シャープ(SHARP)は中国資本それとも台湾資本?AQUOS(アクオス)は中国製?[鴻海]

映像・音響機器

シャープと中国等外国資本との関係の全容

シャープと外国資本との関係には、複雑な経緯があります。

この記事を読むと、「シャープと外国資本の関係と経緯」がわかります。

 

テレビなど4品目は、家電リサイクル法の対象です。処分・買い替え時は、リサイクル料金と収集運搬料金を、忘れずに支払いましょう!
家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)(METI/経済産業省)

 

 

そもそもシャープとは

日本の電機メーカー

シャープは日本を代表する電機メーカーの一つであり、「SHARP」ブランドを用いて事業を展開していることで知られます。

現在の本社は、大阪府堺市堺区にあります。

シャープ株式会社
シャープ株式会社の公式サイトです。会社情報、投資家情報、CSR・環境、採用情報、ニュースリリースなどを掲載しています。

 

源流は金属加工会社

シャープは、1912年に早川徳次氏が旧・東京市にて設立した、金属加工会社を源流とします。1915年には、早川式繰出鉛筆を開発し、欧米への輸出を開始しました。

シャープ株式会社
シャープ株式会社の社名の由来となったシャープペンシルの発明、業界初、世界初などを生み出してきたの商品・技術の歴史や、当社創業者「早川徳次」についてなど、シャープの歩みを紹介する公式サイトです。

大阪府に拠点を設立

その後、1924年に大阪府東成郡に早川金属工業研究所を設立。翌1925年には、国産第1号鉱石ラジオ受信機の組み立てに成功し、量産および販売を開始します。

シャープ株式会社
シャープ株式会社の社名の由来となったシャープペンシルの発明、業界初、世界初などを生み出してきたの商品・技術の歴史や、当社創業者「早川徳次」についてなど、シャープの歩みを紹介する公式サイトです。

 

東証上場企業

シャープは、東京証券取引所に上場する企業です。

シャープ[6753]の株価・株主優待など。
【液晶テレビ大手】液晶パネル外販も手掛ける。電子部品、健康分野に注力。 この企業の最新ニュース、業績、株価・株主優待、配当利回りをワンストップで提供。

 

中国資本という噂

このように、シャープは日本生まれの企業です。

その一方、シャープが外国資本で、その製品が中国製であるという情報を目にすることがあるかもしれません。それには、いくつもの事情があります。

 

 

 

シャープと経営危機

ことの発端は、シャープの経営危機でした。

シャープがここまで深刻な経営危機に陥ったわけ - 湯之上隆|論座 - 朝日新聞社の言論サイト
敢えて中小企業になろうとしたシャープ シャープが2014年度の決算で2223億円の赤字を計上し、経営破綻の危機に陥っている。この危機に対し高橋興三社長は、資本金1218億円を5億円に減資して損失の穴埋

 

 

順風満帆

「まねされる商品をつくれ」

もっとも、直前までの同社は順調でした。

「まねされる商品をつくれ」という、創業者である早川徳次氏の精神の下、シャープは数々の革新的な製品を生み出しました。

SHARP100周年記念サイト
シャープは2012年9月15日に創業100周年を迎えます。

 

「目の付けどころがシャープでしょ」

1990年から2009年までの20年の間、シャープのプロモーションなどに用いられた「目の付けどころがシャープでしょ」という標語は、シャープの革新性をよく表したものでした。

シャープな目のつけどころは復活するのか (3/3)
シャープには、シャープな目のつけどころがある。新たな中期経営計画により、復活に向けた再スタートを切りたい。

 

 

 

最先端

太陽光パネル

シャープは、2001年~2007年頃まで太陽光パネルの世界シェアが首位でした。

太陽電池の2018年世界シェア・ランキングを公表 - 特集 - メガソーラービジネス : 日経BP
 太陽光発電市場に関するリサーチ・コンサルティング会社である米SPV マーケットリサーチ(SPV Market Research)の最新レポート「ソーラーフレア(Solar Flare)」によると、…

 

