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富士通(Fujitsu)は中国資本?パソコンやスマホは中国製?[FMV][arrows][富岳]

ノートPC・タブレット

富士通と中国資本の関係の全容

富士通は中国資本との噂を耳にしたことがありませんか?これは事実なのでしょうか。

 

 

そもそも富士通とは

日本の電機メーカー

メーカーとして知られる

富士通は一般的に、日本を代表する電機メーカー、またはパソコンメーカーの一つとして、「Fujitsu」ブランドを用いて事業を展開していることが認知されています。

 

主力事業は移りつつある

一方、同社は、5GやシステムインテグレーションといったICT分野に、事業の軸足を移しつつあります。

富士通
ビジネスのありかたを再構想:新型コロナウイルスにより生じる様々な社会課題の中において、富士通はお客様へ製品・サービスの提供を継続し、当社の強みであるテクノロジーを積極的に活用しながら課題解決に取り組んでまいります。

 

川崎の企業

富士通株式会社は、川崎市に本店を置く企業です。

NEC(Japan)
NECは、AI、5Gなどの最先端ICTにより、社会や産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進します。DXで安全・安心・公平・効率という社会価値を創造し、誰もが人間性を十分に発揮できる持続可能な社会の実現を目指します。

 

東証一部上場企業

同社は、東京証券取引所市場第一部に上場する企業です。

NEC[6701]の株価・株主優待など。
【代表的ハイテク企業】通信、IT機器に強み。サービスにも力。 この企業の最新ニュース、業績、株価・株主優待、配当利回りをワンストップで提供。

 

 

 

川崎フロンターレの親会社

公式スポンサー

富士通は、サッカーJ1、川崎フロンターレ(川崎市)の親会社としても知られます。

川崎フロンターレ オフィシャルWEBサイト
最新のお知らせ、チケット・等々力競技場の情報、試合の情報・結果、選手・スタッフ紹介、アカデミーの情報など、川崎フロンターレのあらゆる方法をお届け!

 

なぜ中国資本説が生まれるのか

このように、富士通は正真正銘の日本企業です。では、なぜそんな富士通に中国資本説が生まれるのでしょうか。

それは、同社のパソコン事業に起因すると考えられます。

 

 

 

Lenovo(レノボ)という存在

この件には、とある中国企業が関わってきます。

それは、パソコン売り場などでよく見かけるあのブランド、「Lenovo(レノボ)」です。

 

 

中国のパソコンメーカー

社名は「聯想集団」

レノボは、正式には「聯想集団(レノボ・グループ)」といい、中国(中華人民共和国)に本社を置く、パソコンなどを製造するメーカーです。

同社は「香港に登記するグローバル企業」を標榜していますが、実質的な本社は北京にあり、中国企業であると見られています。

レノボの強み | レノボジャパン キャリア採用サイト
レノボ・ジャパンのキャリア採用情報です。「テクノロジー・カンパニーとして、常に最高の利用体験をもたらす製品・サービスを提供し、ワークスタイル・ライフスタイルの変革によって、お客様の成功と豊かな社会の実現に貢献する」このビジョンに共感し一緒に実現したいと考える、活力あふれる人材を募集しています。
レノボ(Lenovo Group、聯想集団)
 レノボは中国のパソコン、スマートフォン/タブレットメーカー。2004年に米IBMのパソコン事業を買収し、世界大手のパソコンメーカーとなった。IBMからブランドを引き継ぎ、ノートパソコン「ThinkPad」などを販売する。2013年の年間パソコン出荷台数世界シェアでは、米HPを抜いて1位になったとみられる。
聯想集団とは何? Weblio辞書
聯想集団とは?IT用語辞典。 読み方:レノボ別名:聯想集団,Lenovo CorporationLenovoとは、1984年に中国で設立された電子機器メーカーである。PC、タブレット型端末、スマートフォン等のハードウェアを主に製造...

 

ブランド名は「Lenovo」

現在、同社が使用しているブランド名は「Lenovo(レノボ)」です。

かつては「lenovo」と、最初が小文字で始まるロゴを採用していましたが、読み方は同様に「レノボ」です。

イメージの刷新などを狙いとして、2015年に新ロゴが発表されました。

脱皮を目指すLenovoが新ブランドロゴを発表
Lenovo Group(以下Lenovo)は5月28日(現地時間)に、本社がある中華人民共和国北京市内において「Lenovo Tech World」と呼ばれるプライベートイベントを開催する。
Lenovo、ブランドロゴを刷新 - 変化を示す象徴に
Lenovoは、同社が5月28日に開催を予定するプライベートイベント「Lenovo Tech World」に合わせて、ブランドロゴを刷新すると明らかにした。これは「Lenovo Tech World」に先駆けて行われた記者説明会にて、Lenovo アジア・パシフィック地域のCMO(Chief Marketing Off...
https://ascii.jp/elem/000/001/012/1012107/

 

