HuaweiとNECとGalaxyとNetGearとZTEのモバイルルーターはどれがいい?
この記事を読めば、HuaweiとNECとGalaxyとNetGearとZTEと富士ソフトで、どのモバイルルーターを選べばいいか大体わかります。
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まず、5社がどこの国のどのような企業なのか見ていきましょう。
おすすめだけ知りたいという場合は、おすすめはどれ?まで飛ばして読んでください。
5社の会社概要
Huawei(ファーウェイ)
製造元:華為技術
中華人民共和国の情報通信機器メーカー。米国の制裁により部品等の調達難に。スマホ事業を縮小し、多角化。
固定回線用の無線LANルーター(Wi-Fiルーター)の製造販売も行っている。モバイルルーターは、ワイモバイルのPocketWiFiに加え、SIMフリーモデルが販売されている。
以前は、So-net等のWiMAX各社や、NTTドコモ、KDDI(au)でも定番のメーカーだったほか、
SoftBank Airのホームルーターも製造していた。SoftBank Airは中国OPPO製に、ドコモやauはシャープ製に切り替わった。

NEC(日本電気)
製造元:NECプラットフォームズ
日本の大手メーカー、NECの子会社。日本企業では最有力。複数の国内拠点を有し、ホームゲートウェイやアクセスネットワーク製品は、掛川事業所で開発が行われている。
固定回線用の無線LANルーター(Wi-Fiルーター)の製造販売も行っている。
モバイルルーターは、GMOとくとくBB、
So-net、DTI WiMAX2+
等のWiMAX事業者でよく販売されている。
格安SIMではIIJmioなどでも販売されている。20GBくらいまでのデータ量で良ければ、IIJmioのデータプランはドコモ回線対応で料金も安い。SIMフリーモデルもある。
Galaxy(ギャラクシー)
製造元:サムスン電子
韓国の大手電機メーカー。スマホ世界シェア首位で、WiMAXモバイルルーターに参入。大きく見やすい液晶画面が特徴的。
BIGLOBE WiMAX、DTI WiMAX2+
など各社で販売されている。
NetGear(ネットギア)
製造元:ネットギア
米国の通信機器メーカー。固定回線用の無線LANルーター(Wi-Fiルーター)や、各種ネットワーク機器(スイッチングハブ等)の製造販売も行っている。
モバイルルーターは、以前は格安SIMキャリアでも販売されていた。SIMフリーモデルが販売されている。
ZTE
製造元:中興通訊
中華人民共和国の通信機器メーカー。スマホも販売している。BIGLOBE WiMAXやDTI WiMAX2+
等のWiMAX各社で、モバイルルーターやホームルーターが販売されている。
他にも、ワイモバイルのPocketWiFiなどでも採用されており、外資系では現在、最も有力なメーカーとなっている。
ワイモバイルのPocketWiFiでは、ZTE製の5Gモデルが追加された。
その他のメーカー
Fujisoft
製造元:富士ソフト
横浜の大手SI。個人向けソフトでは、スマホ用日本語入力アプリ「FSKAREN」や、年賀状ソフト「筆ぐるめ」が知られる。
モバイルルーター等も販売しており、NURO Mobileなどで販売されているほか、SIMフリーモデルもある。
SHARP
製造元:シャープ
大手電機メーカー。台湾鴻海の子会社。ファーウェイの採用が減ったことにより、大手キャリア3社へモバイルルーター等の供給を開始。

OPPO(オッポ)
製造元:OPPO广东移动通信
中華人民共和国のスマホブランド。SoftBank Airに新たに追加された、5Gモデルの製造委託先に選ばれた模様。なお、据え置きモデル。