液晶パネル

液晶を表示装置に使った「COS化ポケット電卓」を発売してから、シャープは技術開発とシェアの両面において市場を牽引してきました。

液晶の世界:シャープ
シャープ株式会社の液晶関連の独自技術や、独自空気浄化技術であるプラズマクラスター技術、センサ技術、シャープ技法など技術情報を紹介する公式サイトです。
液晶ディスプレイの開発のあゆみ|液晶の世界:シャープ
シャープ株式会社の液晶関連の独自技術や、独自空気浄化技術であるプラズマクラスター技術、センサ技術、シャープ技法など技術情報を紹介する公式サイトです。

 

 

 

AQUOS「亀山モデル」

「世界の亀山」

亀山第1工場(三重県亀山市)で生産された液晶テレビは「亀山モデル」などと称されブランド化し、一時は日本の製造業における大きな成功例として注目を集めました。

シャープはどこで間違えたのか | 企業戦略
ほんの1年前まで優良企業と目されていたシャープ。なぜ崖っ縁に追い込まれたのか。「2000年代はシャープにとって夢だった」。シャープ関係者の多くはそう振り返る。確かに、家電メーカーの中位だったシャープ…

 

 

 

世界首位


市場占有率

シャープは2001年~2005年にかけて液晶テレビの世界シェア首位であり、太陽光パネルや液晶パネルなどにおいても高いシェアを有しました。

https://www.jstage.jst.go.jp/article/bhsj/49/2/49_2_3/_pdf

 

 

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暗転

世界金融危機

選択と集中

2008年9月の、いわゆるリーマンショックを契機として発生した世界金融危機は様々な出来事に変化をもたらしましたが、電気業界も例外ではありませんでした。

日立製作所や日本電気(NEC)、富士通といった企業は、情報技術等の成長性の高い事業に経営資源を重点的に配分する道を選びましたが、シャープは従来から得意であった、液晶パネル等の事業に大規模投資を行う道を選びました。

「液晶王国」転落、正念場のシャープ
2015年06月23日「液晶王国」を築いたシャープはなぜ、経営危機に陥ったのか。電機大手の財務指標と比べながらシャープの姿に迫る。
第1節 世界的な金融危機と国内金融 - 内閣府
内閣府の政策(経済財政、科学技術、防災、...

https://www.jsda.or.jp/gakusyu/edu/web_curriculum/images/mailmagazine/Vol.95_20190314.pdf

 

「地デジ化」特需

2009年~2010年の国内市場において、テレビは売れていました。この時期、「地上デジタル放送」移行に伴い、液晶テレビの生産および販売は、にわかに特需を迎えます。

これには、2009年に開始された「家電エコポイント」制度も強力な後押しとなりました。

シャープはどこで間違えたのか | 企業戦略
ほんの1年前まで優良企業と目されていたシャープ。なぜ崖っ縁に追い込まれたのか。「2000年代はシャープにとって夢だった」。シャープ関係者の多くはそう振り返る。確かに、家電メーカーの中位だったシャープ…

 

需要創出

しかし、それはつかの間の出来事に過ぎませんでした。

消費者は数年分のテレビ需要を先食いし、2011年~2012年にかけてテレビの出荷台数は壊滅的な減少を記録しました。

分かっていたはずの「地デジ特需」終了
「日本の電子産業の凋落は2012年に始まったわけではない」。この連載の第1回冒頭で、こう述べた。けれども2012年にとりわけ顕著だった現象もある。テレビ事業の不振である。日本におけるテレビの内需と生産は、2003年から急増する。2003年は3大都市圏で地上デジタル放送が始まった年である。「地デジ特需」(地上デジタル放送...

 

超円高

世界金融危機後に訪れた、いわゆる「超円高」は、シャープを含む多くの日本メーカーを苦しめました。

シャープも個人も間違えた「あの時」の円安株高: 日本経済新聞
日本経済新聞の電子版。日経や日経BPの提供する経済、企業、国際、政治、マーケット、情報・通信、社会など各分野のニュース。ビジネス、マネー、IT、スポーツ、住宅、キャリアなどの専門情報も満載。

 

 

 

韓国企業の攻勢

サムスンとLG

 

シャープを始めとする日本企業の製品シェアを奪ったのは、韓国・サムスン電子および韓国・LGエレクトロニクスという2つの韓国企業でした。

両社は、大規模投資と垂直統合型のビジネスモデルにより、同じビジネスモデルをとった日本メーカーに対して優位に立ちます。

 