中国科学院

聯想集団の前身である「中国科学院計算技術研究所新技術発展公司」は、中国政府系研究機関として知られる、「中国科学院」の一部門であった

「中国科学院電子計算器研究所」出身の柳伝志氏によって、1984年に中国で設立されました。

聯想集団
 「概説」 聯想集団は1984年、中国科学院(科学アカデミー)計算技術研究所が20万元を投じ、11人の科学者によって設立された。現在では情報産業界で多元的な発展を遂げた大型企業グループに成長している。
レノボの創始者・柳伝志氏が退任 18日に正式発表
【12月17日 CNS】複数の独立リソースの情報によると、著名な企業家で聯想集団(レノボグループ、Lenovo)の創始者である柳伝志(Liu Chuanzhi)氏はまもなく聯想ホールディング(Legend Holdings)董事長を退任する。
落ちこぼれ科学者がいまや「レノボのドン」楊元慶の背後に中国政府あり(近藤 大介) @gendai_biz
「現代ビジネス」は、第一線で活躍するビジネスパーソン、マネジメント層に向けて、プロフェッショナルの分析に基づいた記事を届ける新創刊メディアです。政治、経済からライフスタイルまで、ネットの特性を最大限にいかした新しい時代のジャーナリズムの可能性を追及します。
チャイナパワーを世界に知らしめた先駆者「レノボ」の柳伝志氏が引退 | 36Kr Japan | 最大級の中国テック・スタートアップ専門メディア

 

 

 

世界首位級のPCメーカー

Lenovo(レノボ)は、世界トップクラスのシェア(市場占有率)を誇るPCメーカーです。

東洋経済新報社『会社四季報業界地図』によれば、2018年の世界シェアは米HPに次ぐ2位でした(同3位は、米デル)。

HP Directplus -HP公式オンラインストア-

デルオンラインストア

 

 

 

レノボによるM&A

ThinkPadの事例

レノボは巧みなM&A(合併および買収)で知られる企業です。

特に有名なものとして、米IBMに対する事業買収が知られています。

レノボは、2004年に米IBMのパソコン事業を買収し、「ThinkPad(シンクパッド)」「ThinkCentre(シンクセンター)」で知られる、同社のブランドおよび資産を手に入れ、ハイエンドPC市場において飛躍を遂げたのです。

 

 

 

NECに続き、富士通の事業を買収

NECパーソナルコンピュータを買収

レノボのM&Aは、日本でも行われました。

NECのパソコン部門であったNECパーソナルプロダクツを前身とする、NECパーソナルコンピュータを共同持株会社の傘下とすることで、実質的に買収したのです。

1月27日にNECとレノボが発表しました合弁会社設立の広報につきまして : NEWS: ビジネスPC | NEC
【ビジネスPC】Windows® 7 64ビット用ドライバ提供開始に関するご案内
NECとレノボが合弁会社を設立、国内最大のパソコン事業グループが誕生(2011年1月27日): プレスリリース | NEC
NECとレノボは本日、世界で第3位のパソコン市場である日本において、戦略的提携に基づいた合弁会社の設立を発表しました。
「NEC PCは秘密兵器」と語るレノボ・ジャパン新社長の意気込み
今回は、レノボ・ジャパン&NECパーソナルコンピュータのDavid Bennett 代表取締役社長と、ソースネクストの松田憲幸 代表取締役社長の発言を紹介する。
https://maonline.jp/articles/lenovo20180903

 

富士通クライアントコンピューティングを買収

日本での次なる買収は富士通でした。

富士通のパソコン部門であった、「富士通クライアントコンピューティング」株式の過半数を取得し、子会社化しました。

Lenovoが富士通のPC事業を支配下に。FMVブランドはNECに加え継続
 富士通のPC事業を行なう富士通クライアントコンピューティング(FCCL)に、Lenovo Group Limited(レノボ・グループ・リミテッド)が51%を出資し、レノボ傘下で事業を推進することになる。
レノボがNECに加えて富士通のPC事業も傘下に、合弁会社を設立へ
富士通は、100%子会社である富士通クライアントコンピューティングの株式の51%を中国レノボグループに、5%を日本政策投資銀行に譲渡することを決めた。これにより、富士通ブランドのPC事業は3社の合弁会社による運営となる。
【43.7%】レノボが富士通のPC事業統合 22年ぶり1強に
NECに続き、富士通のPC事業もレノボ傘下でスタートを切ることが正式に発表された。22年ぶりに40%台のシェアを持つ企業グループが日本のPC市場に復活したことになる。

 

国内工場は維持

富士通ブランドパソコンの生産を担ってきた、同社傘下の島根富士通(島根県出雲市)、および富士通グループの富士通アイソテック(福島県伊達市)は維持されました。

島根富士通
島根富士通では、生産量日本一を誇るPC・タブレット製造で培った技術力をもとに「カスタマイズ&キッティングサービス」「ICT運営管理サービス」「製造受託サービス」等ものづくりサービスを展開しております。
会社概要 : 富士通アイソテック
富士通アイソテック株式会社の会社概要です。

 

 

 

