VAIO・Surface・レッツノート・ThinkPadを比較、どれを買うのが正解?
今や仕事に勉強に欠かせないパソコンですが、
特に持ち運びに便利な軽量コンパクトの「モバイルノートパソコン」を選ぶケースも増えています。
では、モバイルノートパソコンの新規購入・買い替えで
「VAIO」「Surface」「レッツノート」「ThinkPad」どれを選ぶのが良いか比較してみましょう。
メーカーの信用度はThinkPad
メーカーの信用度を比較すると、ThinkPadが一番です。
VAIO(バイオ)
VAIOのメーカーは、ソニーではなく「VAIO株式会社」です。
1996年にアメリカで先行発売され、
日本では1997年に初代が発売されたVAIOは、元々はソニーが開発しました。
発売当初こそ「ソニーのパソコン」として人気がありましたが、
発売から10年と経過していない2005年には収益改善が見込めなくなってしまいます。
2014年にソニーは日本産業パートナーズにパソコン部門を譲渡、
日本産業パートナーズがVAIO株式会社を設立してVAIOブランドを引き継ぎます。
2025年1月に大手家電量販店「ノジマ」が株式の90%以上を取得して、
VAIO株式会社を子会社としました。
現在VAIO株式会社はノジマの子会社であり、
実質的にVAIOは家電量販店ノジマのパソコンブランドとなっているのです。
ちなみにソニーも4%程度の株式を保有し続けており、
パソコン部門譲渡後もソニーストアでVAIOを販売し続けています。
SONYから受け継いだクールなデザインが一番の強みです。
Surface(サーフェス)
Surfaceのメーカーは、
OSのWindowsでもお馴染みの「Microsoft」です。
1975年創業で、元々はソフトウェアが中心でしたが、
2001年に家庭用ゲーム機Xboxを発売を機に本格的にハードウェア市場にも参入します。
Surfaceの発売は2012年でパソコンメーカーとしての歴史は10年余りですが、
世界シェアは3%程度を有しており、多くの日本メーカーより売れています。
当初はタブレットPCのみでしたが、現在はモバイルノートパソコンも販売しています。
Let’s Note(レッツノート)
レッツノートのメーカーは、
日本を代表する家電メーカーでもある「パナソニック」です。
1917年、後に「経営の神様」とも言われた松下幸之助氏が
電球用ソケットの製造販売を開始したのがパナソニックの始まりです。
1996年に初代レッツノートを発売、
パナソニックはパソコンメーカーとしても歩み始めました。
特にビジネス・法人向けの堅牢なモバイルノートパソコンとして、
Let’s Noteには根強い需要が存在します。
ThinkPad(シンクパッド)
ThinkPadは、日本IBM大和研究所によって開発されたビジネス向けノートパソコンです。
宇宙でも使える「赤鼻(トラックポイント)」と、幕の内弁当モチーフのデザインが特徴的で、
堅牢さとコストパフォーマンスを併せ持つトップクラスのブランドとして知られます。
ThinkPadは元々IBMのパソコンブランドでしたが、IBMのパソコン部門が
Lenovoに買収されたことで現在はLenovoのパソコンブランドとなっています。
LenovoはDellやHPなどを抑えてパソコンの世界シェア1位を獲得、
その座を10年以上に渡って守り続けています。
日本限定ならパナソニックが一番信用できますが、
世界的に見るとThinkPadのほうが信用度は上です。
レッツノートは国産、ThinkPadとVAIOは一部国産、Surfaceは中国産
レッツノートとThinkPad、VAIOの一部モデルは国内で作っており、
Surfaceはほぼ全量が中国での生産となっています。
VAIOは、ソニーから引き継いだ長野県安曇野市にある工場でハイエンドモデル、
中国で比較的廉価なエントリーモデルを作っています。
エントリーモデルは中国の工場に製造委託していますが、
出荷前の最終チェックを行っているのは安曇野工場です。
Microsoftはパソコンの自社工場を持っておらず、
日本を含む東アジア向けのSurfaceはほぼ全量が中国の工場への製造委託です。
委託しているのは製造だけで、