世界シェア首位に

サムスンとLGは、世界のテレビ市場においてトップクラスのシェアを有します。

東洋経済新報社『会社四季報業界地図』によれば、2018年における両社の世界シェアは、それぞれ1位と2位でした。

LGエレクトロニクス製品情報 | LGエレクトロニクス・ジャパン
LGエレクトロニクス・ジャパンの公式ウェブサイト。テレビ、家電、スマートフォン、そしてPC関連機器など、ひとの暮らしを豊かにするホームエンターテイメントを追求するLGエレクトロニクス製品の総合ページです。新製品や商品情報、サポート情報、カスタマーサポートセンターへのお問い合わせ、お取り扱い店舗検索などの情報をご提供。

 

 

 

中国企業の急成長

液晶テレビ

当時の脅威は主に韓国企業でしたが、現在はそれに加え、中国企業が液晶テレビのシェアを大きく伸ばしています。

特に、中国・海信集団(ハイセンス・グループ)や中国・TCL集団は、世界シェア首位クラスへと急成長を遂げました。

https://www.hisense.co.jp/
TCL 日本 公式サイト| TCL JAPAN

 

液晶パネル

液晶パネルにおいては、中国・京東方科技集団(BOE)や韓国・LGディスプレーのシェアが高くなっています。

BOEジャパン株式会社
BOEジャパン株式会社は、北京を本社とする BOEテクノロジーグループ(BOE TECHNOLOGY GROUP CO .,LTD.) の一員です。
LG디스플레이
여러분이 꿈꾸는 미래, LG디스플레이가 펼쳐가겠습니다. LG디스플레이 기업정보, 제품기술정보, 테크그라피, 기업블로그, 투자정보, 인재채용정보, 홍보센터, 지속가능경영 정보를 소개 합니다.

 

太陽光パネル

中国勢が世界を席巻しているものの栄枯盛衰が激しく、かつては中国・尚德电力(サンテックパワー)や中国・英利能源(インリー・グリーンエナジー)が、

現在は中国・通威太陽能(トンウェイ・ソーラー)や、中国・隆基緑能科技(ロンジ・ソーラー)、中国・晶科能源(ジンコ・ソーラー)のシェアが高くなっています。

さらに、近年は米ファーストソーラーのシェアが上昇しつつあります。

Tongwei Solar (Hefei、ChengDu) Co., Ltd
LONGi

 

 

 

大規模投資の失敗

シャープは、外販による液晶パネルの需要創出において、資金調達力に劣ることなどから、こうした中韓の大手メーカーによる大規模投資についていくことができませんでした。

シャープが凋落した本当の原因がわかった (2ページ目)
シャープが傾いた原因として槍玉に挙げられる、垂直統合型のビジネスモデルと設備投資。しかしそれらは本当に断罪すべき材料だろうか?

 

 

 

外国資本との提携

シャープは刻々と悪化する経営状況を好転させようと、矢継ぎ早に海外企業との提携策を発表しました。

 

テレビ用液晶パネル

鴻海精密工業

シャープは2012年、経営危機の原因の一つであると考えられた、テレビ用大型液晶パネル事業を、資金力豊富で優良顧客を多く持つ、

台湾の鴻海精密工業に売却することを決定しました。

シャープ、鴻海に堺工場の株式譲渡を完了
シャープは12日、大型液晶パネル製造の堺工場(大阪府堺市)の運営会社「シャープディスプレイプロダクト(SDP)」の株式を台湾の鴻海精密工業側に譲渡する手続きが完了したと発表した。

 

「堺ディスプレイプロダクト」

その後、シャープディスプレイプロダクト(SDP)は、鴻海の代表者・郭台銘氏の保有する投資会社である、SIO International Holdings Limitedがその株式の過半数を取得し、「堺ディスプレイプロダクト(同)」が発足しました。

このため、堺工場にて液晶パネルを生産しているのは、実はシャープではなく、鴻海のグループ企業なのです。

新社名は「堺ディスプレイプロダクト」、シャープが鴻海への大型液晶子会社株式の譲渡を完了
 シャープは2012年7月12日、大型液晶ディスプレイを手掛ける子会社のシャープディスプレイプロダクトの株式譲渡手続きを完了したと発表した。台湾Hon Hai Precision Industry(鴻海)社のCEOであるTerry Gou(郭台銘)氏の投資会社であるSIO International Holdings ...