富士通のPCは中国資本

Lenovoグループ

このような経緯から、富士通のパソコン事業である、「富士通クライアントコンピューティング」は、

聯想集団(レノボ・グループ)という中国企業の傘下になっています。

 

 

 

スマホ事業は国内資本

一方、携帯電話端末事業に関しては、様相が異なります。

 

国内投資ファンドに売却

ポラリス・キャピタル・グループが買収

富士通のスマホ事業部門である、「富士通コネクテッドテクノロジーズ(FCNT)」については、

中国企業ではなく、国内投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループに売却されました。

 

ポラリス・キャピタル・グループについて

また、ポラリス・キャピタル・グループの買収によって、FCNTは国内スマホメーカーではなくなったという論調が見られます。

しかし、「Polaris」を名乗る投資ファンドは世界に複数あると見られ、この中でも同社を買収したファンドは以下の「ポラリス・キャピタル・グループ」(東京)であり、

出資構成は不明ですが、みずほ証券を母体とする国内の投資ファンドで、経営陣はすべて日本人です。

会社概要 – ポラリス・キャピタル・グループ株式会社
ポラリス・キャピタル・グループ(株)は、企業の事業再編・再構築を支援するプライベートエクイティ(未公開株)ファンド運営会社です。
マネジメントメッセージ – ポラリス・キャピタル・グループ株式会社
ポラリス・キャピタル・グループ(株)は、企業の事業再編・再構築を支援するプライベートエクイティ(未公開株)ファンド運営会社です。

 

「arrows」「らくらくホン」

FCNTは、「arrows」「らくらくスマートフォン」のスマホブランド、「arrowsケータイ」「らくらくホン」の従来型ブランドを抱えています。

NTTドコモで販売されている機種は、後述の通り日本製になります。

海外生産の機種は楽天モバイルワイモバイル、ソフトバンク、SIMフリーとしても販売されています。

端末に見る富士通コネクテッドテクノロジーズの変革、この1年で何が変わったのか?
 1年ほど前、投資ファンドのポラリス・キャピタル・グループ傘下に入った、富士通コネクテッドテクノロジーズ。先ごろの新モデル発表会では、arrowsには珍しい海外メーカーで製造された端末や、翻訳専用機「arrows hello」など、これまでのarrowsシリーズからすると毛色の違うモデルが登場した。

 

 

ドコモ向け機種は日本製

FCNTは神奈川県大和市の本社に加え、北海道札幌市、兵庫県加東市に拠点を持つことから、これら拠点でスマートフォンの開発が行われていることが推測されます。

また、NTTドコモ向けの機種は、同じくポラリス・キャピタル・グループ傘下のジャパン・イーエム・ソリューションズ本社工場(兵庫県加東市)で生産されていますので、日本製です。

一方、インプレスによれば、ソフトバンクなどで販売しているエントリースマホは海外生産になります。

「arrows」シリーズを支える工場が見据えるもの作りの未来
arrowsシリーズやらくらくスマホを製造する工場の責任者に、日本のもの作りの未来を直撃インタビュー!
純国産スマホ「arrows」シリーズの高品質のヒミツを探る (1/2)
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その他事業は国内資本

富士通の、その他多くの事業は国内資本です。

 

空調機器事業


エアコンや空気清浄機に関しては、富士通子会社の富士通ゼネラル(川崎市)が展開しています。

なお、同社は中国において部品合弁事業を行っていますが、会社自体は国内資本です。

富士通ゼネラル - FUJITSU GENERAL Japan
富士通ゼネラルの公式ウェブサイトです。製品 & サービス、サポート、企業情報、採用情報等を掲載しています。

 

 

スキャナ事業


ドキュメントスキャナやキーボードなどを手掛けるPFU(石川県かほく市)は、富士通の子会社です。

株式会社 PFU
株式会社PFUのWebサイトです。世界シェアNo.1のイメージスキャナー、情報KIOSK(キオスク)端末、組込みコンピュータ、ドキュメントソリューションなどのソリューション情報を紹介しています。PFUは「技術と信頼のPFU」のスローガンのもと、お客様と共に進化することを目指しております。

 

 

スパコンや5G、SI

「富岳」など

スーパーコンピュータ「富岳」やかつての「京」、5G事業、システムインテグレーションなどの最先端事業に関しては、富士通本体やその子会社が手掛けています。

理研・富士通のスパコン「富岳」、世界一維持 2期連続
理化学研究所と富士通が開発したスーパーコンピューター「富岳(ふがく)」が、17日に公表された計算速度を競う世界ランキングで首位を維持した。富岳が世界一になるのは今年6月に続いて2期連続。新型コロナウ
スーパーコンピュータ「富岳」について
スーパーコンピュータ「京」の後継機、ポスト「京」の開発について
スーパーコンピュータ「富岳」 : 富士通
富士通が理化学研究所と共同開発した、世界最高水準のスーパーコンピュータ「富岳」をご紹介します。

 

このほかにも、富士通は多くの事業を手掛けています。

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