「Cocoon」と「SANGO」がある
ConoHa WINGは、テーマを一緒に購入できるようになっています。
「Cocoon」と「SANGO」、「JIN」があるのですが、「SANGO」と「JIN」は有料なのでとりあえず無料の「Cocoon」を使ってみようという方が多いのではないでしょうか(実際に私がそうでした)。そこで、「Cocoon」テーマ利用時の注意点を記したいと思います。
Cocoon公式の高速化方法はこちらです。併せて参照いただけるとお役に立つのではないかと思います。

ConoHa WINGを利用してのサイトの開設方法などは、Cocoon公式に詳しく書かれています。

関連記事はこちらです。

「Cocoon」テーマ利用時の注意点
子テーマがない
私がConoHa WINGのコントロールパネルで、Cocoonテーマをインストールしたところ、なぜか子テーマがありませんでした。
カスタマイズの際など、子テーマは何かとあったほうがよいのではないかと思います。
(注)Cocoon公式によると、子テーマも自動でセットアップされるらしいです。その場合は最初の項に記載されている作業は必要ありません。もっとも私と同じような状況の方は、ぜひ試してみてください。

公式からダウンロード
子テーマがなかった場合でも、公式サイトからダウンロードできます。
「Cocoon」作者のわいひらさんが、公式サイトで「Cocoon」と「Cocoon低サイズ版」、「Cocoon子テーマ」を配布してくださっています。
このうち、「Cocoon」と「Cocoon子テーマ」をダウンロードします(無料です)。

インストール方法
その後、「Cocoon」と「Cocoon子テーマ」をWordPress管理画面からインストールします。
外観 → テーマ → 新規追加 の順に遷移し、zipファイルをそれぞれアップロードしてインストールするだけです。
有効化して、カスタマイズなどの対象となるのは「子テーマ」の方です。「親テーマ」については手を加えないようにしたほうがよいと思います。

アップデートについて
親テーマのアップデートは、WordPress管理画面「更新」の項目に、普通に配信されると思います(少なくとも私はそうでした)。
アップデートの際、「子テーマ」を使っていれば、カスタマイズが初期化されることもなく、安心です。

ConoHa WING×Cocoonを簡単に高速化
次に、ConoHa WINGでCocoonテーマを高速化する方法と、その際の注意点について考察したいと思います。
サーバー・テーマ・プラグインの機能重複に注意
キャッシュ機能
公式によると、ConoHa WINGは、他のサーバーと違って独自のキャッシュ機能を搭載しているということです。
管理画面を確認したところ、ユーザーが設定できるものとしては、「コンテンツキャッシュ」「ブラウザキャッシュ」の2つの機能が搭載されているようです。


トラブルの原因にも
キャッシュは手軽にデータ量を削減し、読み込みを高速化してくれます。その反面、一定期間古いデータが残ることになるため、何かとトラブルの原因にもなりがちです。
私も、SSLの古い設定が残っていて、サイトにアクセスできなくなったときには焦りました。

ConoHa WINGコントロールパネルの設定①
まず、ConoHa WINGコントロールパネルにログインし、「サイト設定」から今回高速化したいサイトを選びます。
次に「アプリケーションインストール」から該当のアプリケーションのメニューを展開し、「自動キャッシュクリアプラグイン」の項目で「インストール」をクリックし、インストールを行います。

再びWordPress管理画面へ
WordPress管理画面の「プラグイン」→「インストール済みプラグイン」へ遷移し、有効化しておきます。
これは、キャッシュに起因するトラブルを回避するうえで重要です。
なお、すでにインストール済みの場合もあります。

ConoHa WINGコントロールパネルの設定②
ConoHa WINGの管理画面
ConoHa WING管理画面「応用設定」のタブに移動します。
「コンテンツキャッシュ」の項目を展開し、有効化します。
「ブラウザキャッシュ」については、ここでは見送ります。というのもCocoonの方で設定したら、勝手に有効化されているような感じだったからです。どうやら同一の設定のようです。

Cocoon設定での高速化
WordPress管理画面へ
WordPress管理画面にログインします。
サイドメニュー「Cocoon設定」にカーソルをあて、出てきたサブメニューから「高速化」をクリックします(読み込みに少し時間がかかります)。
「ブラウザキャッシュ」「縮小化」の各項目にチェックを入れます。「事前読み込み設定」に書かれているものついてはそのままにします。「Lazy Load」は、WordPressに標準搭載されたようですが、Cocoon側でも有効にすることで、標準機能を補完します。
一番下の「変更を保存」を忘れずにクリックします。忘れると設定が保存されません。