 

 

 

テレビ工場の売却

海外テレビ工場

シャープは鴻海に、中国・南京とマレーシア、並びにメキシコにある、海外液晶テレビ工場を売却しました。

シャープ、鴻海に海外3工場売却 譲渡550億円で最終調整
 シャープが台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業と協議していた海外3カ国のテレビ組立工場の売却交渉で、両社が大筋合意したことが30日、分かった。

 

鴻海との出資交渉

実は、2012年時点においても、シャープは鴻海との資本提携交渉を行っていました。

しかし、鴻海側が当初予定の9.9%を上回る、20%程度の出資比率を求めたことや、シャープの株価下落などもあり、交渉は難航していました。

鴻海:シャープへの出資条件見直し交渉は継続中、早期合意目指す
台湾・鴻海精密工業とシャープの 出資条件見直し交渉は30日午後も継続中で、可能な限り早期の合意を 目指している。大阪・堺工場を視察した台湾の経済団体代表団に同行し た鴻海グループ幹部の戴正呉氏が、現地で記者団に明らかにした。
鴻海、シャープに20%出資交渉 9.9%合意見直し|イベントガイド|日経BizGate
 シャープと台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業が進めている資本提携の条件交渉で、鴻海がシャープ本体への出資比率を当初の9.9%から20%程度に引き上げるよう求めていることが17日、分かった。シャープは出資比率引き上げに難色を示してきたが、取引銀行…

 

 

 

サムスン電子による出資

パネル供給契約

シャープは2013年、韓国・サムスン電子との資本提携を発表し、104億円の出資を受け入れました(2016年に解消)。

提携内容は、シャープからサムスンに対する液晶パネルの供給であり、複合機のOEM供給も行われたようです。

シャープ:サムスンと資本提携-104億円受け入れパネル供給
テレビ事業の不振で経営再建中のシ ャープは6日、ライバル韓国サムスン電子の出資を受け入れ、業務提携 も強化することを決めた。第三者割当増資でサムスンが事業会社として シャープの最大の株主になり、シャープは液晶パネルを安定供給する。
シャープがサムスン電子日本法人と資本提携、出資比率3%受け入れ
 シャープは6日、韓国サムスン電子日本法人のサムスン電子ジャパン(東京都千代田区)との間で資本提携を結んだと正式に発表したシャープは、サムスン電子ジャパンから103億円の出資(発行株に対して3.04%の出資比率)を受け入れる。資本提携を受けてシャープは、サムスン電子への液晶パネルの供給を強化する。
韓国サムスン電子:シャープの全株式を売却 資本提携解消 - 毎日新聞
 韓国サムスン電子が日本法人を通じて保有していたシャープの全株式を売却していたことが15日、分かった。サムスンは2013年3月にシャープに約103億円を出資し、当時は約3%の出資比率で第5位の大株主だった。シャープが今年8月に米アップル向けスマートフォン事業などで競合する台湾の鴻海(ホンハイ)精密工
シャープ、優良「複合機事業」売却へ京セラなどに打診 資金繰りに追われ
経営再建中のシャープがコピー機やファクスなど「複合機事業」の売却に向け、京セラなど国内の複数社に打診したことが5日、分かった。売却益で当面の資金繰りを確保するね…

 

 

 

クアルコムなどによる出資

Qualcomm
シャープは2012年、スマホ向けプロセッサ「Snapdragon」シリーズなどで知られる、米半導体大手Qualcomm(クアルコム)との資本提携を発表しました(2016年に解消)。

