三菱重工製「ビーバーエアコン」はなぜこんなに価格が安いのか?
ビーバーエアコンは三菱重工のエアコンで、ビックカメラなどの家電量販店でよく安売りされています。
三菱重工といえば日本を代表する超有名メーカーですが、なぜこんなに安いのでしょうか。
安い理由を考察していきます。
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ビーバーエアコンは三菱重工の子会社製エアコン
そもそも、ビーバーエアコンの家庭用エアコン(ルームエアコン、ハウジングエアコン)は、
造船や航空機部品などで知られる、「三菱重工業」の子会社
「三菱重工サーマルシステムズ」および「三菱重工冷熱」が展開しています。
ビーバーエアコンはなぜ安い?安い理由とは
ビーバーエアコンは三菱重工の製品だということがわかりました。ではなぜ安いのでしょうか。
東南アジアのタイに工場があるから安い
三菱重工は、タイ王国に「Mitsubishi Heavy Industries – Mahajak Air Conditioners Co., Ltd.(MACO社)」という、エアコン製造の合弁会社を保有しています。
ビーバーエアコンの低価格モデルは、人件費を中心とするコストの安い東南アジアのタイ工場で生産しているので値段も安いと考えられます。
また、樹脂や板金製品の製造工場、電装工場などもあるとのことですので、
タイ製以外のモデルでも、部品を製造して輸入している可能性もあります。
つまり、歴然とした日本メーカーであるが、東南アジアのコスト優位性を存分に生かしているということです。
機能が省かれているから安い
また、これはビーバーエアコンに限った話ではありませんが、
低価格モデルは構成がシンプルだから安いのです。
ビーバーエアコンであっても、イオン・ミスト機能やフィルター自動お掃除機能がついた高機能機種、
また、ハイパワーな寒冷地仕様などの機種は、普通に値段が高いです。
つまりビーバーエアコンの低価格機種は、別に粗悪だから安いわけではなく、機能が省かれているから安いのです。
流通コストを削減しているから安い
また、上記の2つに比べれば弱いですが、ビーバーエアコンが安い理由として、流通コストを削減しているという点もあるかもしれません。
ビーバーエアコンは、ほかの大手ブランドと比べて取扱店が限られる傾向にあると感じます。取扱店を絞ることで、販促費を削減しているのかもしれません。
広告費に関しては、ビーバーエアコンもテレビCMを放映しているためそこまで関係はなさそうです。
まとめ
ビーバーエアコンの低価格機種は、タイ製で機能が省かれているから安い。
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