日本製と海外製がある
以上みてきたことから、
日本メーカー
NEC(NECプラットフォームズ)
Fujisoft(富士ソフト)
SHARP(シャープ)
海外メーカー
Huawei
Galaxy
NetGear
ZTE
OPPO
ということがわかります。
つまり、この中で有力な日本製の国内メーカーは、実質NECとシャープのみです。
国内メーカーの中だと、シャープは現状、実質大手キャリアにしか供給していないため、NECが一番有名になっています。
富士ソフトは、SIMフリーモデルが必要な場合は選択肢に入ってくると思います。同社はLTE USBドングルやGPS端末の販売も行っています。
ただ、NECからもSIMフリーモデルは発売されています。
どれがおすすめ?
おすすめのメーカーはこれ
おすすめのメーカーは、NECです。
各メーカーにはそれぞれ強みがあり、特にHuawei(ファーウェイ)、ZTEの中国メーカーなどは低価格が特徴となっています。Huaweiが制裁問題で新規に採用されなくなりましたが、ZTEは多くの事業者に採用されています。
ただ、NECのモバイルルーターもコスパは悪くなく、むしろ比較的安いです。
何と言っても、日本メーカー製という安心感は絶大ですね。
NECは、固定回線向けの無線LANルーター(Wi-Fiルーター)も製造販売しており、技術的な経験も豊富です。
基本的には、NEC製のモバイルルーターを選んでおけば問題ないと思います。
海外メーカーでは、ZTEが実績豊富でおすすめです。
楽天モバイルを利用されたことがない方であれば、新規契約で中国Harvilon製のRakuten WiFi Pocketが実質1円とかで買えます。都市部にお住まいで、あまり使用しないライトユーザーの場合はこれでもいいと思います。
どこで買えばいいの?
NEC製とZTE製のモバイルルーターには、高性能なWiMAXモデルと、シンプルなSIMフリーモデルがあります。
WiMAXは、本格的なブロードバンド環境を必要とする方におすすめです。SIMフリーモデルは、あまり使用しないライトユーザーの方に適しています。
WiMAXの場合
NEC製のモバイルルーターは、SIMフリーモデルもありますが、高性能なモデルやホームルーターについては、WiMAXで販売されています。
WiMAXサービスによっては、NEC製モバイルルーターが無料でついてくる場合も多いです。
高速安定なモバイルブロードバンドが必要な場合には、WiMAXサービスの利用も検討してみてはいかがでしょうか。
有名どころでは、GMOとくとくBB、
BIGLOBE WiMAX、
So-net、DTI WiMAX2+
などが挙げられます。
SIMフリーモデルの場合
一方、SIMフリーモデルの場合、モバイルルーター本体をネットショップ等で購入し、格安SIMを差して使う場合が多いと思います。
格安SIMをまだ契約されていない場合、楽天モバイルがおすすめです。
楽天モバイルをまだ利用されたことがない方の場合、新規契約で中国Harvilon製の「Rakuten WiFi Pocket」が実質1円で購入できます。
楽天自社回線エリア内では、実質データ使用量に上限がありません(無制限ではない)。一方、都市部以外などでは、エリア外の地域もあります。エリア外では月5GBの制限があります。
使用しない月は、ほぼ料金負担なく維持できます。
ドコモ回線対応が良い場合、それほど使わなければIIJmioがコスパ良いです。20GBくらいまでのデータ量で良ければ、IIJmioのデータプランは料金も安い。
まとめ
本格的なモバイルブロードバンド環境を必要とする場合は、WiMAXのNEC製モバイルルーターがおすすめです。
都市部にお住まいで、楽天モバイルをまだ利用されたことがない方の場合は、楽天モバイルの「Rakuten WiFi Pocket」がおすすめです。
ドコモ回線対応が良い場合、IIJmioがコスパ良い。20GBくらいまでのデータ量で良ければ、IIJmioのデータプランは料金も安い。
すでに格安データSIMを契約されている方の場合、SIMフリーモデルのNEC製モバイルルーターを単品購入されることをおすすめします。
おトクにWiMAXを始めたい方へ

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