クアルコムは、同社傘下の米Pixtronix(ピクストロニクス)が、シャープとMEMSディスプレイの共同開発を行いました。

シャープ、クアルコムとの資本提携を正式発表。MEMSディスプレイを共同開発 - Engadget 日本版
Qualcommからの出資話をシャープが正式に認めました。本日付けの発表によると、シャープはQualcommの子会社Pixtronix
シャープ、クアルコムと共同でMEMSディスプレイ開発へ
《ビジネスアングル》クアルコムとシャープの連携 日米の共同開発による画期的ディスプレー - Diamond online
世界初となる「MEMS―IGZOディスプレー」の商品化に向けた最終プロセスが、始まった。米クアルコムの子会社であるピクストロニクスとシャープが共同開発を進めていたもので、省電力で鮮やかな発色を実現した新型ディスプレーは、ユーザーとモバイル機器の連関、さらにはモバイル機器そのものの技術規格にも大きな革命をもたらす可能性が...
米クアルコム、シャープ株を全株売却 2%超: 日本経済新聞
日本経済新聞の電子版。日経や日経BPの提供する経済、企業、国際、政治、マーケット、情報・通信、社会など各分野のニュース。ビジネス、マネー、IT、スポーツ、住宅、キャリアなどの専門情報も満載。

 

 

 

外国資本による買収

鴻海精密工業

FOXCONN

シャープの買収に名乗りを上げた、台湾・鴻海(ホン・ハイ)精密工業は、台湾・鴻海科技集団(ホン・ハイ・テクノロジー・グループ、フォックスコン)の中核企業であり、電子機器受託製造サービス(EMS)の世界最大手として知られます。

同社の顧客としては、米アップル、米ヒューレット・パッカード、ソニー、任天堂などが知られます。

鴻海精密工業に関するトピックス:朝日新聞デジタル
朝日新聞社のニュースサイト、朝日新聞デジタルの鴻海精密工業に関する記事一覧ページです。

 

郭台銘

鴻海グループを率いる、創業者の郭台銘(かく たいめい、テリー・ゴウ)氏は豪腕経営者として知られます。

今さら聞けない!シャープを買収するホンハイ(鴻海精密工業)がスゴい理由
電子機器受託製造サービス(EMS)大手の鴻海精密工業(ホンハイ)がシャープ支援に7000億円を投下し、約66%の株式を取得するというニュースが大々的に報じられました。豊富な資金力でシャープ支援に乗り出したホンハイですが、電子機器の受託製造というB2Bのビジネスモデルをとっているため、これまで電機・電子業界以外で報じられ...

 

 

 

買収交渉

買収交渉は鴻海と、国内家電メーカーの再編を図る経済産業省の後押しを受けた、官民ファンドの旧・産業革新機構(現・産業革新投資機構、JIC)との事実上の一騎打ちとなり、

最終的に、シャープにとって有利な条件を提示した鴻海が選ばれました。

シャープ、鴻海が議決権の66%取得へ 出資額は3888億円に減額 
シャープ は30日、台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業 による買収と支援の条件の変更を決議した。シャープによると、ホンハイが買い受ける新株と優先株の総額は、予定していた約4890億円から約2割削減され約3888億円となる。出資額は減るが、ホンハイがシャープの議決権の約66%を握る筆頭株主になることに変わりはない。
鴻海、シャープ買収完了 決定から4カ月: 日本経済新聞
日本経済新聞の電子版。日経や日経BPの提供する経済、企業、国際、政治、マーケット、情報・通信、社会など各分野のニュース。ビジネス、マネー、IT、スポーツ、住宅、キャリアなどの専門情報も満載。
情報BOX:鴻海のシャープ買収の概要 | ロイター
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は30日、シャープに対する買収を決めた。出資総額はおよそ3888億円。2月25日にシャープが発表した取締役会決議について一部の条件が見直しとなった。両…
政府系ファンド、もともとシャープ救済には乗り気ではなかった!?|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
こちらは、政府系ファンド、もともとシャープ救済には乗り気ではなかった!?のページです。日刊工業新聞社のニュースをはじめとするコンテンツを、もっと新鮮に、親しみやすくお届けするサイトです。

 

 

 

シャープ「値切り」

 

