plus
」「300 Plus
」「240 New
」の6モデルと、
従来型電池のモデルながら超大容量の「3000 Pro
」は
なんと、最長5年(3年+2年)もの長期延長保証が付帯する
というから驚きです。
もちろん、ソーラーパネルセット(Solar Generator)も対象となります。
繰り返しますが、これには正規販売店での購入と製品登録が必要です。
もっともわかりやすくて安心なのは、公式サイト。
購入時に「無料2年延長プラン」を選択・ユーザー登録で保証が付帯されます。
さらに、公式サイトは日本全国送料無料。
支払い方法も充実。明朗会計で安心です。
お見逃しなく。
なお、どれがいいか迷った場合は、
お手頃な価格とスタンダードな容量、高速充電に対応し、
リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したことにより
4,000サイクル(初期モデルは500サイクル)もの圧倒的な長寿命を実現したうえ、
本格的な用途に耐えうる大容量を実現したハイスペックモデルの「1000 New
」とそのソーラーパネルセットモデルの「Solar Generator 1000 New
」をおすすめします。
アウトドアはもちろん、防災用としても太鼓判の高スペックですよ。
重量はありますが大容量でコスパも抜群です。


DJI・Jackery・EcoFlowのポータブル電源関連記事
DJIのポータブル電源の評判・比較
DJIとEcoFlow、どっちのポータブル電源を買うべきか?
DJIとBLUETTI、どちらのポータブル電源を買うべきか?
Jackeryのポータブル電源比較
Jackery・EcoFlow・Anker、どのポータブル電源を買うべきか徹底比較
EcoFlowのポータブル電源比較
DJIとEcoFlow、どっちのポータブル電源を買うべきか?
BluettiとEcoflowを比較して分かったそれぞれの特徴とは?
Jackery・EcoFlow・Anker、どのポータブル電源を買うべきか徹底比較