製造工程の管理と出荷前の最終チェックはMicrosoftが自社で行っています。
レッツノートは、兵庫県神戸市にあるパナソニックの自社工場での生産です。
自社生産のレッツノートは、品質・性能・安全性のいずれにも問題はありません。
ThinkPadは、受注生産の「米沢生産モデル」が山形県の工場で製造されており日本製、
即納モデルやエントリーモデルのEシリーズなどは中国で製造されています。
中国は今や世界の工場であり、多くのパソコンメーカーが
中国に自社工場を持っていたり、製造委託によってパソコンを作っています。
中国の製造業者は高いパソコン製造技術とノウハウを持っているので、
SurfaceやThinkPad・VAIOの一部モデルなど中国製パソコンの性能は高いです。
さらに中国で生産しているThinkPad・VAIOもSurfaceも製造管理と最終チェックは
自社で行っているので、品質と安全性にも問題は無いです。
ただ日本では国産に対する信頼度が非常に高いですから、
全量国産のレッツノートや、ThinkPadの米沢生産モデルに魅力を感じる人は多いでしょう。
特に法人向けなど、絶対的なコスパより信頼性を優先する場合は、
ThinkPad・VAIOの国産モデルを含め、日本製のPCは適しているかもしれません。
価格が安いのはSurface・ThinkPad
VAIO・Surface・レッツノート・ThinkPadの中で、
価格がリーズナブルなのはSurfaceとThinkPadです。
VAIOの公式オンラインストアで
・OS Windows11Home
・ディスプレイ 14.0型
・CPU Intel Core Ultra7 155H
・メモリ 32GB
・ストレージ 1TB
という構成のVAIOが354,800円で販売されています。
ディスプレイが「13.8型」でCPUが「Snapdragon X Elite」である以外は上記と同じ構成の
SurfaceのMicrosoft公式オンラインストアでの価格は319,880円です。
CPUが「Ultra7 165H」である以外は上記と同じ構成のレッツノートが、
パナソニックの公式オンラインストアでは403,700円で販売されています。
ちなみに、CPUのUltra7 155Hと165Hは165Hがやや高性能ですがそれほど差は無く、
Snapdragon X Eliteは165Hより高性能です。
SurfaceはCPUの性能が上なのに安いですから、
同程度スペックならVAIOやレッツノートよりSurfaceが安く買える可能性が高いと言えます。
一方のThinkPadはCPUを揃えられませんでしたが、
「Ryzen7 7735HS」搭載のエントリーモデルがクーポン適用で¥113,575、
「Ultra7 155U」搭載機が¥227,953~、「Ultra7 258V」で30万円台となっています。
軽量で持ち運びにも適したThinkPad X1 Carbonも20万円台~で購入できます。
コストパフォーマンスを重視する場合はThinkPadがおすすめです。
携帯性が高いのはSurfaceとThinkPad X1
モバイルノートパソコンは軽量コンパクトが特徴ですが、
携帯性が高くて持ち運んで使いやすいのはSurfaceとThinkPad X1です。
先に価格を比較したモデルの重さは、VAIOが999g、Surfaceが895g、
ThinkPad X1がシリーズによって986g~1008g、レッツノートが1134gとなっています。
VAIOとSurfaceは100gほどの差ですが、
Surfaceとレッツノートは約250gで小さいペットボトル1本分ぐらいの違いがあります。
通勤時や外出時など短くても数十分程度は持ち運ぶと考えると、
わずか100gでも軽い方が体への負担は小さいです。
また、VAIOは最大9.5時間、Surfaceは最大14時間、レッツノートは最大4.8時間、
ThinkPad X1は型番によって最大11.6~12.6時間の動画再生が可能です。
測定基準が違うので単純には比較できませんが、Surfaceが一番、
次にThinkPadのバッテリーが長持ちすると考えられます。
外出先では充電が難しいことも少なくありませんから、