1000億円減

鴻海は、シャープの債務リスクに加え、液晶パネルの販売不振や中国市場における市況の悪化、国内市場における白物家電の販売不振などを理由として、

出資比率をそのままに、出資金額をおよそ1000億円減らしました。

鴻海がシャープ買収を決定、増資1000億円減 有機ELに注力
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は30日、シャープ買収を決定したと発表した。増資引受額は当初予定の4890億円から1000億円減額の3888億円とする。
シャープ買収を正式決定 ホンハイが出資額を1000億円減らす
台湾の鴻海(ホンハイ)精密工業は3月30日、総額3888億円でシャープを買収すると発表した。

 

社長交代

交渉にあたったシャープ社長の高橋興三氏は退任し、後任として、鴻海ナンバー2の戴正呉氏が就任しました。

併せて、本社事務所の大阪府堺市への移転などが発表されました。

シャープ高橋社長退任へ。鴻海No.2が新社長に。本社は堺へ
【経済裏読み】外資・シャープ社長を退任した高橋氏の罪と罰…サラリーマン経営者はどこで誤ったのか
シャープ社長だった高橋興三氏が、台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業グループによる出資が完了した12日付で退任した。経営危機が深刻化していた平成25年に“社内クーデタ…
【ビジネスの裏側】シャープ去るサラリーマン社長、高橋興三氏の苦渋3年「こんなにしんどいとは思わなかった」
台湾・鴻海(ホンハイ)精密工業による総額3888億円の出資が完了した段階で、経営再建中のシャープから高橋興三社長が去る。液晶事業への過剰投資で経営危機に陥る中、…

 

 

 

シャープ「解体」

再編との見方も

鴻海傘下に入ってからというもの、シャープは間接部門や知財部門を本体から切り離したほか、2019年には電子部品事業の一部についても分社化しました。

さらに2020年には、液晶パネルとカメラモジュールの2事業を、2021年3月期中に分社化することが発表されました。

鴻海は、傘下に別の液晶パネルメーカーなどを抱えることから、それらメーカーとの再編を狙っているとの見方もあります。

社名残ってもシャープでなくなる? 本性むきだし…豹変した鴻海会長の豪腕
そこを見抜いた郭会長は本命視されていた官民ファンド、産業革新機構が大規模な工場整理や人員削減などを想定しているのに対して「従業員の雇用を守る」としただけでなく、…
「解体」進むシャープ、液晶分社は“アップル工場"買収の交渉材料か|ニュースイッチ by 日刊工業新聞社
こちらは、「解体」進むシャープ、液晶分社は“アップル工場"買収の交渉材料かのページです。日刊工業新聞社のニュースをはじめとするコンテンツを、もっと新鮮に、親しみやすくお届けするサイトです。
シャープ解体進む 液晶・カメラ部品分社、JDI白山買収の交渉材料に
シャープが鴻海精密工業の傘下で、“解体”&#...

 

 

シャープのこれから

鴻海に製造委託

シャープはテレビの製造に関して、工場を売却した鴻海の製造拠点を利用します。

また、スマホに関しては、かつては中国企業に製造を委託していましたが、これについても鴻海に移行しつつあるということです。

スマホ、「シャープ好調・ソニー不振」のワケ | 週刊東洋経済(ビジネス)
米アップルの「iPhone」に席巻され、1社、また1社と撤退していく日系のスマートフォンメーカー。かつては十数社が事業を展開していたが、今やソニー、シャープ、京セラの3社にまで減った。その中でシャープが意外…
シャープ、タブレット端末に再参入へ 鴻海に生産委託か:朝日新聞デジタル
 シャープは今年度中に、タブレット端末の販売に再び参入する方針だ。製品企画を自社で手がけ、生産は親会社の鴻海(ホンハイ)精密工業に委託することを検討している。主力の液晶パネル工場の稼働率を上げるねらい…
シャープ、海外生産を加速 国内は開発拠点に
シャープは26日、半導体事業の分社化を発表した。開発部門を国内にとどめ、生産を海外や外部企業に移す流れの一環となりそうだ。すでに冷蔵庫やテレビは、コスト高などか…

 

