ドスパラ(Dospara)とパソコン工房(iiyama PC)とツクモ(TSUKUMO)ではどのゲーミング・BTOパソコンを買うべき？比較してみた
国産パソコンのゲーミングPCメーカーはいくつかありますが、
どれを選ぶかとなると難しいです。
そこで今回は「ドスパラ」「パソコン工房」「ツクモ」では、
どちらでBTOパソコンを購入するのが良いのか比較してみましょう。
ドスパラもパソコン工房もツクモも国産メーカー
ドスパラ（Dospara）
ドスパラはパソコンショップの商号で、
運営しているのは「サードウェーブ」という会社です。
サードウェーブの本社は東京、ドスパラの本店は秋葉原で、
パソコン工房とは逆に東日本を中心に全国店舗を展開しています。
ちなみにドスパラは「DOS/Vパラダイス」の略で、
DOS/Vは日本で開発された日本語が使えるOSのことです。
DOS/Vパソコンを扱うので商号をDOS/Vパラダイスとして、
Windowsの登場でDOS/Vがあまり使われなくなったことでドスパラと改称しました。
パソコン工房（IIYAMA PC）
パソコン工房は大阪に本社がある「ユニットコム」が運営するパソコンショップで、
ユニットコムは「MCJ」という持株会社の子会社です。
MCJは国産パソコンのBTOメーカーの1つであるマウスコンピューターの前身で、
現在はマウスコンピューターもMCJの子会社となっています。
パソコン工房の店舗は全国にありますが、
運営会社であるユニットコムの本社が大阪なので西日本の方が店舗数が多いです。
→ パソコン工房（公式通販ストア）
ツクモ（TSUKUMO・eX.Computer・G-GEAR）
ツクモの前身は九十九電機で、1968年にアマチュア無線機器販売として創業、
1977年にパソコンの取り扱いを開始します。
2008年に経営が破綻して2009年にProject Whiteという会社に事業譲渡されました。
Project Whiteはツクモの事業を引き継ぐためにヤマダデンキが作った子会社で、
2021年にヤマダデンキへ吸収されています。
現在ツクモはヤマダデンキのブランドであり、
ヤマダデンキの一部門として運営されているのです。
3社とも運営会社に外資は入っておらず純粋な国産メーカーとなっています。
企業グループの規模でいうと、国内最大手の家電量販店ヤマダデンキを
バックに持つツクモが一番信用度が高いです。
メーカーに信用度を重視する場合はツクモがおすすめです。
ドスパラもパソコン工房もツクモも国内生産
ドスパラは元々店舗でパソコンを製造して販売していましたが、
現在は神奈川県綾瀬市ある工場がパソコンの生産拠点です。
ただし全量を綾瀬市の工場で作っているわけではなく、
公式サイトによると一部モデルは海外の工場で製造しているとのことです。
パソコン工房はディスプレイで有名な「iiyama」ブランドのパソコンを
島根県出雲市にある自社工場で作っています。
長野県長野市にもパソコン工房の工場があり、
そちらでもパソコンの一部モデルを製造しています。
ツクモは九十九電機から引き継いだ栃木県那須烏山市の工場で
自社ブランドのデスクトップパソコンを生産しています。
ドスパラもパソコン工房もツクモも日本国内の自社工場でパソコンを作っており、
「Made in Japan」にこだわる人には安心のブランドです。
価格で選ぶならツクモ
価格もパソコンを選ぶ際の重要な要素の1つですが、
価格を比較するとこれもツクモが安くなっています。
例えば
・CPU Core Ultra7 265F
・GPU GeForce RTX 5060Ti
・Windows11
・メモリ32GB
・ストレージ1TB
・光学ドライブ、ディスプレイ、キーボードなし
というスペックのゲーミングデスクトップパソコンがパソコン工房の
公式オンラインショップでは279,800円で購入可能です。
同じスペックのゲーミングパソコンをドスパラで購入すると259,980円、
ツクモのオンラインストアではCPUがCore Ultra7 265のモデルが
249,800円で購入できます。
ちなみにCore Ultra7 265FとCore Ultra7 265では前者のほうが
処理性能が高いもののほとんど差はありません。
マザーボードや電源ユニットなどその他の性能が違うので単純比較はできませんが、
同程度のスペックならツクモが最も安く買える可能性が高いです。
ただし、ツクモにはゲーミングノートパソコンがないので、
ゲーミングノートパソコンが必要な場合はパソコン工房がおすすめです。
→ パソコン工房（公式通販ストア）
納期の早さはドスパラ、送料の安さはツクモ
パソコンを注文してから手元に届くまではドスパラが早いです。
ドスパラは基本的に注文の翌日に発送なので、配送地域にもよりますが、
早ければ注文の翌々日には手元にパソコンが届きます。
土日の注文でもドスパラの翌日発送は変わらず、
土日注文でも最短翌々日に商品が到着します。
一方のツクモ、BTOパソコンについては、
購入金額に関わらず全国一律2,200円の送料です。
即納を重視しないならツクモだと送料が安く済みます。
サポートはパソコン工房
パソコン購入後のサポートを比較すると、
少しだけですがパソコン工房の方が上と言えます。
メーカー保証は基本1年で、追加料金を払うことでツクモは3年、
パソコン工房は最大4年、ドスパラは最大5年まで延長可能です。
水濡れや落下などによる故障にも対応した物損保証は、
パソコン工房は最大4年、ドスパラとツクモは最大3年となります。
ドスパラではメーカー保証は4年目以降は無償修理は年2回に限られ、
物損保証も12か月ごとに2回の保証しか受けられません。
パソコン工房は自然故障は金額・回数無制限で保証が受けられますし、
物損保証も修理金額が本体価格の100%に達するまでは回数制限なしです。
保証期間に大きな違いはありませんが、保証内容に小さくない違いがあるので
サポートではパソコン工房がやや上となるわけです。
まとめ
ドスパラとパソコン工房とツクモを比較しましたが、
今回の比較ではツクモが有利ではないでしょうか。
何より価格と送料が安いので、高価な買い物である
ゲーミングPC・BTOパソコンを少しでも安く購入できます。
ただしツクモにはゲーミングノートパソコンがないので、
ゲーミングノートパソコンが欲しい場合、
それからサポート重視ならパソコン工房という選択肢もありです。
→ パソコン工房（公式通販ストア）
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