少しでもバッテリーは長持ちの方が使い勝手が良いです。
軽くてバッテリーが長持ちするSurfaceとThinkPad X1は、
モバイルノートパソコンとしての携帯性がVAIO・レッツノートより高いと言えます。
保証サービスはレッツノートとThinkPad
VAIO・Surface・レッツノート・ThinkPadの中で、
保証サービスが一番充実しているのはレッツノートです。
基本のメーカー保証が1年で、購入時に有料オプションを追加することで
保証期間を延長できるのは3つともに共通しています。
また、延長保証では通常使用の範囲内における自然故障に加えて、
落下や水濡れなど外的要因での故障・不具合も保証対象に含められるのも同じです。
ただ保証を延長できる期間が違っており、
VAIOとSurfaceは最大4年で、レッツノートとThinkPadは最大5年です。
持ち運んで使うモバイルノートパソコンは、
落下や衝撃によって故障や不具合が発生するリスクが高くなっています。
屋外で使う場合には雨による水濡れの危険性もありますし、
保証期間は1年でも長い方が安心です。
保証サービスが充実していて安心して使えることを重視するなら、
ThinkPadかレッツノートがおすすめです。
まとめ
VAIO・Surface・レッツノート・ThinkPadの今回の比較では、
ThinkPadが有利となります。
メーカーの信用度と価格の安さ、携帯性の高さでバランスが良く、
非の打ち所がありません。
国産であることと保証サービスの充実度が重要と考えているなら、
価格は一番高いですがレッツノートを選ぶと良いでしょう。
もっとも、ThinkPadにも米沢生産モデルがあるため日本製は選べます。
VAIOは今回の比較ではいずれも中途半端な印象で、これと言った特徴が無かったので
ThinkPad・Surface・レッツノートに比べるとおすすめ度は低くなります。
ただしVAIOはSONYから受け継いだクールなデザインが一番の強みなので、
デザイン性をより重視する場合は、VAIOが有力な選択肢になります。
コストパフォーマンスを重視する場合はThinkPad一択でしょう。
据え置きで使用するのでとにかく安くという場合はEシリーズ、
携帯性かAI機能も重視する場合はX1シリーズから選ぶのがおすすめです。
【MADE IN JAPAN】日本製のパソコンが欲しい方へ
「MADE IN JAPAN」のパソコン...。
なんとも魅力的な響きではありませんか。
しかし、大手パソコンブランドが、海外メーカーに買収されてしまった昨今、
そのようなパソコンはあるのでしょうか?
実はあります。
しかも、コスパが高ければなおうれしいですね。
「マウスコンピューター」
というブランドをご存じでしょうか?
「マウスコンピューター」
テレビCMなどでご覧になったことがあるかもしれません。
実はれっきとした国内メーカーです。
マウスコンピューターは埼玉県春日部市の発祥で
東京に本社を置く生粋の日本企業。
さらに、親会社は東証スタンダード市場に上場しており、
「JPX日経400指数」の構成銘柄で信頼性は抜群です。
長野県飯山市に自社国内工場を保有し、
同じく長野県内にある2つの協力工場と合わせて
主要モデルはすべて
「日本製(MADE IN JAPAN)」です。
日本人の雇用と税収を守る。
希少な国内工場発のパソコンブランドになります。
日本製なのにコスパが良いノートパソコン
国産ノートパソコンをお探しですか?
日本製のノートパソコン…!
しかもコストパフォーマンスが抜群。
そんなウソのような話が、
マウスコンピューターでは本当になります。
「mouse Aシリーズ」では、Core i7などを搭載した
高性能な国産ノートパソコンが
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大手メーカーではもはやお目にかかれない光景を、
その目でお確かめください。
日本製なのにコスパが良いパソコン。
素晴らしいことだと思います。
→ コスパ最強の国産ノートパソコン「mouse Aシリーズ」
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