海外再進出

シャープは、鴻海グループとの連携により、海外市場に活路を見出します。

シャープ、成長の軸「海外事業」を着々と拡大--フィリピンで売上前年比20%増狙う
海外事業の拡大を成長の軸に据えるシャープが、重点地域の1つとするフィリピンにおいて、5月17日、8K、4K液晶テレビやエアコンを発表した。
シャープが中国、ASEAN地域で事業拡大へ--海外の売上比率8割へ弾み
シャープが、海外での事業拡大に向けた取り組みを加速している。中国で8K+5Gのソリューションを推し進めるほか、マレーシアで、スマート教育ソリューションを展開。積極的な手を打っている。
「シャープ」が描く北米市場への復活プラン | IT・電機・半導体・部品
1月8~11日にアメリカ・ラスベガスで開催された家電・IT見本市「CES」において、シャープのブースは存在感を放っていた。液晶パネル、太陽電池の生産工場への投資計画の見誤りと、景気動向なども重なり、事業規模…
加速するシャープのグローバル展開、テレビ売上比率は海外が8割 - BCN+R
2018年3月期の連結決算で4年ぶりの黒字化を達成したシャープ。家電やカメラ部品などは苦戦したものの、液晶テレビやパネルが海外で販売を伸ばし、念願のV字復活となった。

 

ダイナブックの買収

Dynabook Direct

シャープは、東芝から旧・東芝クライアントソリューション(現・ダイナブック)を取得し、パソコン製造販売事業を傘下に収めました。

鴻海グループの受託数量増や、シャープ製液晶パネルの出荷台数増が狙いとみられます。

Dynabook、シャープの100%子会社に
シャープと東芝が共同出資していたDynabookが、シャープの100%子会社になった。東芝が保有していたDynabook株(発行済み株式の19.9%)を、8月4日までにシャープに譲渡した。
ダイナブック、低価格で欧米に攻勢 シャープ買収2年: 日本経済新聞
日本経済新聞の電子版。日経や日経BPの提供する経済、企業、国際、政治、マーケット、情報・通信、社会など各分野のニュース。ビジネス、マネー、IT、スポーツ、住宅、キャリアなどの専門情報も満載。
シャープ、買収の旧東芝PCの社名「ダイナブック」に
シャープが10月に東芝から買収したパソコン事業を運営する東芝クライアントソリューション(東京・江東、TCS)は3日、新体制での中期経営計画を発表した。2019年1月1日付で社名を主力ブランドの「ダイナブック」に変更する。今後はデスクトップ型パソコンやサーバーなど新商品も展開。海外展開の強化で21年3月期に売り上げ倍増を...
シャープが東芝パソコン事業を買収、ダイナブックや従業員2200人継承
シャープは5日、東芝のパソコン(PC)事業を買収すると発表した。シャープが東芝PC子会社「東芝クライアントソリューション(TCS)」の株式80.1%を約40億円で取得する。これによりシャープはPC事業に再参入することになる。

Dynabook Direct トップページ

 

最先端技術

8K、IoT、ロボット、有機EL、それに加え、プラズマクラスター等の従来技術をさらに発展させ、最先端技術による市場開拓を図ります。

シャープ・鴻海の合弁が広州にLCDパネル工場、投資規模1兆円
*09:13JST シャープ・鴻海の合弁が広州にLCDパネル工場、投資規模1兆円 シャープと台湾鴻海精密工業(2317/TW)が共同出資する堺ディスプレイプロダクト(SDP)は、広東省広州市に世界最大級の液晶パネル工場を建設する。総投資額は610億人民元(約1兆円)に達し、10.5世代の大型液晶パネルを生産する計画だ。...
シャープ、8K技術を研究開発する新会社を中国に設立 - PHILE WEB
シャープ、8K技術を研究開発する新会社を中国に設立
ロボホン
スマホの未来がロボットになった。ココロ、動く電話。
<CEATEC>シャープ、“AIoT”の他社連携強化へ。「真のスマートライフ」実現目指す - PHILE WEB
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まとめ

  • シャープは、革新的な製品を生み出すことで知られた電機メーカーでした。
  • 現在、シャープの本社は、大阪府堺市にあります。
  • 「AQUOS」は、国内で最も売れている、液晶テレビとAndroidスマホのブランドです。
  • 台湾・鴻海グループの子会社になりました。
  • 今後は、鴻海と連携して海外展開しますが、逆に取り込まれる可能性もあります。

コメント

  1. 日本おわた

    • コメントありがとうございます。

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