PowerDVDのシリーズごとの違いを比較してどれを買うのが正解か探ってみた
CyberLinkが発売している高機能メディアプレーヤー「PowerDVD」には
・Standard
・Pro
・Ultra
・365
の4種類が存在します。
ではPowerDVD4種類の違いは何なのか、どれを買うべきなのかを比較してみましょう。
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買い切りかサブスクか
PowerDVDの種類ごとの大きな違いの1つが「買い切りかサブスクか」です。
Standard・Pro・Ultraの3種類は買い切り版で、
365のみサブスクリプション版となっています。
買い切り版は料金は購入時のみ発生で、
購入後の使用に料金は一切発生しませんが、サブスク版は毎月料金が発生します。
料金だけで考えると買い切り版の方がお得ですが、買い切り版は不具合に対応した
パッチは公開されるもののアップデートはできません。
サブスク版は毎月料金は発生しますが、
常時アップデートされているので最新の状態で利用可能です。
DVDなど映像フォーマットの新しい規格への対応などが必要となった場合には、
買い切り版だと買い替えが必要となります。
365のみ複数台で利用可能
Standard・Pro・Ultraはパソコン1台のみでしか使えませんが、
365は複数台のパソコンで利用可能です。
買い切り版の3種類はパソコンにインストールするのにライセンスキーが必要で、
そのライセンスキーは基本的に1回しか使えません。
(同じパソコンに再インストールする際は使える)
例えばAのパソコンにライセンスキーを使ってインストールすると、同じライセンスキー
を使ってBのパソコンにインストールすることはできないということです。
365にはライセンスキーがありませんから、
買い切り版と違って複数台のパソコンで利用できます。
1台のパソコンでしかDVDなどを見ないなら買い切り版で良いですが、
複数台のパソコンで使いたい場合は365が必要です。
対応フォーマットの違い
PowerDVD4種類は対応している映像フォーマットにも違いがあります。
StandardはDVDのみ、ProはDVDに加えてBlu-ray、Ultraと365はDVD・Blu-rayに
加えてUltra HD Blu-rayとISOファイルの再生が可能です。
ちなみにISOファイルはCDやDVDから抜き取ったデータのことで、
一般的にはCDやDVDを焼く際に使うものです。
Ultraと365では、CDやDVDに焼かなくてもISOファイルを直接再生できます。
DVDは映像フォーマットとしてまだまだ現役ですが、最近は市販やレンタルの
Blu-rayでもUltra HDに対応したものが多くなってきています。
より高画質で映画などを見たいのであれば、
Ultra HD Blu-rayに対応したUltraか365を選ぶのが良いでしょう。
Ultraと365は8K動画にも対応
PowerDVDは再生可能な動画形式も種類ごとに違っており、
Ultraと365は8K動画の再生も可能です。
StandardとProは
・4K、HD
・MPEG-4 AVC
・MKV
・FLV
・MOV
・3GPP
の各形式に対応していますが、8Kには対応していません。
Ultraと365は上記の形式に加えて
・8K
・MPEG HEVC
・HDR
にも対応しており、幅広い形式の動画の再生が可能となっています。
オンライン動画の再生
Pro・Ultra・365の3種類はオンライン動画の再生、
要するにYouTube動画の再生にも対応しています。
4KやフルHD画質での再生が可能で、オフラインでの再生も可能です。
Ultraと365は8K・HDRにも対応しており、
より高画質でYouTube動画を視聴することができます。
またUltraと365は360度動画とVRオーディオにも対応していますから、
VR動画を楽しむこともできるのです。
StandardはYouTube動画の再生ができませんから、
YouTube動画をより高画質で見たい場合はPro以上を選ぶのがおすすめです。
加えてVR動画も楽しみたいならUltraか365を選ぶと良いでしょう。
クラウドストレージの使用
StandardとProではクラウドストレージは使えませんが、
Ultraと365ではクラウドストレージが使えます。
事前に動画をクラウドストレージに保存しておけば、
DVDやBlu-rayなどのディスクが無くても動画の再生が可能です。
また365では外出先でスマホを使ってクラウドストレージに保存した動画が
再生できます。
外出先でもスマホで動画が見たいのであれば365を選ぶしかありません。
まとめ
PowerDVDの種類ごとの違いを紹介しましたが、機能的にはStandard<Pro<Ultra≦365となっています。
DVDだけ再生できれば良いのならStandard、Blu-rayも見たいならPro、
より高画質で見たいならUltra、複数台で使いたいなら365を選ぶと良いでしょう。
StandardからProのようにバージョンアップするには買い替えるしかないので、
基本的は上位版を購入するのがおすすめです。
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