Jackery(ジャクリ)とANKER(アンカー)のポータブル電源を比較した結果、違いが見えてきた
アウトドア人気や防災意識の高まりとともにポータブル電源の需要も高まっていますが、
メーカーごとの違いがイマイチ分かっていないケースも多いはずです。
今回はポータブル電源の中でも注目度が高い「Jackery(ジャクリ)」と「Anker(アンカー)」について
比較しながら違いを探っていきます。
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メーカーの比較
「Jackery(ジャクリ)」はアメリカのカリフォルニア州に本社を置く企業で、ポータブル電源に加えて
ポータブル冷蔵庫やサーキュレーターなども開発販売しています。

本社はアメリカにあるものの創業者は日本の大手家電メーカーで働いた経験を持つ
中国系の人物で、生産拠点は中国の深圳です。
「Anker(アンカー)」は中国の深圳に本社を置く企業で、急速充電器やモバイルバッテリーなど
スマホ周辺機器のメーカーとしてもお馴染みです。
家電ブランドの「eufy」などもアンカーの傘下ブランドになります。


ジャクリの最大拠点は中国深圳なので、
ジャクリもアンカーも中国を拠点とするメーカーとなります。
深圳は「中国のシリコンバレー」とも言われる都市で、
今や世界中の電子機器メーカーのオフィスや工場が集まる都市となっています。
日本人の感覚的には中国製品にあまり良いイメージがないかもしれませんが、
現在では電子機器においては中国製品は業界でもトップクラスの品質です。
ジャクリもアンカーも深センに生産拠点があり、
そこで開発されたポータブル電源の品質が良くないはずがないのです。
容量の比較
ポータブル電源では機種ごとに貯められる電気の容量が決まっており、ジャクリでは
・240Wh
・400Wh
・708Wh
・1000Wh
・1500Wh
・2000Wh
といった容量のポータブル電源を取り扱っています。

アンカーでは
・87.6Wh
・97Wh
・213Wh
・256Wh
・389Wh
・434Wh
・512Wh
・778Wh
・1024Wh
・1229Wh
というラインナップになっています。
アンカーは機種数が多くて100Wh以下の容量の小さい機種もあるので、
用途に合った容量のポータブル電源を選びやすいです。
また2022年12月には2048Whの大容量機種も発売されるため、
容量の大きいポータブル電源が欲しいというニーズにも応えられます。
ジャクリも機種は少なくありませんが、幅広いニーズに応えられるという点では
機種数のより多いアンカーが有利です。

寿命の比較
スマホのバッテリーも充電と使用を繰り返すことで劣化しますが、
ポータブル電源も同様に充電と使用の繰り返しで劣化していきます。
0%から100%まで充電して0%になるまで使用するのを1サイクルとして、
ジャクリは最大1000サイクルまで80%の蓄電能力が保証されています。
具体的には容量が1000Whまでの機種は500サイクル、1500Whは800サイクル、
2000Whが1000サイクル保証です。
アンカーは
・256Wh
・512Wh
・1024Wh
・1229Wh
の現行機種と2048Whの新機種には特に耐久性の高い
リン酸鉄リチウムイオン電池というものが使われています。
リン酸鉄リチウムイオン電池が使われている機種は何と3000サイクルまで
80%の蓄電能力が保証されます。
従来のリチウムイオン電池が使われている機種の寿命はジャクリと変わりませんが、
リン酸鉄リチウムイオン電池の機種の寿命はジャクリの3倍以上です。
アウトドアなどで頻繁にポータブル電源を使う機会がある場合には、
より寿命の長いアンカーの方が適しています。
なお、機器自体の寿命ではなく、あくまで電池セルの理論上の寿命になります。
リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したポータブル電源だと、
専門メーカーのECOFLOW(エコフロー)も同様の機種を取り揃えているので、こちらでもいいかもしれません。
価格の比較
ポータブル電源は容量によって価格が違うので、
容量がほぼ同じ1000Whクラスの価格で比較します。
ジャクリの1000Whの機種は公式サイトでは139,800円、
公式サイトや通販サイトのセール時には10万円前後で購入することも可能です。
アンカーの1000Whクラス(1024Wh)は
公式サイトでも大手通販サイトでも149,900円となっています。
セール時なら10万円前後で購入できる可能性がありますが、
アンカーはジャクリほどセールを行っていません。
ジャクリはセールを結構頻繁に行っているので、
価格で比較するとジャクリの方がお得と言えます。
安全性の比較
ポータブル電源は持ち運ぶ機会も多いため、
振動や落下によって故障や液漏れなどが発生しないかどうかも重要です。
ポータブル電源は電気用品安全法の対象外ですが、ジャクリもアンカーも
電気用品安全法に適合していることを示すPSEマークが表示されています。
PSEマークに加えて輸送時の安全維持の指標であるUN38.3も両者取得しており、
ポータブル電源としての安全性はかなり高いと言えます。
さらにアンカーのポータブル電源は一部の地方自治体で非常用電源として
採用されているのです。
安全性についてはジャクリとアンカーで大きな差は無く、
どちらのポータブル電源でも安心安全に使用できます。
まとめ
ジャクリとアンカーのポータブル電源を比較しましたが、
全体的にはややアンカーの方が有利となっています。
ただジャクリの方がリーズナブルで、
コスパを重視するならジャクリという選択肢もありだと思います。
ポータブル電源を選ぶ上で何を重視するのかをよく考えて、
ジャクリ・アンカーどちらのポータブル電源を購入するか検討するといいでしょう。

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