403エラー
検索したところ、ここで403エラーが出る方がいらっしゃるみたいです。どうやらロリポップサーバーなどはWAFで弾かれることがあるようです。ConoHa WINGでは問題ありませんでした。
一応、コントロールパネルでPHPバージョンが最新になっているか確認してみてください。
プラグインでの高速化
先に書きましたとおり、キャッシュ系プラグインについては、機能が重複する可能性あります。
Cocoon公式では、「Litespeed Cache」というプラグインが推奨されています。「Litespeed」対応のサーバーで、キャッシュによる読み込みを高速化するプラグイン、だそうです。

mixhostなど
Litespeed対応のサーバーは、理論上WordPressの実行速度が速いとされ、採用している有名なサーバーとしてはmixhostやカラフルボックス
が挙げられます。
ConoHa WINGについて
コメント欄でご指摘がありました。少し勘違いをしていたみたいです。ConoHa WINGについてなのですが、公式に記載がある通り、Webサーバー自体はApache + NGINXのハイブリッド構成を採用しているということで問題ないと思います。
一方、ConoHa WINGが採用している「LiteSpeed LSAPI」というのは、Webサーバーそのものに搭載される「Litespeed」とは異なり、PHPの実行環境に過ぎないということです。そう考えると、後で記載しますが、「Litespeed Cache」が使えない疑惑ともつじつまが合いますね。

コンテンツキャッシュ?
「Litespeed Cache」というのは、コンテンツキャッシュのプラグインではないかと思います。
しかし、ConoHa WINGは、コンテンツキャッシュに標準で対応しているため、機能が重複する可能性があります(他のコンテンツキャッシュプラグインも同様です)。
念のためやめておく
公式ではインストールをおすすめされていますが、Cocoon公式ではmixhostやJetboyについての記載があることから、ConoHa WINGを念頭に置かれていない可能性もあります。

念の為、インストールしないでおいたほうがよいと思います。
補足
それとコメントを書かれた方は少し誤解をされていると思うのですが、この記事は「すでにConoHa WINGをお使いの方に向けて、Cocoonの高速化方法を考察する」というコンセプトの記事になります。お読みになっている方はご理解くださると思います。
また、私は実際にこのサイトをConoHa WINGとCocoonを使って運営しています。この記事に記載した内容も、公式サイトなどを参考にして、実際に試してみた方法になります。ネットで調べてただ羅列しているわけではありません。
一方で、技術的知識が不足していた点に関してはお詫びさせていただきたいと思います。教えてくださってありがとうございました。
Jetpackも重複
Lazy Load
Cocoon公式で公表された情報ですが、Jetpackをインストールしている場合、そちらの「Lazy Load」設定を有効にしていると、Cocoonの「Lazy Load」設定と重複するそうです。そのため、Jetpack側の設定をオフにします。なお、WordPress自体にも、標準搭載されたようです。

サイトアクセラレータ
また同様に、公式で「サイトアクセラレータ」を無効にするようにとの指示がありました。ただ、確かJetpackのサイトアクセラレータはPhotonというCDNを中心とした機能だったような記憶があります。

最も、公式でそのように指示されているため、オフにしたほうがよいのではないでしょうか。私はいまのところ、Jetpackの高速化機能を使っていません。
とりあえずこんなところでよいのではないかと思います。何かありましたら適宜追記・修正します。
公式サイトについて
作者のわいひらさんによる公式サイトには、とても丁寧で詳細なマニュアルがあります。無料で利用できるので、ぜひご覧になってみてください(私もお世話になっています)。
どうしても困ったときはフォーラムで質問することもできるようです。
Cocoon公式の高速化方法はこちらです。併せて参照いただけると、お役に立つのではないかと思います。

ConoHa WINGを利用してのサイトの開設方法なども、Cocoon公式に詳しく書かれています。

Cocoon公式はこちらです。

関連記事はこちらです。

コメント
conoha wing はLiteSpeedを搭載していません。誤った情報を掲載しないでください。あくまでもlsapi(LiteSpeed api)というPHPの動作モードのことです。
アフィリで稼ぎたいのはわかりますが、ちゃんと調べて、正しい知識をつけてから書きましょう。
通りすがりさん、はじめまして。ご指摘ありがとうございます。
勉強不足だったみたいでごめんなさい。一応、以下の公式ページを参照したのですが、
https://www.conoha.jp/wing/pricing/
https://www.conoha.jp/wing/function/highspeed/
WebサーバーApache + NGINX
実行環境「LiteSpeed LSAPI」を採用
という記載と、通りすがりさんのご教授してくださった内容を総合すると、要するに、
Webサーバー自体はApache + NGINXのハイブリッド構成を採用している
その上でPHPの実行環境として「LiteSpeed LSAPI」を採用している
ということであっていますでしょうか。あっていれば、お詫びして記事の内容を訂正したいと思います。
いまのところお返事がいただけないようですが、記事の内容を修正させていただきたいと思います。見たところ捨てメールアドレスなのでしょうか?通知が行っていないのかもしれません。間違っていたらごめんなさい、お返事お待ちしております。
それと少し誤解をされていると思うのですが、この記事は「すでにConoHa WINGをお使いの方に向けて、Cocoonの高速化方法を考察する」というコンセプトの記事になります。お読みになればおわかりいただけると思います。
また、私は実際にこのサイトをConoHa WINGとCocoonを使って運営しています。この記事に記載した内容も、公式サイトなどを参考にして、実際に試してみた方法になります。ネットで調べてただ羅列しているわけではありません。
技術的知識が不足していた点に関してはお詫びしたいと思います。教えてくださってありがとうございました。